2007/12/30

Dell "Inspiron 640m" と帰省

年末なので1年ぶりに帰省してみた。 おそらく家をでて一週間も実家にいるのは初めてだろう。

仕事の都合で12/31-1/3は電話が鳴ってすぐにPCが使えるところにいないといけないので、その日の移動を避けて新幹線のチケットを予約したところ1週間も実家にいることになったのだ。
車ですぐに戻るか、PCとAir H"を持っていけばいいのかもしれないが、田舎のため親戚回りも車で電波の届かないような道を1、2時間走らないといけない。 おかげで、家からほとんど出る事ができないが、本が読めてプログラミングもできそうだ。

さて、そのために仕事用パソコンの他にDellのノートパソコン "Inspiron 640m" も持ってきた。 どうも以前から発色が悪い事が気になっていたけれど、色補正機能で輝度(明るさ)を下げてあげると、満足の行く画面になった。デフォルトで明る過ぎるから白けてしまったのですね。

手持ちの中でCPUは最速なのにメインマシンじゃないからいままで放っておいたけれど、こんな発見もおもしろい。
だらだら動画やニュースをみていないで、何かを生み出す仕事を早くしよう。

2007/12/25

PS3 Linuxが起動しない

システムのアップデート 2.10 でPS3に導入されたLinuxが起動しなくなる問題を知らなかったために、休日にLinuxを立ち上げるところでつまづいてしまった。
新しいAddon-CD 2007/12/20 では対応しているという事なのでさっそく導入してみる。

Linuxを起動しようとしてテレビに何も出力されなくなったところからの流れはだいたい次のとおり。

  1. 電源ボタンを長く押し、電源を切る
  2. 起動時に同じく電源ボタンを5秒以上押し、PS3(GameOS)を起動
  3. Addon-CDを挿入し、「他のシステムのインストール」を実行
  4. Addon-CDを排出!
  5. 起動時の優先順位を「他のシステム」に変更し、直ちにリスタート
Fedora Core 7 (FC7)に付属のkernelを使っている場合は、これで起動するようですが、私の場合は Addon-CD に付属のkernelに入れ替えていたので、さらに一手間必要でした。
  1. Addon-CDを取り出している事を確認し、「他のシステム」の起動
  2. 画面が流れ一呼吸あって「kboot: 」のプロンプトが表示されたタイミングで、タブキーを押す
  3. "2.6.23"以外の"2.6.xx-fc7"などのFC7付属のカーネルイメージを選択して、リターンキーで起動
  4. Addon-CDを挿入し、"sudo mount /dev/cdrom /mnt"などで"/mnt"にマウント
    1. $ cd /mnt/target
    2. $ sudo rpm -Uvh glibc*
    3. $ sudo rpm -ivh --force kernel*
    4. $ sudo rm /boot/initrd-2.6.23.img
    5. $ sudo mkinitrd /boot/initrd-2.6.23.img 2.6.23
  5. $ sudo /sbin/shutdown -h now を実行
  6. 自動で電源は切れないため、システムが停止したメッセージを確認してから、Addon-CDの排出、電源ボタンを長く押し停止→起動
まぁ概ねこれでよさそうですが、mkinitrdで作成するイメージファイル名は、/etc/yaboot.conf, /boot/yaboot/yaboot.conf と同じにする必要があります。

うーん、ここまでで休みが1/3ほどつぶれてしまった。

2007/12/16

ゆとり教育かつめこみ教育か

インターネットの動画サイトやblogなどでも「ゆとり」v.s.「つめこみ」的な議論をよく目にするようになった。 ゆとり教育は施策として最悪だと思うけれど、対比するものとしてつめこみ教育を挙げる二元論的な問題提起は危険だろう。

ゆとり教育はもちろん、過去に行なわれてきたいわゆる「つめこみ教育」両方への反省があるとすれば、知識の運用については教えず個人に任せきりで、知識自身というよりは知識の身に付け方やその応用が将来重要になるといった、大人になってから当たり前と思う程度の事を伝えてこなかった点にあると思う。

教育に満足しているという議論は聞いた事がないので、教育というものは時代の要請を遅く実現するものなのかもしれません。 けれど「ゆとり」か「つめこみ」かなんて意味のない議論は止めなければならないでしょう。
自分自身は小学校の時代にアグレッシブな先生に囲まれていたので、3年生の時は一年がかりで肉牛を育ててみたり、さつまいもを育てて市場で売るところまでを2年生で体験したりしました。その他にも各学年での工夫がありましたが、当番や責任というものは常にあったと思います。
別にそれがすばらしいというつもりはないけれど、何をしたら良いかわからない子供に自由裁量を経験させてしまう事はまったく意味がなく、強制的に押し付けるのであれば、せめてテストで計れない何かしらの経験を積ませる事が重要だと思います。

2007/12/10

SysAdmin紙の廃刊

廃刊になったSysAdmin紙からCD-ROM (vol.13) が届きました。 学生の頃に自分でマシンの中身を理解したくてシステム管理に興味を持ったものの、資料といえば図書館にあったSysAdmin紙ぐらいしかない状態だったけれど、なんか「システム管理」っていう言葉から受ける印象とは記事やスタンスが少し違う気がするんですよね。いい意味で。

いまは実験とかするのに、その「環境」を統治するスキルが軽視されているような気がします。
でも現状OSが複雑すぎるのは間違いないので、LISPやSmalltalkが全てにおいて優れているとはいいませんが、土台からコントロールできるというのは正しいアプローチなんだろうとは思います。

まぁGoogleで検索するのが主流な世の中で、物理的な雑誌はもうちょっとマニアックに話題を絞らないとやっていけないんでしょうか。
いや十分にマニアックだけれど、ちょっと残念です。

2007/11/26

PS3かってみた

しばらく前にWirelessがなくて20GBでPS2互換機能のあるPS3が42000円強だったので思わず買ってしまった。 PS2互換機能がないやつは37000円強な値段なので、+5000円でPS2互換機能とSACD再生機能を持つとすると自分としてはそれなりにお買い得でした。

ゲームだけするのには値段が安い方がいいだろうけど、PS2互換機能がないのがすごく微妙ですが、そこそこ訴求できるのではないでしょうか。
けれど「ゲーム機なのにゲーム機能を削るか?」っていうところに違和感を感じてしまいます。

XBox360やWiiは持っていないので次世代機といわるものが、どんなものなのかなと思っていたけれど、有線LANからインターネットにつなぐと評価版のゲームやトレイラームービーがダウンロードできたり、PSPと連携したり、操作感が軽快だったりして、いろいろできるなーと関心しました。
家庭の中心に置くために各種メディアを扱う能力を持たせたり、使い勝手を考えたりしたのだろうけれど、こういう部分の宣伝が足りないんだよなぁ。

経験や印象は客観的に言葉で表現する事が難しく、他人に伝えるのが面倒なので、クチコミで広げやすくなるようなフレーズや説明方法があればきっと普及していくと思いました。

さてさて買ってきたPS3はさっそく80GBにHDDを入れ替えて1週間ほど使ってみると、30GBほど消費していました。20GBだと少し足りないですね。外付けのUSB HDDも使えるけれど、フォーマットが必要なのと外部ディスクを選択するのはやはり面倒そうなので、買ってすぐの換装が楽です。

さらにLinux用のパーティションを切って普通にFedora 7を入れて、Cell SDK 3.0を入れてみました。簡単なサンプルをなんとか走らせられるレベルにまで、この週末で何とか到達できたかな。

Linuxとゲノム計算でほとんど使って、あまりゲームしてないなぁ。まぁいいかゲームはPSPとDSで。 こうなると安いPS3は、Linuxを入れてCellプログラミングをしてみると考えると安いですね。 メモリが256MBでちょっと少ないし、GPU+VRAMにはアクセスできないけれど、Linux機と考えるとこの値段はなかなかすごいです。

Blu-rayのリッピングなんかに使うも良いけれど、LinuxでCellプログラミングしている人のサイトがもう少し増えても良いかなって思いました。
でもSIMD演算はともかく、Cellの力を出すためにはどういう風にデータを流せばいいのか、本当にわからないです。

まぁ小さいプログラム作るのは楽しいし、年末は楽しめそうです。

2007/11/25

ちょっとうしろめたいですが…
- Reference: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E4%B9%85%E9%87%8D

某動画サイトでたまたま田中久重が作成した万年時計を復元するドキュメンタリー番組をみました。
あまりテレビ番組そのままっていうのは見ないようにしていますが、あの万年時計を扱っているのでみてしまいました。初期のプロジェクトXと同じくらいの感動で、DVD出たら欲しいなって思いましたが、出ていないようですね。

「江戸時代の」といわれると時代背景から道具や材料がないのによくやった、といった印象を持ちがちですが、いつまでも勉強を重ねる、現代でも通用する、その生き様に強く共感でき、魅かれるすばらしい番組でした。

動画サイトにあるものはいつか消えてしまうでしょうが、ぜひDVDなどで長く一般の目に触れるようにして欲しいと願わずにはいられません。

田中久重 - Wikipedia

2007/10/31

過去のtranscriptを読んでみて
- Reference: http://cisx1.uma.maine.edu/~wbackman/bsdtalk/bsdtalk115.txt

いろいろなニュースやblogサイトで知りましたが、その中のリンクから過去のBSDTalkからテキストに起されたものへ誘導されたので読んでみました。

APNICの観点からみてIPv4が2,3年で枯渇する話しやIPv6仕様書のバグについての記述なんかが書いてあって勉強になりました。
googleとか使ってみると、2003年にCNETでも米国は2^32中の70%を持っているから、枯渇が問題にならないだろうとか、まぁ随分前から言われていたんですね。

細かくサブネットに分割すれば管理上、機器の接続に直接使えないアドレスが増える事ぐらいは昔とった杵柄とかいうやつで理解していたつもりですが、またまたCNETによるとCiscoのエンジニアが実際に接続可能な機器は2億5千万台と見積っているようです…。
googleでみつかるだけで、いろいろありますね。

しばらく前にIPv6への移行についてのWebページを読んで、IPv4+NATでいいじゃないかという意見をみましたが、確かに自分の周りだけみればNATでいいのですが、いろいろな立場な人々の意見を読んでみるとIPv6への移行は必要なんだなと思います。

知る人は知っている状況を、少なくとも私は認識していませんでしたが、IPv6の普及というのは国策として進めるとかという事とは関係なしに、相当に困難で最後の最後にはみんなから感謝されると思うけれど、そこまでの道程は険しいものなのかなと感じました。

2007/10/29

王立宇宙軍をUSENでみてBlu-ray版を買う

坂本龍一の曲から知っていたので、オネアミスの翼が通り名だと思っていたら、アニメ夜話曰く王立宇宙軍が意図した名前だったらしい。Wikipediaにも現在は正式名称になっていると書かれています。
昔にボーっと見た記憶が微かにあったので、見返したくなってShowTimeの有料放送でみてみたけれど、いやぁマニアうけする売れなさそうなテーマだなぁと思いました。 でも個人的にはすごーく好きで、できればもっと深く掘り下げて欲しかったなって思いました。

掘り下げるのに小説なら文字を足すけれど、映画の場合は音(セリフ)ではなく描写で表現することになるから、この時間ではとてもじゃないけれど足りないんですよね、きっと。 もっともっと描いて欲かったなと思います。
PS3と同時にBlu-ray版を書いました。でもDVDとの抱き合せ販売はどうかと思うんですよね。

2007/10/21

Ubuntu 7.10 へのアップグレードとXen 3.1

Ubuntu 7.10がリリースされたので、7.04からアップグレードしてみました。 だいたい流れは次のようになります。

  1. Gnomeデスクトップからアップデートマネージャーを選択し7.10は選択せず最新にする
  2. 再起動後、再びアップデートマネージャーから7.10を選択し進める
  3. Removalなパケージは消去せずに、とりあえず完了後、再起動する
ここで進めて、Ubuntu 7.10になっています。 以前から使っているXenの仮想マシンを起動してみますが、vif周りのエラーで起動しませんでした。
$ sudo xm create -c /etc/xen/xen01.cfg
Error: Device 0 (vif) could not be ...

vif関連のモジュールや設定は7.04->7.10のアップグレードで消えたわけではなかったのですが、パッケージを確認している途中で、Ubuntu 7.10用にはXen 3.1のパッケージが準備されているようでしたが、"dpkg -l"でみると、システムに登録されているものはXen 3.0のもののままだった事がわかりました。

そこで次のように対応します。

  1. $ sudo apt-get install xen-hypervisor-3.1 libxen3.1
  2. $ sudo apt-get autoremove
  3. $ sudo apt-get install libxen3.1-dev xen-utils-3.1 python-xen-3.1 xen-ioemu-3.1 libc6-xen
前半のステップで、xen3.0関連のモジュールを削除し、最後のステップで関連するモジュールを追加します。いきなり"apt-get autoremove"で削除できそうだけれど、確認していません。

ただここで、xen-utils-3.1 と xen-ioemu-3.1 については次のようなメッセージが"apt-get"の際に表示されて正常に導入できません。

Setting up xen-utils-3.1 (3.1.0-0ubuntu18) ...
.........invoke-rc.d: initscript xend, action "start" failed.
xmは導入されているので、仮想マシンを起動してみます。
$ sudo xm create -c /etc/xen/xen01.cfg
Error: Unable to connect to xend: Connection refused. Is xend running?
xendは導入したばかりなので、システムを再起動します。

再起動後は

$ sudo xm create -c /etc/xen/xen01.cfg
が動きますが、その前に先ほど失敗したモジュールを導入しておきます。
  1. $ sudo apt-get install xen-utils-3.1 xen-ioemu-3.1
ここまでで、Ubuntu 7.10 で以前作成した仮想マシンが稼働しました。 とりあえず今のところ問題なく動いています。

2007/10/20

立花さんの読書術本を読んでみる

立花隆さんの本をAmazonで探していて、目的の本のついでに買った「ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術」(タイトル長すぎ…)を読みました。

いろいろなジャンルの本の寸評があって、今度どれかを読んでみようかと思いながら読んでいくのは楽しいものです。
以前本屋さんでみつけたものの買わなかった本についてもわりと前向きに書かれていて、時間があれば読んでみようかなと思いました。

ここまででも十分だけれど、前後にある序章と、懐しい『「捨てる!」技術』についての長めの章を読んで、買ってよかったなぁと思いました。
一部どうかなぁという部分もあったけれど、学生の頃に「〜技術」を読んで漠然と抱いた違和感 がみごとに書かれていて、すばらしかったです。

まぁ立花さんを持ち上げすぎな感じはしますが、ちゃんといろいろ考えている人が書いたものは自分と意見が合わない部分があったって、読む価値があるものになると思います。読み手としての技量が試されている気もしますが。

昔に書いたものを載せてみる

学生時代にWebに揚げていたものたちを、新しいサイトに載せてみました。
文章が「です、ます」調から「〜る、である」調の混在で恥しいけれど、このblogも同様に文体は、"意識せずに"その時に気分や内容によって変化しているところはあいかわらず。

それでも内容の一部はいま読んでも勉強になるというか、復習になるので、とりあえずこのままにしておこうと思います。

2007/10/13

28年前の事件のその後…

「追跡!28年前の『酒鬼薔薇』事件」のオビに魅かれて、奥野修司:「心にナイフをしのばせて」を読みました。この加害者が弁護士になっている事が同じくオビにあるけれど、加害者のその後を追ったわけではなくて、その被害者の家族を取材して、家族がどのように歩んできたのかを書いた本です。

著者もこの方法しかなかったといっているけれど、この本の構成は非常にユニークで、何かがよくまとまっているわけでもないけれど、読み終ってこういう方法しかなかった事がよくわかります。

これを読んでから、たまたまニコニコ動画で女子高生コンクリ殺人事件の加害者が出所した後のインタビューをみました。職を転々としたりして、結婚したもののあまりうまく行ってはいないようです。それでも悲惨な生活をしているようには見えず、更生しようとしている様が多少は感じられます。
更生とは何なのか、シンプルな疑問が生まれてなかなか良い回答がみつかりませんが。

どちらもいろんな意味で更生しているようです。弁護士の方は「ルールを守ればいいんでしょ(何しても)」という印象があるし、結婚した方は「がんばります…」といった感じだけれど。

少年法の精神は更生のチャンスを与えるという事で、それはすばらしいと思うけれど、国が責任をもって犯罪を犯した少年達のその後をトレースして比較研究して発表するべきだと思います。「更生のチャンスを」という人たちは、少年たちは「反省をする」ものだと信じているか、反省してくれるものと頼っているところがあるように思えて、本当に少年は更生したのか、更生とは何で、その目的に向うための施策が揃っているのか、実際のところよくわかっていないんじゃないかとさえ感じます。

この2つのストーリーを知った後では、現行制度の元では、真に必要な反省がなされたのかわからず、更生したといえるかどうかわからない事が問題だと感じました。

はたして心を壊してしまい、私達の社会が当然と考える、責任や反省を理解できない者を更生させるだけの能力が国の施設などにあるのでしょうか。私達が共通に持っていると信じている社会性を持っていない事を認めて、武士道でも宗教でも良いけれど、そういったベースを紹介する機会が必要なのだと思います。

何が価値観かはわからないし一つにはならないけれど、その一つとして新渡戸稲造の「武士道」かそれをベースにしたなにかを教科書にでもすればいいのかな。
いやいや一つの価値観で全体をまとめようとする事のおろかさは、いままでの歴史で散々証明されてきたのだから、選択肢を増やして様々なものを伝えて受け手が選択する事が重要でしょう。
いまの世の中は大学受験や就職に必要な知識が求められているようにみえて、教師も生徒も当然のようにそれらを与えて、吸収してという様が刹那的で寂しいですね

OracleがBEAを買収?

OracleがBEA社の買収を提案したらしい。記事によれば他の企業も買収レースに参加するだろうという事だった。
最近は必要な事業を育てるというよりは、買うという方向に進んでいるということらしい。ついでに競合する事業があれば潰せるから、それも計算には入っているんだろうけれど、やはり既存の自社にはない製品や技術が目的なんだろう。

経営的には正しくても、「必要なものは買う」という姿勢は技術的な観点では健全な競争状態にあるとはあまり思えない。基盤技術では重複した開発は無意味だと思うけれど、工学的にはいろいろな工夫が必要になるし、競争は必要だと思う。巨大化していった企業は将来の競争相手のいない領域で、便利かどうかわからないものを売ってるなんて事にはならないだろうか。

世の中って多様性によって維持されていると思うんですよね。
若い頃は同じような考え方をみんなすれば平和になるって思ったけれど、きっと硬直化して変化もない、おもしろみに欠けた社会になると思う。

基盤技術の重複開発は無駄だとは思うけれど、国策や技術者を育てるという意味では、そういったものを誰かに任せておくことのツケは後で払う事になると思う。

2007/09/24

著作権法の改正?
- Reference: http://xtc.bz/index.php?ID=472

次回の著作権法の改正で、基本方針としてインターネット経由で未許諾のモノをダウンロードした人を罪とする方針にきまったらしいです。これから運用については議論するらしいですが、どういう運用にするんでしょう。

まぁ親告罪のままなのかわかりませんが、刑事罰にしてさらに非親告罪にしたら、簡単に逮捕されるか任意同行を求められますね。そうでなくても同人誌サークルが「未許諾」とかいうだけして、検察が被疑者不詳のまま書類送検をし続けるとか。と、これを書いた後でリンク先を読んで対象が「録画・録音」だと理解しました。失礼しました。

しかしダウンロードされた事をどのレベルで証明すれば良いんでしょう。あるIPにデータが送信されたからといって、家宅捜索とかしてくれるならかなり面白い事になりそうです。 これまではカタログの写真が無許可で背景に使われたーとか、関係を客観的に主張できる事が暗黙の内に成立していたように思えます。
改正案に実効性を持たせるなら、Webサイトやプロバイダにある程度の情報の提供を強制したり、送信先IPの情報だけで強制捜査ができるようにしないと運用できないですよね。こわい、こわい。 ぜんぜん関係ない事で警察官が家に入ったら「この音楽どこで手に入れました?」とか聞かれちゃうとか。

そこまではないにしても「知っている人」ではない、「前提や技術を知らない善良な大人」が巻き込まれないような運用って相当難しいんじゃないでしょうか。
アップロードサイトに何回でも上げる人を取り締るための調査方法なんかの強化なら良いと思うんですが、海外のサイト経由だったりしてよくわからないから消費者を取り締まれっていうのは、まぁ悪い事は悪いのですが、酷い、無茶な事するなぁと思います。その前にしなきゃいけない事はいろいろあるでしょうに。

どうせ落とし所は、管理団体が「違法ですからー」と言えるようにするところなんだろうけれど、そんな事のために法律の改正をさせるって事自体が履き違えている。
創作活動をする人達にお金がまわる仕組みは絶対に必要で、そのため必要悪が団体組織だったりするはずなのに、なんか立場を勘違いして力の入れる場所を間違えているよなぁ。
個人でネットラジオ番組作ろうとしたらメディアをそろえる事からして現実的に不可能だし、フェアユースの範囲があまり議論されないままに、私的複製から少しはみ出す事がすごーく難しい現実は絶対に問題で解決しなきゃいけないことなのに。録音ではないけれどちょっと外で演奏するのにあんな難しい文書じゃいくら払えば問題ないのかわからないよ。

はぁ、ばかばかしい。

問題の本質 - システムエンジニアの成果主義

ふらっと散歩中に、成果主義について考えて、無駄に歳を取っても高給だったり人事が順番だったりする不平等感を打破するため、年功序列制度を廃止して移行してるんだよね?、と思いました。
どんな問題があるにせよ、事実上年功序列や終身雇用が破綻しているため、あらゆる面で「成果で評価する事」は必然だと思います。

でも成果主義への移行がうまく進むためには「成果を客観的に評価でき(て順位付けができ)る事」が求められますが、実際には人が判断するため主観が入るし成果の中身があいまいな場合もあるかもしれません。

そのため成果主義により引き起される問題のひとつとして「がんばっても評価されないという閉塞感」が挙げられると思います。結局、主義・制度の周りの「成果をみる環境」に問題があるために、主義・制度を変えても「閉塞感」から逃げられないのだと思います。
「ダメな上司」による評価は、どんな基準でやってもダメになりますし、制度を変更する前提として現状の分析と改善が行なわれなければ、変化によって痛みを生むだけで良くはならないでしょう。

しかし前述の通り成果を評価するという事自体はもはや避け難く感じます。 本当に?「終身雇用が崩壊したから、年功序列制度が不適当」なの? 「年功序列がだめだから、成果主義の導入」なの?

経営者はドラスティックな変化の方が即効性がありそうだと思うのかどうかわかりませんが、会社は生きものだとして考えて、癌のような病気の治療が必要だと捉えれば、直感的には変化は少なく、問題の特定と必要最低限の解決策がベストな処方箋という事になるように思えます。
まんま置き換えのようなドラスティックな変化が効果的なのは機械のような規則的な動きをするモノに対する対応策のように思えます。

年功序列が問題なのではなくて、会社からすれば必要な時にリストラができなかったり、給与原資を低く抑えたかったり、働き手からすれば不安定な事に対する見返りを求めたり、という ことなんじゃないかなと思うんですよね。
で、その解決策がいま言われているような成果主義なのかと。

システムエンジニアって、事務方から開発、技術者、単純労働者的ないろんな仕事があって、それぞれチームプレイなのに、そういう職種の括りなので同じ土俵で評価されるんですよね。
いろんな仕事があるのは良い事で、誰でもできそうな仕事であっても、誰かがやらないと周らないですから。そういう仕事をちゃんとやるというところでプライドを持つ事だってわるいわけではないですし、必要なことです。 そうはいっても仕事を理解して進めるためには広い意味で技術が必要で、そういう仕事をちゃんとやっている人と、そういう仕事をちゃんとしないで自分の仕事の中にいる人の間に線が引けない事が問題なんじゃないかなと思います。

結局仕事の内容によって給与が決まって能力に応じて仕事が変化していく、 同じ仕事を続けていく事自体がマイナスに評価されかねない現状を変化させないとだなぁ。
健全じゃないですよ。やっぱり。

2007/09/19

asahi.com:東急田園都市線が1時間半不通 三軒茶屋駅で煙 - 社会
- Reference: http://www.asahi.com/national/update/0919/TKY200709180412.html

asahi.com:東急田園都市線が1時間半不通 三軒茶屋駅で煙 - 社会 これに巻き込まれて、ようやく家に到着した。まぁ電車が止まった事自体はしょうがない。でもね…。
渋谷駅についてからの、流れはだいたいこんな感じ。

  1. 電車復旧しないので、東横線を使ってください、とアナウンス
  2. 東横線では改札前で、田園都市線動きますから、とアナウンス
  3. 戻ってみると、いやいや東横線でお願いします、とアナウンス
  4. 途中で、やっぱり田園都市線動きます、しかも終点行き出ます、とアナウンス
  5. 乗ってみたら、現場検証終わっていないため次の駅で1時間10分ほど停車… orz.

まぁ現場検証終る見込みないなら、終点までの行き先出して運転再開して欲しくなかったな。 迂回路になった方で追い返すかのように「復旧しました」ってアナウンスしてたのも気になる。 これとは違ったガイドを受けた人もいたかもしれないけれど、情報が正確に伝わらなかったのはちょっと問題じゃないかな。

まぁとりあえず「9月19日 02:45現在」の東急線遅延証明一覧曰く、「9月18日 東急線では5分以上の遅れはございません。」ということらしい。 当日24時以降の遅延は反映されないみたいだけれど、24時前の電車は渋谷駅を通過できたのかなぁ…なぞだ…。

それにお金は後で立て替えるから、タクシー勝手に拾って帰ってください、ってのも、現金が手持ちにない身の上には応えたね…。それでもめてた人もいたみたいだし…。

2007/09/17

Ubuntu 7.04 UTF-8なファイルを開き直すと文字化けしている
- Reference: https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Application/EmacsJapaneseSetup

mule-ucsを導入したemacsで、UTF-8なテキストファイルを作成して、再び開くと文字化けしている現象がなかなか回避できていませんでした。Ubuntu 6.06では問題ないのになぁ…。 日本チームのサイトからWikiを辿って、「Emacsで日本語を使えるよう設定するには」を参考に、~/.emacsに記述のなかった次の記述を追加しました。

(prefer-coding-system 'utf-8)
無事にUTF-8で保存されているテキストを開いて、文字化けする事なく表示されました。

2007/09/15

Ubuntu 7.04 loopデバイスを増やしてみる

"max_loop"をキーワードにBlogやhowtoforgeを検索してみると、カーネルパラメーターとして定義していたり、modules.conf に書いていたり、いくつかの方法があるようです。

$ ls /dev/loop*
で確認して、loop0からloop7までの8つしか表示されなければ、デフォルトのままです。 Ubuntu 7.04 (Feisty Fawn)でいくつかの方法を試したところでは、/etc/modules に "loop max_loop=255" と追加した後で再起動すると/dev/loop*が増えていました。
~$ cat /etc/modules
## 
## 他は省略
loop max_loop=255
##
$ echo /dev/loop*
/dev/loop0 /dev/loop1 /dev/loop10 /dev/loop100 ...
この状態で新しいdomUを追加しても、ちゃんとディスクイメージも作成できるし、そのまま起動も問題なくできる。vifデバイスが追加できなかったのもloopデバイス不足が関係していたようにみえます。 これでしばらく遊んでいきましょう。

2007/09/13

ひさしぶりにお気に入りなCD

先日、近くの電気屋さんのCDコーナーで天野清継さんのニューアルバム"In the air"をみつけました。天野さんは昔にJTのCMで演奏している姿をみて知ったギタリストですが、国府弘子さんと共演したアルバムの"Heaven","Heaven and beyond..."は今でも良く聞いています。田舎に居た頃、近くのCD屋さんに"Azure"が置かれていて「テレビで見た事あるかも」と思って買ったのが最初でしたね…。 ギターだけのアルバムで、普段スローテンポでよく知っている曲がアップテンポなのはかなりビックリしましたが、どの曲も聞いていると自然と微笑んでしまいます。聞いているとリズミカルな曲でも心が落ちつくというか、昔からじっくりと聞きたい、大好きなギタリストの一人です。

2007/09/11

引き続き…CentOS on Xen

先日のUbuntu 7.04 XenでCentOS 4.3を導入した件は、その後、xm create -c /etc/xen/xen113.cfg を実行してみるものの、「Device 0 (vif) could not be connected. Hotplug scripts not working.」というエラーを出し続けたのでした。

その後で順調に動いていた他のdomUも停止後、同じメッセージを表示して起動しなくなった事がわかったので、dom0含めてマシンの再起動をかけて回復しました。

その後、.cfgファイルの"arch=i386"をコメントアウトして"arch=x86_64"な状態で"xen-create-image"を実行した直後も同じ状態になり、いまのところ原因がわからず対処療法的にCentOSなイメージを作成した後にマシンの再起動をしています。

"arch=i386"で作成したdomUは、起動してログインできるものの、"yum update"を実行した際に /usr/lib/python2.3/site-packages/rpmmodule.so を探しにいって見つからないとエラーになってしまいました。ログをみると、最初はi386なRPMファイルを導入して作ったイメージに最後でx86_64なアップデートを適用してしまったらしく、i386とx86_64のファイルが混在するという結果になってしまったようです。今回はCentOSを起動する事を優先して、i386はあきらめて、"arch=x86_64"で進めてみます。

前回までと同じように作成したarch=x86_64なイメージは、起動してログインできますが、"yum"コマンドすらみつからず、"rpm -qa"を実行しても何も表示されない動きをしていて、挙動がi386の時と少し違います。

うーん、これはどう理解すればいいのだろう。arch=x86_64で作ったイメージについて/var/log/xen-tools/のログをみると、RPMの導入で"failed"と表示されているところがあります。

....
        python-elementtree is needed by yum-2.4.2-2.centos4.noarch
        python-sqlite is needed by yum-2.4.2-2.centos4.noarch
        urlgrabber is needed by yum-2.4.2-2.centos4.noarch
+ die 'command "rpm --install   --root /tmp/rqcJeEXkQO --dbpath /tmp/rqcJeEXkQO/var/lib/rpm centos-yumconf-4-4.5
.noarch.rpm yum-2.4.2-2.centos4.noarch.rpm"' failed
+ echo 'rpmstrap: critical error: command "rpm --install   --root /tmp/rqcJeEXkQO --dbpath /tmp/rqcJeEXkQO/var/l
ib/rpm centos-yumconf-4-4.5.noarch.rpm yum-2.4.2-2.centos4.noarch.rpm" failed'
rpmstrap: critical error: command "rpm --install   --root /tmp/rqcJeEXkQO --dbpath /tmp/rqcJeEXkQO/var/lib/rpm c
entos-yumconf-4-4.5.noarch.rpm yum-2.4.2-2.centos4.noarch.rpm" failed
....
これは依存関係に少し問題がありそうです。
/usr/lib/rpmstrap/scripts/centos4 を少し編集して、依存関係のあるモジュールを追加しました。さらに"vault.centos.org"は遅いので、理研のミラーサイトに古い4.3のイメージをみつけたので、このURLを追加して、依存関係のあるRPMの情報を追加しています。
$ diff centos4.20070910 centos4
37a38,39
> http://ftp.riken.jp/Linux/centos/4.3/os/i386/CentOS/RPMS/
> http://vault.centos.org/4.3/os/i386/CentOS/RPMS/
46a49,50
> http://ftp.riken.jp/Linux/centos/4.3/os/x86_64/CentOS/RPMS/
> http://vault.centos.org/4.3/os/x86_64/CentOS/RPMS/
262a267,271
> 52:sqlite-3.2.2-1.x86_64.rpm
> 52:expat-1.95.7-4.x86_64.rpm
> 52:python-urlgrabber-2.9.6-2.noarch.rpm
> 52:python-elementtree-1.2.6-4.x86_64.rpm
> 52:python-sqlite-1.1.6-1.x86_64.rpm
さて何とか起動しましたが、やっぱりうまく起動しない。 何かがエラーだと思ったら、/home/xen/domains 以下にある disk.img のサイズがおかしい。 "ls -l"でみると4GBの設定どおり表示されるのは良いとして、du -ks disk.img の結果が 0KBになっていました。うーん、これはわからない。"xen-delete-image"コマンドを実行してから同じ名前で作り直しているから、古いdisk.imgをXenがつかんだままだったりとかしたのか…。いまとなっては状況証拠しかみつからないので、"xen-delete-image"で作成したイメージを消してからマシンを再起動して、再びイメージの作成をやりました。

結果は…、無事にdomUでCentOSが起動して、yumコマンドも存在するし、"rpm -qa"の結果も正しそうです。"yum install gcc"でgccが導入できました。

vif周りのHotplugがちゃんと動かなくてイメージ作る度に、再起動が必要になるし、何かする前にちゃんと"xm destory "でdomUを停止したり、面倒な事が多いから、まだまだ実用には気をつける事が多いかな。…、だからXenSourcesがXen v4.0を売るのか…。うまく使いこなさないとだなぁ。

2007/09/10

Ubuntu 7.04 XenのゲストOS(domU)にCentOSを

どうやら/dev/hdaをCFディスクにした構成では、/dev/hdaが/dev/sdbとして認識されてしまい、dom0がうまく起動しなくなってしまいました。
いろいろ試してみたものの、おとなしく/dev/hdaを外して、/dev/sdaなSATAディスクと/dev/hd{c,d}にCD-RW, DVD-ROMドライブをつけた構成に戻して、Ubuntu 7.04を入れ直す事にしました。

以前試した時と同じ構成になっているので、当然Xenは無事に動き、etchをdomUとして動かす事ができたので、/etc/xen-tools/xen-tools.confの中で dist = centos4 を指定してCentOS 4.1のイメージを動かしています。

単純に/etc/xen-tools/xen-tools.confの中で、"dist = centos4" と変更しただけでは途中でエラーになってしまいます。そこでrpmstrapを導入して、xen-create-imageの引数を少し変更したり、いろいろ試してみました。

現状のxen-tools.confの中身は、次のようになっています。

dir = /home/xen
rpmstrap = 1
size   = 4Gb      # Disk image size.
memory = 128Mb    # Memory size
swap   = 128Mb    # Swap size
fs     = ext3     # use the EXT3 filesystem for the disk image.
dist   = centos4     # Default distribution to install.
image  = sparse   # Specify sparse vs. full disk images.
gateway   = 192.168.1.1
netmask   = 255.255.255.0
kernel = /boot/vmlinuz-2.6.19-4-generic-amd64
initrd = /boot/initrd.img-2.6.19-4-generic-amd64
arch=i386
ここでrpmstrapが必要なので、apt-getで導入してしまいます。
$ sudo apt-get install rpmstrap
xen-create-imageの引数は次のようにしています。
$ xen-create-image --verbose --hostname xen113 --ip 192.168.1.113
さらにwgetでRPMファイルを取得するところで、"-e"というパッケージを取得しようとしてエラーになっていたので、/usr/bin/rpmstrapの1行目を少し変更しています。 変更前
#!/bin/sh
変更後
#!/bin/bash
あとは…、xen-tools.confで"dist = "の後ろに指定した文字列をキーにして/usr/lib/rpmstrap/scripts/の"centos4"ファイルを編集してURLが並んでいるところの先頭にCentOS 4.3のRPMファイルが存在する場所を指定します。
$ diff /usr/lib/rpmstrap/scripts/centos4.20070910 /usr/lib/rpmstrap/scripts/centos4
37a38
> http://vault.centos.org/4.3/os/i386/CentOS/RPMS/
46a48
> http://vault.centos.org/4.3/os/x86_64/CentOS/RPMS/
既存のURLはCentOS 4.1のイメージを指しているようになっているけれど、アクセスするとエラーになってしまったり、ちゃんとRPMファイルにアクセスできない。
その中で指定されているRPMファイルのバージョンを比較すると、どうやら .../4.1/... ディレクトリ以下にあったのは、CentOS 4.3のイメージだったらしい。 時間が経ってポリシーが変更したのか、4.1以下からみつけたREADMEファイルには、4.1が欲しければ http://vault.centos.org/ いいけとあったので、そこの4.3ディレクトリに変更した。

何回か"xen-create-image"を実行して、ようやく順調に流れたけれど、"Executing : xt-customize-image ..."と表示されたところで、進まなくなってしまった。
とりあえず放置して、今日はこのまま寝よう。

2007/09/09

再びUbuntu 7.04でXenを試す

以前Xenを試したPCをCFカード+SATAな構成に変更した上にUbuntu 7.04を入れ直しました。
自分で書いたBlogを見ながら作業をしてみて、最初うまく行かなかったので、元のblogを少し変更しています。

変更のポイントは次のとおりです。

  1. "xen-tools"と"bridge-utils"を"apt-get install"する必要があった
  2. "/etc/xen-tools/xen-tools.conf"の中で"dir = "の指定がないためエラーになった
これからdebian以外のディストリビューションを導入する方法の模索とXenとVMWare Server 1.03を比較してみようと思っています。

2007/09/08

The file /boot/boot/grub/stage1 not read correctly.

以前メインマシンで/dev/hdaにCFカードを、/dev/sdaにSATAディスクをつけてUbuntu 7.04を入れたけれど、なぜかインストーラーが中断してgrubが使えず、手動でliloを選択するしかありませんでした。

このままliloでも困らないけれどgrubが入らない理由がわからなかったので、検証用に元々Ubuntu 7.04なPCにCFカードとアダプターSD-IDE2CF-B1 を追加して、Ubuntu 7.04を再導入しました。

やはりメインマシンと同じように導入時には、grubの実行時にインストーラーがエラーを表示して手動でliloを選択しました。導入後に grub-install を実行すると /boot/grub/stage1 が正しく読めないというメッセージが表示されてしまいます。

調べていく中で、"fdisk /dev/hda" でみたところパーティションのIdがFATのままでした。 ファイルシステムはext3になっているし、インストーラーでもext3を選択したのだけれど、インストーラーで失敗したのはこれが関係していそうです。

デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/hda1   *           1         695      250176    6  FAT16
とりあえずインスーラーの問題なのかどうか調べるのは後にして、手動でIdを"83"に変更して、grub-install を実行すると、エラーなく実行できました。

ここまでの結果を元にメインマシンをgrubに対応させてみました。

$ sudo /sbin/fdisk /dev/hda

コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/hda: 256 MB, 256204800 bytes
15 heads, 48 sectors/track, 695 cylinders
Units = シリンダ数 of 720 * 512 = 368640 bytes

デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/hda1   *           1         695      250176    6  FAT16

コマンド (m でヘルプ): t
Selected partition 1
16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): 83
領域のシステムタイプを 1 から 83 (Linux) に変更しました

コマンド (m でヘルプ): w
領域テーブルは交換されました!

ioctl() を呼び出して領域テーブルを再読込みします。

警告: 領域テーブルの再読込みがエラー 16 で失敗しました: Device or resource busy。
カーネルはまだ古いテーブルを使っています。
新しいテーブルは次回リブート時に使えるようになるでしょう。

警告: DOS 6.x 領域を作成、または変更してしまった場合は、
fdisk マニュアルの追加情報ページを参照してください。

$ cat device.map 
(hd0)   /dev/hda
(hd1)   /dev/sda
(hd2)   /dev/sdb
(hd3)   /dev/sdc
(hd4)   /dev/sdd

$ cat /boot/boot/grub/menu.lst
default         0
timeout         10

title           Ubuntu, kernel 2.6.20-16-generic
root            (hd0,0)
kernel          /vmlinuz-2.6.20-16-generic  root=/dev/md0 ro quiet splash
initrd          /initrd.img-2.6.20-16-generic
savedefault

$ sudo grub-install --root-directory=/boot /dev/hda
Installation finished. No error reported.
This is the contents of the device map /boot/boot/grub/device.map.
Check if this is correct or not. If any of the lines is incorrect,
fix it and re-run the script `grub-install'.

(hd0)   /dev/hda
(hd1)   /dev/sda
(hd2)   /dev/sdb
(hd3)   /dev/sdc
(hd4)   /dev/sdd
hd1からhd4はRAID5で全部md0として動くけど、md0とかっていう表記はないんだよねぇ。 大丈夫かなぁ、と不安になったけれど、ここで再起動して無事にCFカード(hda)のMBRから起動しました。

2007/09/06

CentOSからUbuntuへ - メインマシンのRAID5化

仕事が忙しくなってきて、現実逃避の勢いも増して、 /boot = RAID-1, / = RAID-0 だったメインマシンにディスクを追加して、ディスク合計4台でSoftware RAID-5 を構成してみた。
体感速度は案外早く、ストレスを感じる機会が随分減った。まだVMWareのイメージはUSBディスクに置いたりしているものもありますが。

PATAなディスクでIDEのプライマリー、セカンダリーをフルに使った構成では遅いと聞いていたので、SATAなディスクを4台を、2台はマザーボードに、2台はPCIカードを追加しています。 いまどき3.0GbpsなSATA-II + NCQ だけれど、メインマシンはAGPx8 + PCIなちょっと古いマシンなので、Ratoc Systems製のREX-PCI15Sを買いました。

これは1.5Gbpsな内蔵SATAインタフェースが2つ付いているものだけれど、4つインタフェースが付いた方ではブートディスクにできないのでこれにしました。

/bootを格納する起動領域をどこに取るか迷って、各ディスクに512MBのswap領域は確保していますが、/bootの領域を取っても適当な使い方がわからない。
RAID-5ではMBRのliloからmdデバイス上にある/boot領域を認識できないので、いろいろ迷った挙句に、/boot 領域はCFカード→PATAインタフェースカードを買って、IDEポートに接続して起動ディスクとして使っています。

同容量のCFカードを買ってきて、現行の起動ディスクイメージをddコマンドで吸い出して、交換したCFカードにリストア+起動できるか、まったく同じカードならできるだろうけれど、今度 テストしてみましょう。

ついでにOSをCentOS 4.5から、Ubuntu 7.04に入れ替えてしまい、VMWareやMyEclipseなどの環境を移行してテストしています。
一部うまく動かないものもあるけれど、アドホックに楽しめれば良いという考えなら、Ubuntuがいまの流行りなのかなぁ。

CentOSはRHELを勉強するためだと割り切っていたけれど、Ubuntuに乗り換えたのには満足。

2007/09/04

「韓日」という漢字から受ける変な印象について

電車の中で「韓日○×」という表現をみて、以前、韓国出身の同僚の送別会で、日本人の先輩が色紙に書かれた「日韓友好」という言葉を見つけて、私の顔を見ながら「なんで"韓・日"じゃないんだよ」と、語順にツッコミを入れていたのを思い出した。

私は「なんで仲良いのに"友好"とか、そんな言葉わざわざ書くかなぁ」と思ったけれど、語順自体には違和感なかったんですよね。
語順は自国を先に書くのが自然な印象があって、もちろん韓国出身だから「韓日」って書くならわかるんだけど、日本人が「韓日」って書くと、なんか上からみているような気がする。慇懃無礼というか…。

大切なのは、書いた人の気持ちと受け取った側の気持ちなんですが、「韓日」って書くのは自然にみえなくて、相手に合わせようとしているような何かしらの意図があるように思えてしまいます。なんというか相手個人を見ずに、その先にある国を見ているというか、国に配慮しているというか。

けっきょく、なんとか「友好」なんてわざわざ書く必要があるっていう事が問題なんですよね。

2007/08/29

「ネットカフェ難民」はなぜ定住できないのか
- Reference: http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/08/28/16718.html

インターネットウォッチの記事によるとネットカフェの業界団体が「ネットカフェ難民」という言葉とそれに伴なうネガティブなイメージによって経済的な被害を受けていると主張しているらしい。
何かしらを訴える行為自体は正しいと思うんだけれど、記事の中で厚生労働省の調査に対して「ネットカフェ難民ありき」だから協力しないと回答したとあるのは、イメージ悪化に結びつくんじゃないでしょうか。 それでも「マック難民」の方はあまり取り上げられないし、25-30年くらい前のゲームセンターと同じような役回りで少し気の毒な感じはする。

そんなネットカフェですが、悪い感じのイメージがついちゃった気がするし、イメージ戦略というか、もっと実利的な要請から、本人確認はやらないといけないんじゃないでしょうか。
未成年が深夜、早朝にネットカフェに出入りしていた報道もあったし、自主規制じゃ限界な部分もあるように思えます。

結局、法律で本人確認を義務付けないと確認をしない店舗の方が"流行る"気がするし、フェアではないでしょう。
そうなると「ネットカフェ難民」で明らかになった定住できない人たちの問題は、行政が介入する必要があると思うんだけれど、そっちにフォーカスしても解決できないから、わかり易いものに飛びつくところがあると思う。 そんな理由で、日ごと「ネットカフェ」を取り上げているのは、何かおかしい感じがするんですよね。

あまり甘やかすなとか、いろいろ批判はあっても、「日雇いの仕事をしているから定住できない」が正しいとしたら、やっぱりそれはおかしいと思う。
働く意欲や働く場を失なう前に救済するような制度がないと、結局税金を沢山使うような気がしますし、納税者としては最終的に安く上がる方法で解決して欲しいです。

2007/08/25

The Software-RAID HOWTO
- Reference: http://unthought.net/Software-RAID.HOWTO/Software-RAID.HOWTO.html

ふいに気がついたら、メインのCentOS 4.5マシンで、httpdがCGIを実行する時にファイルの権限が読み取れないというエラーメッセージを大量に出力していました。
どういうわけか、httpd_tドメインに許可を全て出しているSELinux上で、ホームディレクトリ以下へのアクセスが制限された状態になってしまった模様。

restoreconで直りそうな気はしつつ、permissiveモードに変更してなかった事にしたけれど、最初はfilesystemが壊れたかと思いました。
関係なかったものの現状のRAID 0では本当にファイルシステムが壊れた時に取り返しが付かないので、RAID1 or 5を構成することにしました。

だいたいの構成は、次のような感じ。

Cent OS 4.5

  • 用途: なんちゃって開発用メインマシン
  • 現状: SATAディスク2台で、/boot は RAID1、 / は RAID 0
  • 作業内容: さらに同容量のディスクを追加して、RAID 5
  • 変更のポイント: データがなくなる機会を減らす

セカンドマシンのUbuntu 6.06

  • 用途: NFS, DNSサーバーなど比較的重要
  • 現状: PATAのディスク1台で /, /boot
  • 作業内容: SATA-IIなディスクを2つ追加して、RAID 1
  • 変更のポイント: ローカルのpdumpfs用とCentOSからNFSマウントしてやはりpdumpfsでバックアップ
さっそく作業手順をみつけようとしたけれど、日本語版のLinux Software-RAID HOWTOでは mdadm を使用した説明がないらしい。そこで英語版を参考にしつつ、mdadmコマンドで構成してみました。

作業前、Ubuntu 6.06ではSATA-II 320GBなディスク2つを/dev/sda, /dev/sdb として認識しています。
fdiskを使用してパーティションをそれぞれ作成し、't'でパーティションの種類を0xfd (linux raid auto)に変更しました。これで作成されたパーティションは /dev/sda1, /dev/sdb1 の2つ。

さらに、これを /dev/md0 にするために、次のようなコマンドを実行します。

sudo mdadm --create --verbose /dev/md0 --level=raid1 --raid-devices=2 /dev/sda1 /dev/sdb1
実行後のメッセージは2行だけで、一瞬で作業が完了しました。
$ sudo mdadm --create --verbose /dev/md0 --level=raid1 --raid-devices=2 /dev/sda1 /dev/sdb1
Password:
mdadm: size set to 312568576K
mdadm: array /dev/md0 started.
さっそくext3ファイルシステムを作成しようとしますが、この作業には"-c"を指定したおけげで、時間がかかりました。
sudo mkfs.ext3 -c /dev/md0
RAID1で320GBの領域に対して作業時間はおおよそ1時間40分ほど。

続いて、tune2fs でfsckが走らないようにします。
まず実行前に'-l'オプションで内容を確認します。

$ sudo tune2fs -l /dev/md0
tune2fs 1.38 (30-Jun-2005)
...
Maximum mount count:      20
...
Check interval:           15552000 (6 months)
...
このままだと20回のマウント後と6ヶ月のどちらか早い方のタイミングでfsckが走ります。

tune2fsを実行して、自動的にfsckがかからないように、これらの値を変更します。

sudo tune2fs -i 0 -c 0 /dev/md0
tune2fs 1.38 (30-Jun-2005)
Setting maximal mount count to -1
Setting interval between checks to 0 seconds
さらに'-l'付きでtune2fsを実行して内容が変更されている事を確認します。
$ sudo tune2fs -l /dev/md0
...
Maximum mount count:      -1
...
Check interval:           0 ()
...
さて問題がおこったとして、そのリカバリー方法をシミュレーションしてみます。
  1. 仮に/dev/sda1に問題が起ったとして、これを切り離す
  2. 一度 /dev/sda1 を何か別のファイルシステムにしてしまって、完全に内容を消す
  3. 再び0xfdな"linux raid auto"領域にして、/dev/md0に追加する
一度デバイスの名前を確認しておきます。
$ sudo mdadm --detail /dev/md0
Password:
/dev/md0:
        Version : 00.90.03
  Creation Time : Sat Aug 25 23:12:44 2007
     Raid Level : raid1
     Array Size : 312568576 (298.09 GiB 320.07 GB)
    Device Size : 312568576 (298.09 GiB 320.07 GB)
   Raid Devices : 2
  Total Devices : 2
Preferred Minor : 0
    Persistence : Superblock is persistent

    Update Time : Sun Aug 26 01:20:49 2007
          State : active, resyncing
 Active Devices : 2
Working Devices : 2
 Failed Devices : 0
  Spare Devices : 0

 Rebuild Status : 42% complete

           UUID : fdf9005b:01e8f646:c5035d04:9b4f4505
         Events : 0.10

    Number   Major   Minor   RaidDevice State
       0       8        1        0      active sync   /dev/sda1
       1       8       17        1      active sync   /dev/sdb1
最後の2行で、/dev/sda1, /dev/sdb1 で構成されている事がわかるので これを /raid/0/ にマウントします。

これで準備ができたので、/dev/sda1を切離すことにして、いきなりは切離せないので、不良ディスクとする/dev/sda1を'-f'でマークします。
続いて、'--remove'で削除します。

$ sudo mdadm /dev/md0 -f /dev/sda1
mdadm: set /dev/sda1 faulty in /dev/md0
$ sudo mdadm /dev/md0 --remove /dev/sda1
mdadm: hot removed /dev/sda1
"sudo mdadm --detail /dev/md0" でディスクが一つになっている事を確認して、次に/dev/sda1を一度、関係のない用途に転用して内容を削除します。
$ sudo fdisk /dev/sda
Command (m for help): t
Selected partition 1
Hex code (type L to list codes): 83
Changed system type of partition 1 to 83 (Linux)

Command (m for help): w
The partition table has been altered!

Calling ioctl() to re-read partition table.
Syncing disks.
一度ext2でフォーマットする事で内容も書き換えてしまう。
$ sudo mke2fs /dev/sda1
....
ここで再び、fdiskを使用してパーティションのコードを'83'から'fd'に変更する。
$ sudo fdisk /dev/sda
Command (m for help): t
Selected partition 1
Hex code (type L to list codes): fd
Changed system type of partition 1 to fd (Linux raid autodetect)

Command (m for help): w
ここまで再起動はしておらず、カーネルがもつディスク毎のパーティション情報はちょっとおかしくなっているかもしれない。 さて最後にこの新しい/dev/sda1を追加する。
$ sudo mdadm /dev/md0 --add /dev/sda1
mdadm: hot added /dev/sda1
$ sudo mdadm --detail /dev/md0
....
    Number   Major   Minor   RaidDevice State
       0       0        0        -      removed
       1       8       17        1      active sync   /dev/sdb1

       2       8        1        0      spare rebuilding   /dev/sda1
"rebuilding"とあるので、同期を取っているようですが、 /proc/mdstat の内容も確認しておきましょう。
$ cat /proc/mdstat
Personalities : [raid1]
md0 : active raid1 sda1[2] sdb1[1]
      312568576 blocks [2/1] [_U]
      [>....................]  recovery =  0.0% (179200/312568576) finish=4911.7min speed=1058K/sec
この結果から、およそ1MB/secのスピードだとわかるので、320GBの領域の同期に完了する時間はおおよそ、(320[GB] * 1000)[MB] / 1[MB/sec] = 320000[sec] = 533[min]と、およそ8時間だとわかります。

今日はこのぐらいにして、明日の朝にまた結果を確認してみます。

2007/08/24

パソコン使ってハッピーに過していますか?
- Reference: http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0824/config173.htm

今日読んだ山田祥平のRe:config.sysでは、Appleの"Numbers"とMicrosftの"Excel"の比較と、「デジタルはイネーブラだ」という言葉が紹介されていました。
最近思うのは、10年以上も主にlinuxを中心にコンピュータを使っているけれど、私たちの暮しはより便利に、よりハッピーになっているのだろうかという事です。

CPU、メモリ、二次記憶域なんかのハードウェアはどんどん拡張されて、ソフトウェアも(以前と比較すれば)より高度な事ができるようになっているけれど、運用なんかを仕事にしていると、不完全なソフトウェアの負の部分を、高度な柔軟性を持っている人間が補っているという実感がどうしてもなくなりません。 たしかにそれは仕事の一部ではあるのですが。

私はコンピュータは人間に対する便利な道具であるべきだと信じています。
現状は多くの人々は、開発者と呼ばれる人達のソフトウェアを消費する立場にいるだけで、Excelなんかのマクロを作成する事ですら、つまり自分が日頃使っている道具を少し便利にしようとするだけで、高度な技術が要求な敷居が高い作業だと考えられているように思えます。

なにしろ開発者と呼ばれる人たちの中でさえ、他人の作った雛型のコメントやフレームワークの説明書に書かれた事しかできない、見方を変えれば、ただの消費者でしかない人達も一部には含まれています。大部分の人たちは何かしら工夫をしたり、別の部分で作業効率を上げるような工夫ができる人たちだと思いますが。

Javaを中心にEase of Development (EoD)などと言われていますが、昔聞いたEnd User Computing (EUC)はどこにいったんでしょう。
紙と鉛筆を手にした人間が様々な作品を作り出したように、コンピュータを使ってそんな創造的な活動ができる事を、コンピュータリテラシーの目的に置く事が重要だと思います。 「読み書き、ソロバン」なんていうリテラシーの意味を説明する言葉に躍らされて、(セキュリティ対応含めて)メーラーとWebブラウザの操作ができれば情報の授受ができるからリテラシー教育としては万全なんていうのは間違っていると思います。

「コンピュータを使って何ができますか?」、この質問により具体的に、多くの回答を出すような教育が必要でしょう。
お金のある人が多くのソフトウェアを購入して、より多くの事ができるようになるなんていうのは、正しい方向性ではないと思います。

2007/08/06

Ruby 1.8 でCGI

VMWareで仮想サーバーを立てる時に、いろいろなしがらみで固定IPを作りたいので、家のDNSサーバーで頻繁に変更が入る。
これをお題にDNSのゾーンエントリを編集する、cgi.rb を使ったCGIを作ってみた。

Formタグを使うときに、POSTメソッドを使っていると、QUERY_STRINGの自動パースが行なわれないので、少し問題がある。
FormのActionに指定するのが "?cmd=checkout" だとすると、

@cgi=CGI.new
@cgi['checkout'] ..< nilになる
そこで手でちゃんと
CGI.parse("QUERY_STRING")["checkout"]
ぐらいをすると、 問題なくなるのだけれど、ちょっとはまった。

ここら辺の動きは、サーバー側の動きとして、どう動くのが正しいとかあるのかなぁ。
cookieが使えない場合とかURLに変数を埋め込むのも普通にあるから、POSTメソッドで渡ってきた変数も、Formで渡ってきた変数も、アクセスするAPIは統一しないと具合がわるい。

自動的に展開するなら、POSTで同名の変数がある場合は、まずQUERY_STRINGをparseしてから、Formの変数で上書きするのがPOSTを信用するために必要そうかな。

2007/07/21

ThinkPad Travel Keyboard 英語版を接続する

トラックパッドによる平面なマウス操作が苦手なので、DellのWindows Vista PCにLenovoから通販で入手した英語USBなThinkPadキーボードを接続してみた。
さすがにトラックポイントはデバイスドライバが必要なものの、手を離さずにマウスが操作できるのは便利過ぎる。この点だけで、今回の買い物には満足しています。

ただまだ少しキーが固いのが難点。
そのうち叩いていく内によくなると思うけれど、まだ何かひっかかるような感じがする。 まぁ往年のThinkPadキーボードと同じだと期待するとだめですね。
現役を引退しつつある家のX22の英語キーボードと比較すると、なんだかなぁというところです。 このトラベルキーボードより若干狭い感じがするけれど、これぐらいが丁度いい。

そうそう起動時にNum LockがOnになってしまって、気がつかずにログオンできなかった。 Num Lockキー叩いた事がないから、どこにあるかわからず、Googleのお世話になってしまいました。
などと叩いている間に、キーはなじみつつあります。 これでPCを少し遠めに置いて操作ができるし、やっと使えるようになるなぁ。

2007/07/17

ポリスチャンネル - Gyao とそこから派生した話題について

Gyaoのトップから「ポリスチャンネル」の新しい番組として「世田谷一家四人殺人事件」が追加されていた。
去年の後半に独自にこの事件を追った人が本を出していたけれど、あれは出版された後に警察からいろいろ調べた結果と矛盾していて混乱させるだけ、ぐらいのコメントがあった。

今回は警察によるいままでの証拠品に対する解説がみれます。 こういうのは映像だと記憶に残りやすいし、ハンカチの特徴的な使い方なんかは映像じゃないと伝わりずらいところだろうし、良かったんではないでしょうか。

で、その一つ前にあった「Trap - 罠」は覚醒剤などのいわゆるドラッグの危険性を扱った番組。 中、高生の頃は「末端価格」なるものの相場に興味があって本屋で調べたりした事もあったけれど、まぁだいたい10数年前から同量の金の10倍くらいの値段で、これは今でもあまり変化はないか、むしろ高いよう。

まぁ金相場に連動する必要性や関連性はないんですけどね…。
読んだ本には耐性が獲得されて量が増えるし、売る方はまぜもので純度を下げて、さらに量を買わせるとか、ひたすらにお金をむしり取られる手口について書かれていました。
最近の北朝鮮産の純度の高い覚醒剤が○×kg摘発されたというニュース記事をみる度に、「あー、なにか混ぜられたらどれくらいの量になるんだろう」とか思ってしまいます。

そんな、あやしいものの値段について調べている中でGoogleの検索結果にあったのが、次の記事。

おもしろいのは「誤解を恐れずに」と前置きされた箇所にある、ある新聞社の2tの大麻が密輸されたという旨の見出しを、「物理的に不可能」とした上で、さらに「どうでもいいのだ」、と書いているところ。
文脈上は確かに捏造された記事なんてふっとんでしまうような事が書かれていますが、この部分だけを読むと、おもわずオイオイと突っ込みを入れてしまいたくなります。 これがどうでも良いといえるぐらいなので、読んでみるのがおすすめです。

本文はちゃんとした文章で、この記事を書いた曽我部 司という方も実績があるように見えます。さっそくamazon.comで本を注文してみました。
あやしいものに手を出すなら、いろいろ調べて正しい情報を得てからでも遅くはないし。いろいろ知識を得ると、こんなものに手を出そうという気はしなくなると思う。得られるアングラネタは話題に困った時の助けになるかもしれない。

しかしこの話題についていえば、2ch.netにある楽観的な情報は売り易くするための、最低のものばかり…。何々すればすぐに止められるとか、致死量はどれくらいとか。
規格があるわけじゃないからまぜものの有無なんてわからないし、摂取した後の反応なんて個人差が大きいから一律どうなんていえないはずなのにさ。

2007/07/13

電車から降りる人

昨日会社に行く時、お昼ころに急行電車を待っていました。
電車がホームに入ってきて、ドアが開く少し前に、窓から車内をみると、1両の中で先着2、3人は据わる事ができるぐらいの微妙な込み具合。自分が待っていた場所では、赤ちゃんを乗せた乳母車を押す若い女性が独りだけ降りようと、ドアの前に立っていた。

まさにドアが開いた瞬間、反対側に立っていた中年男性が赤ちゃんの乗っている乳母車に体当りしながら強引に乗り込んでいった。

普通なら降りる人を先に通すべきだし、ましてや乳母車に足を当てながらわずかばかり空いている席にまっしぐらな姿はみっともなかった。

時々、混んでいる電車の中で足を広げたり延したり、偉そうにしたり、自分のスペースをやたら確保しようとする人をみると思うんですが、仕事で自分をアピールしたり、会社の中で自分の場所がないから、せめて電車の中で小さな競争を作って勝つ事に固執するのかなって。

なんで譲ろうとしないんですかね。

2007/07/07

ひどい風邪とWindows PowerShell

先週の月曜日にひどい風邪を引いてしまう。
39度の熱と胃腸の痛みで夜も眠れないし、朝トイレから出て急に気を失なって倒れるし。 そのとき強打した腰の痛みがまだ治らない。医者曰く、「骨に異常はないから様子をみて」ということだったので一安心だったけれど。

しかし普通に立っている姿勢から仰向けに倒れて頭を打たなかったのは運がよかったな。 本棚ばかりで狭いこの部屋のおかげです。
さてVistaマシンに一通り開発環境が整ってから、突然Windows PowerShellを試してみようとインストールし、試しながら付属のドキュメントに目を通す。

ドキュメントからはCmd.exe(? DOSのコマンドライン?)を設計した時にオプション等の解釈をコマンド任せにした設計上のミスに対するツケをうまく払う事ができなくて苦労している様子が伺える。MicrosoftらしいWrapperだなぁというのが最初の感想。

でも管理目的のこういう環境がMSからちゃんと出てくるなんて、時代も変ったというのか、MSの責任範囲が広くなったというのか、複雑な心境です。

2007/06/16

Windows Vista がやってきた

今日は2回目のボーナスでかったレーザープリンターがさすがに壊れたので、いま新品を買えば両面印刷もできるけれど、修理することにした。
すぐに取りに来るし、エプソンのサービスは簡単で、便利だった。 あとは修理費が気になるところ。

昨日は5月末にデルのInspiron 640mを注文していたのがようやく届き、環境の設定やらテストやらをしていた。知ってはいたけれど、デフォルトの状態で残念なことは次の点。

  • コントロールキーとキャプスロックキーの入れ替えツール AltIME が使えない事
  • 英語キーボードなのに、日本語モードのキー配列がJIS配列な事
いろいろなWebページやらブログやらをみて解決した。
ここら辺の設定は、ほんとうに謎が多い。これを解決できる人はどんな知識がベースにあるんだろう。中の人じゃないとしたら、うーん、わからない。そんな本ってあるんでしょうか。

2007/06/10

いまだに使われているWinny

どこかで教師がWinnyを使って生徒の個人情報を漏洩させてしまった事件に関連して自殺したらしい。
2ch.netではその教師が検索していたキーワードといわれているものが掲載されていたり、slashdot.jpではその内容から自殺の原因を推測したりする投稿がされている。

気になってWinny関連の情報をGoogleで検索してみると、Winnyで遭遇しやすいウィルスの情報などをまとめるWebページがいくつもあって、フォルダに擬装したウィルスファイルをダブルクリックしないようにすることなどのTipsが書かれていた。
けれど全体の雰囲気は「使うことを止めよう」という感じではなく「気を付けて使いましょう」という感じにみえた。

どうしても使いたければ、専用PCやVMWareを使って、それなりの投資をしてWinny以外には使わないようなマシンを順備する必要があると思うし、詳しい人はそこまですれば情報がないPCで何が動いても、まぁ大体大丈夫でしょう、という判断ができると思う。
それでも、何かしらのウィルスに感染したマシンはネットワーク接続できる範囲のPC、USBメモリなんかで情報のやり取りがあるマシンにとっては脅威ですが…。

そんな面倒なことをせずに使うにはどうしたらいいのかという情報に価値があって、苦労する人がいるから、いろんなWebページが作られる結果になるんでしょう。
けれど初心者にとっては、ページランクの上位に出てくる情報が頼みなわけで、でもそういった情報は実は比較的詳しい人たちをターゲットにしたりして、何が問題で、どういう可能性があるのか、わからないままになんとなく問題が起こるまで使い続けているというのが実体じゃないだろうか。

Winnyのようなソフトウェアの存在自体が悪いとはけっして思わないけれど、その構造からウィルスを作ってばら撒いてもなかなか本人の特定が難しいために、ウィルス流通のインフラとしてこれからも使われるだろうし、それ以外の流通しているファイルの消費者も存在し続けることでしょう。

なんかね、Winnyのようなソフトウェアを使うという行為と情報漏洩という事件の間には、ものすごーくギャップがあって、これってちゃんと防げることのはずだと思います。 教育やら投資やらで。
いろんな種類のウィルスを作る人がいるように、Winnyを無くしたところで、別のソフトウェアが作られるだろうから、こういう問題全体をちゃんと受け止めて考えられる人の育成が大切なんですよ。一部の人じゃなくて、利用者全体の育成がね。

2007/06/01

いじめって何だろう

Firefox 2.0用のプラグインを調べていたら、2ch.net専用のプラグインがあったので、試しがてら、ひさしぶりに2chをみてみた。
まぁコンピューター関係やら最近のニュース関連やらいろいろみたけれど、しばらく前にあった福島県須賀川での柔道部で起こった事件の記事が気になった。 他のソースで確認しようとしたけれど、分ったことはこれだけいろいろ騒がれているのに事実関係がうやむやのままだっていう事だった。

youtubeに特集番組が載っていたりして、学校の責任よりは問題そのものが深刻だと思うんだけれど、対応がまずかったせいで学校側への批判が集まっているようだった。
これだけの事件に関わった生徒たちが自己の責任を認識する機会が与えられずに学校の都合に振り回されているようにもみえて、いろんな意味で学校の責任は重いと思う。

2007/05/19

元麻布春男の週刊PCホットライン
- Reference: http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0518/hot486.htm

インプレスのPC Watchの記事の中で、Windowsの64bit版の普及が順調に進まない理由について、デバイスドライバの非互換性が取りあげられていた。
複数アーキテクチャに苦労しているのはWindows NT 4.0までの状況と似ている気がする。 もともとWindows NTは複数のアーキテクチャに対応するはずだったけれど、結果として残ったのはx86 CPUベースのものだけだったし。

あの時はx86 CPUベース以外のハードウェアがあまりにも普及しなかったり、戦略的な理由がいろいろあったとは思うけれど、複数アーキテクチャのサポート負荷が高かったんじゃないかなと思う。
でも最大の理由は32bit OSで充分と感じているってことなんじゃないかな。 ノートパソコンでも今年後半ぐらいは4GBのメモリが載ったりして、「64ビット機じゃないと機能が全て使えません」ぐらいの言葉がでてくると、普及するのかな。

それよりもパソコンで何をするのか、そっちの方が問題だと思う。 道具として、どんな風に使って行くのかが、ますます問われるようになるんでしょうね。

2007/05/18

ネガティブな気質は悪くない!

仕事をしていると人にはいろいろなタイプがあるけれど「負けず嫌い」な人というのは、伸びるタイプなのだろう。
こういう人は負けている状態ではストレスを感じるかもしれないけれど、そのパワーが自身に向けられた場合、なんとかしようともがいて新しい知識を吸収したりするように思える。

自分自身は負けず嫌いというか、人に聞くという行為が著しく面倒で、電話をかけたりするぐらいなら現状で我慢しようとする。
そのままだと先に進まないので、結果的に学校や仕事では自分で本を読んだりして、人に聞かない方向をめざすので、「負けず嫌い」な性格とはちょっと違うと思うけれど、まぁなんとかここまでやってこれたと思う。
ただ、もう少し外向的にならなければ、とは良く思います。

そのまま溜めていては精神衛生上あまりよくなさそうな負のパワーを元に、よい結果を残す事があるという事でしょうか。 そのままつぶれてしまう場合もあるし、諸刃の剣だけれど。

なんで自分はできないんだろう、そんな風に思う人はがむしゃらに進むうちに成功するか、すでに周りからみれば成功しているのに気がついていないのかもしれません。

自分はこれまでできないなりにやってきたーよく頑張っている、そんな風に思うなら、本当によくやっているだろうか、他にもっと良い方法があるんじゃないんだろうか、少し自分を疑ってみてもいいのかもしれない。

自分をほどほどに肯定しながら、疑う。 誰もが心の中でそのバランスを取ろうとしているけれど、一方にかたよっていないか、自分を客観的にみようとすることが大切なんだと思う。

そうはいっても本当に自分を客観的に評価出来る人なんてこの世の中にいないと思うけれど。
そうしようとすることが大切なんだと思う。

2007/05/13

母の日に街にでてみて

毎年この日が近づくと街ではプレゼントを選ぶ人への宣伝なんかで賑わっています。 でも、大学生の頃に小規模な地方都市に住んでいたときのことを思いだして少し鬱になってしまいます。

特に理由もなく駅前のデパートに行ったとき、入口のお花屋さんで、"お花いかがですかー、発送もできますよー"的な宣伝を聞いて、なんでか不意に『天国にいるから住所教えて…』なんて言葉を考え出してしまいました。
いや、思っただけですが、そうとう極悪です。

店員さんだって悪気があるわけじゃないし、それどころか彼女のいない人にバレンタインデーのプレゼントを進めているのと違って、人にはみんな(知っているかどうかは別にして)母がいるわけですから店員さんにはどこも悪いところがないわけで、満面の笑みで、ひょっとすると自分よりも歳下の女の子がいっているわけですよ。

そんな状況でなんでこんなネガティブな言葉を考えるかなぁ、と激しく自己嫌悪に陥った事を思い出します。あの時も今もほんとうに自分が嫌になる…。

まぁ、いま健在だとしても自分の性格から、プレゼントなんてしないと思いますけどね。 なんにしても、自分がいま存在していることへの感謝の気持ちを再確認する日です。

2007/05/05

ぜんじろう

Gyaoでやっているヨシモト∞の4/26分「ぜんじろうの30分」で日米のお笑いの違いについて話していたけれど、ひさしぶりにぜんじろうをみた。
アメリカで7年間過ごした話しは以前聞いた気がしてデジャブな感じだったけれど、おもしろかった。 自分が中学生の頃の教科書ってそんなに笑いとれるような内容じゃなかったとは思う。

英語はいまだに苦手だけれど、単語を一生懸命覚えるよりも、単語を入れ換えながら、似たような構文でいろんな言い回しができた方が役にたつなぁ、とは思った。
そういう使い方を学校では教えてくれなかったな。

2007/05/04

asahi.com:4選なら「稼ぎ厳しくなる」 長崎市長銃撃の容疑者供述 -
- Reference: http://www.asahi.com/national/update/0503/SEB200705030003.html

Firefoxに入れているLinux版のGoogle Toolbarを最新にしたら、漢字が文字化けしなくなった。 よかった、よかった。
ボタン1つで閲覧しているWebページに対してBlogが書けるのは便利だなぁ。 タイトルの構成とか気に入らないところはあるけれど。

さてさて、暴力団員が拳銃で市長を銃撃したけれど、経済的な逆怨みが原因みたいな記事がasahi.comに掲載されていた。
これが主要な原因なのかはわからないけれど、事件自体は短絡的な犯罪を犯す人が銃を持っていた事が間違いの元だったっていう事になるんだろうな。

これで組織や銃そのものを対象にした予防的な取締りが厳しくなってほしい。

MyEclipse日本語版

日立がMyEclipse日本語版を提供すると報道されてからしばらく経ちましたが、今日になってサイトをチェックしてみました。
サイトがリニューアルされて"MyEclipse Japan"へのリンクがトップページにあったので、辿って購入してみる。

サイトにIDを登録してから購入プロセスを進めることができる点はよかったのだけれど、問題はIDを登録した後に確認メールを送信するところで発生した模様。
画面上のエラーメッセージをみると、TCPIPの接続に失敗しているようにみえるから、SMTPサーバーに接続できないのかもしれない。他のDBサーバーかもしれないけれど、この規模なら同一サーバーにDBも持つだろう。

まぁ連休中だしサイト自体は動いているから、修復は期待できないなぁ。

2007/05/02

こうのとりのゆりかご

匿名で新生児を預けることができるボックスができたらしい。
こういうものができると、「無責任に赤ちゃんを放置することができる場所を作るなんて、命をなんだと思っているんだ」的な発現が必ずついてまわるような気がする。

でも本質はそういう行為に及んでしまう人を助けるための仕組みが整備されていないか、すくなくとも知られていないことが問題で、こういうものがある事自体は悲しいことなんだけれど、廃止するべきだとかっていう事はまったく次元が違うことになるんだろう。

こういうものが必要なくなる社会になって欲しいとはみんな思うと思うけれど、それぞれが望む社会というのは、その人によって随分左右にブレる事になるんだと思う。

総理大臣は不快感を示していたけれど、そもそもこんなものが必要なくなる社会にすることができるのは総理大臣を長とする政府以外にはいないし、不快なら仕事をして必要のなくなる社会にしてほしい。 不快に思うっていう事は自分の勤めが不充分だという自覚をもってほしい。

こんなもの育児放棄を助長させるために作る人なんていない。
いけないと思っている人たちが、こんなものを作らなければいけない状況に、僕たちはもっともっといきどおるべきなんだと思う。

病院で患者さまって

asahi.com曰く、病院で一度決まった「患者さま」という表現を「患者さん」に戻しているという。 どう考えてももともとの「患者さま」という表現にすごーく違和感を感じるのだけれど、自分が外来を受診する立場になったら「◯×さん」と呼ばれたり、「◯×番の方」ぐらいの表現がちょうどいい気がする。

でも言われて気持ちがいいかどうかは、場合によるよね。
「さま」をつけてはまり役といえばコンシェルジュなんかの落ち着いた雰囲気の職業ですが、どちらかといえば殺伐とした戦場のような病院でそんな雰囲気だしながら「◯×さま」と呼べるのかという点が気になります
。 病院の外来の状況で看護士さんから「◯×さま」なんて呼ばれたら、回りの雰囲気とのギャップに落ち着かなくなってしまう。 でも精算や薬待ちなら、場所も変って落ち着いているだろうから「◯×さま」という呼出しもいいかもしれない。

「○×さま」という表現には、ビジネスライクな雰囲気を出して「お金を払っている間は、笑顔で万全のサービスを契約に基づいて提供します」という事になったりする気もするんですよね。

病院での対応は親身になって患者の立場に常に立ってほしいと思います。 確かに患者はお客様なんだけれど、医療ってそういう簡単に割り切れるものじゃないはずなんだよね。

2007/04/27

領収書の添附の是非ってさ…

政治活動にお金を使った事を報告するのに、領収書の添附に抵抗があるってどういう事なんだろうか。 まぁ高いお金を出して水が飲みたいとか、特殊な趣向を持つ人たちもいるだろうけれど、自分で稼いだお金の使途を明らかにしろといっているわけではないんだから、ちゃんと一線が引ける大人なら困らないんじゃないんでしょうか。

実際には会食に参加した人が明らかになってはまずい場合もあるだろうし、政治活動の中にはいろいろあるんでしょう。
でもそんなに大切で秘密な会合なら自費にするとか、節約するとか、目的のためには我慢するべきところがあっても良いのではないかと思うわけですよ。

そもそも公にできない活動を経費で落そうなんていうのが気に入らない。 政治家個人の基礎控除に機密費を含めるようなものに思えてしょうがないのですが。。
いい訳を探している子どもを観ているような気分になってしまいます。

2007/04/24

USENの中間決算説明会をみる

普段USENというとGyaoばかりがメインだけれど、株式をそれなりに持っていたりする。
Gyaoは深夜の作業時に音楽や、空いている時間に映画やドラマや、レイパー佐藤の声帯模写を聴いたりするのに便利だけれど、投資家向けに決算説明会を提供してもいる。

あいかわらず宇野社長の語り口は信用できそうなんだけれど、会社の実績はあまりよくないし、第三者割り当て増資はするし、USENの株式を宇野社長が持ちすぎているのが気になるなぁ。
Equityを重視しているとはいうけれど、流動性がいまいちなんだよねぇ。

2007/04/22

ubuntu 7.04のXenでゲストOSを起動したものの

"xm"コマンドでdebianを起動したものの、ネットワークが認識されない! というわけで迷わず"/etc/network/interface"ファイルをチェックする。

 address 192.168.1.110
 gateway 
 netmask 

gatewayとnetmaskが空ではうまくいかないですね。
適当な値をいれて再設定しました。

$ sudo /etc/init.d/networking restart

ubuntu 7.04でXenを試す

ubuntu 7.04の配付が開始されたので、Xenを試してみました。
空いていたamd64なPCに7.04 x86_64版のDesktopを導入してから、とりあえずいくつか必要そうなパッケージをapt-getで導入しました。

$ sudo apt-get install bridge-utils xen-tools xen-utils xen-image-2.6.19-4-generic-amd64

まずはイメージの作成

Webサイトを参考にしつつ、導入されているxen関連と思われるパッケージからコマンドを探って行きました。
まず眼をつけたのが"xen-create-image"コマンド。 manで調べると、"xt-install-image", "xt-customize-image", "xt-create-xen-config"の処理をまとめてくれるらしい。
とりあえず試すだけなので、イメージの作成はこれを使うことにしました。 manを見ながらも、足りないオプションは催促されるので、出力されるメッセージを良く読むこと。

$ sudo xen-create-image --hostname xen01 --debootstrap --ip 192.168.1.8
しかし、このままだと/boot以下にカーネルイメージがないといったエラーがでてしまう。 どうやら /etc/xen-tools/xen-tools.conf のデフォルト指定が /boot 以下にないファイルを指定しているようだったので、この中の"kernel="と"initrd="の指定先にapt-getで導入したxen用のイメージを指定する。
kernel = /boot/vmlinuz-2.6.19-4-generic-amd64
initrd = /boot/initrd.img-2.6.19-4-generic-amd64
この状態ではまだ"xen-create-image"がエラーになる。xen-tools.confで"dir = "の指定がないと失敗するようです。

ここまでで作成したxen-tools.confの内容。

$ sed -e '/^#/d' -e '/^$/d' /etc/xen-tools/xen-tools.conf
dir = /home/xen
size   = 4Gb      # Disk image size.
memory = 128Mb    # Memory size
swap   = 128Mb    # Swap size
fs     = ext3     # use the EXT3 filesystem for the disk image.
dist   = etch     # Default distribution to install.
image  = sparse   # Specify sparse vs. full disk images.
kernel = /boot/vmlinuz-2.6.19-4-generic-amd64
initrd = /boot/initrd.img-2.6.19-4-generic-amd64
mirror = http://ftp.us.debian.org/debian/
これで再び"xen-create-image"を指定する。 今度は最後まで実行され、無事にイメージが作成できたようだ。

続いてブート

"xen-create-image"コマンドに"--boot"オプションを指定すれば、そのまま起動するようだったけれど、手動で起動してみる。 手動の方法はXenについての古いドキュメントを参考にした。

$ sudo xm create -c /etc/xen/xen01.cfg
...
Error: Device 0 (vif) could not be reconnected. Hotplug scripts not working. 
最後のエラーはまったく困ってしまった。
いろいろ調べてみると、どうやらvifはネットワークをブリッジさせるために使われるという事がわかった。 このメッセージの対処方として、"bridge-utils"をapt-getで導入する、というものがあった。 既に入っているというのに困ったな…。

ネットワーク回りの設定

もう少し"vif"を調べてみると、/etc/xen/xend-config.sxpファイルにbridge networkについて設定があるらしい。 さっそく調べてみると、ascii artでnetwork bridgeの説明がある。 うーん、そっか僕のPCにはNICが合計で3枚付いているから、eth0が普通の役割を果していないんだ。

さっそく設定を変更する。どうやらこれはリスタートで反映されるらしい。 いやxend-config.sxpファイルをみていると、いろいろできそうだから、反映の方法はあるんだろうな。

### (network-script network-dummy)
(network-script network-bridge)
(network-script 'network-bridge netdev=eth2')

再び起動

さて気をとりなおして、起動してみる。

$ sudo xm create -c /etc/xen/xen01.cfg

Debian GNU/Linux 4.0 xen110 tty1

xen110 login: 
これで、ひとまずは成功かな。 IDはrootでパスワードなしでログインができます。

2007/04/20

DB2 Express-Cをためす

無償版のDB2が配付されていたので、とりあえずLinux amd64版を導入してみました。
CentOS4にはPostgreSQL v7.4が導入されているので、テストのためにDB2とPostgreSQLの両方で/etc/passwdの内容を取りこむようなテーブルを作成しました。

CREATE TABLE UNIX_USER (
        USER VARCHAR(10) NOT NULL,
        UID     INT,
        GID     INT,
        GECOS   VARCHAR(36),
        HOME    VARCHAR(36),
        SHELL   VARCHAR(36)
);
このテーブル定義はPostgreSQLの方では"USER"の所でエラーになり実行できなかったものの、DB2ではテーブルの作成は問題なく実行できました。 理由は置いておいて、DB2側ではそのまま突き進んでみます。

DB2では/etc/passwdを':'でsplitして、テーブルに入れるところも問題なく…

$ db2 "select * from unix_user" | head
USER       UID         GID         GECOS                      HOME                  SHELL
---------- ----------- ----------- -------------------------- --------------------- ----------------------
root                 0           0 root                       /root                 /bin/bash
...
問題はここからで、先頭のUSERフィールドだけ抜きだそうとすると、同じ名前が延々出力されてしまいます。
$ db2 "select user from unix_user" | head
1 
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
DB2INST2 
DB2INST2 
DB2INST2 
結局USERはSQLの中では実行ユーザーを指すので、参照したテーブルの行数分だけSQLを発行したユーザー名を標示してしまったのでした。

回避する方法は基本的には次のような感じになるのかなぁ。

$ db2 "select A.user from unix_user A"
PostgreSQLの方では'USER'をテーブルの列名にできなかったから、'NAME'のように別の名前にしなければいけないだろう。
もしSQL実行ユーザーの情報を抜きだしたいと思ったら、
select * from unix_user where name = user
のようにwhere節で指定することや、'select'直後の表示する列名に指定することができる。

大して重要なところじゃないけれどね。 問題はDBMSの使い方の方かな。

2007/04/18

長崎市長が銃撃される

昨夜asahi.comで長崎市長が銃撃された事を知った。 今朝のニュースで亡くなった事を知った。

長崎市長といえば、被爆地の一つを代表して積極的な発現が話題になる事が多く、個人的に残念なニュースだった。
政治思想的な理由にしろ、経済的な理由にしろ、いまのところ挙がっている推測の中には人が殺される理由や殺すための大義はないように思える。

例え罪を犯した人間であっても殺してしまっては、その罪を償うことはできない。 どんな理由があっても、人が人を殺すことでは、感情が先に動いて、物事は前に進まない。

今回の事件は動機の稚拙さと銃の入手し易さが問題になって、しばらく騒動が続くだろう。 なんともやりきれないできごとだ。

2007/04/12

「気づき」ということば

電車で帰ってくるとき、女性週刊誌の中吊り広告に「気づき」という言葉があった。 セミナーに通っているときの会社の同期も、休みの日にかけてきた勧誘の電話で同じ言葉を使っていた。
この言葉に非常に抵抗を感じるのは、こういう経験が呼び起こされるからだろう。 それでもこういう違和感のある言葉がどうして他の人には抵抗なく使えるのかわからない。

この言葉自体は"はてなダイアリー"にはコンサルティング用語として登録されている。 調べた範囲では国語辞典に載っていなし、英辞郎で対応する英語もでてこなかった。 自称経営コンサルタントなあやしい人達が使ったとしたら、なんとなく自分の経験と中吊り広告の言葉がつながった気がした。

特定の組織の中で使われる閉じた専門用語は組織の結び付きを強めるために使う事ができるので、この種の専門用語は宗教団体が騒動を起こすと耳にする「マインドコントロール」の基本要素の1つになっている。
専門用語自体はコミュニケーションを円滑にするし、大きな会社では組織が違えば使う言葉の意味も事なって、意志の疏通が困難になる事になるのは自分の経験でもある。 結局は程度の問題でしかなくて、専門用語自体に罪はないんだけれど、「気づき」という言葉は、自分の中で最悪な単語の1つになっている。
そんな自分基準に照して、中吊り広告のコピーを考えた人は勇気があるなぁと思った。

さてさてニュースでは東大の入学式で総長から「常識を疑う確かな力を養ってほしい」という言葉があったと伝えている。
勉強ができるのに自分の考えを理屈ではなくて正しいものと信じているがために修正できない人をみる。 自分で見たから信じると言う人もいるけれど、脳が「見たと判断したもの」が「事実としてあったもの」である事を証明するのはとても難しい。
常識とか経験とかそんなものがどれほど上滑りであやういものなのか、いままでの家庭や学校での生活から実感をもって感じた事はなかったんじゃないかな。

きっとごく普通な幸せな人世を送っていて、いい大学に入ったというだけの事なんだろう。 いい大学に入った事はこれまでの自分の人生や生き方を肯定するための良い材料になるだろうから、疑うなんて事は思いもしない純粋なまっすぐな心を持った人間に成長するのかもしれない。

エリートと呼ばれるようになる人たちがそんな自分の幸せぶりに気づかない人たちの集りだとしたら、「少数精鋭の俺たちが主導しなければ」的な考え方が支配しているようにみえる政治や経済の状況っていやだなぁ。

2007/04/08

USBインタフェースの追加
- Reference: http://www.ratocsystems.com/home.html

CentOS4にUSBディスクを接続するとタイムアウトし、認識することができなくなってしまった。 RHEL4の頃からも同じ症状がでていたけれど、リブートすれば使えていたものが、どうやっても治らなくなった。 実際にはRHEL4の頃から少くても3月中は動いていないようだった。 買ってきたUSB HUBすらまともに動かないのはおかしいと思っていたんだよね。 安いマザーボードを使っているから附属のチップの問題か、Linuxでの対応ができていないのか。 そんな風に考えて買って来たのが、RATOC製のPCIボード REX-PCIU4。 さっそく付けてみたけれど、問題は解決。HDDもHUBも認識するし、普通に動くのってうれしいな。 当たり前の事だけどね。

2007/04/07

ksh v.s. bash - IFS変数の使いどころ & execコマンド

しばらく前にRHEL4を入れてあったPCにSATAディスクを2台付けてRAID0にしてみました。 /bootだけは起動のためにRAID1にしています。

OSを入れ直したタイミングでCentOSにしてしまいrpmforgeとaptを導入したけれど、 余ったRHEL4のライセンスはどうしようかな…。

もっとも最初からCentOSにしたかったわけではなく、理由はRed Hat(会社の方)が嫌になったから。 ubuntuにしようと思ったけれど、6.06のインストーラーではRAID0が構成できなかったために、しかたなくCentOS4にしたのでした。

ここから先はCentOS4での作業なので、bashは3.00、kshはpdksh 5.2.14が対象です。

さてRAID0なんて時限爆弾みたいなものだから、外付けのUSBディスクを使ってpdumpfsでバックアップをとることにしました。 USBは便利なんだけれど、PCを再起動するタイミングで一緒に電源のOn, OFFをしないと機嫌が悪くなる場合があるし、pdumpfsを実行するタイミングで確実にファイルシステムがマウントされている状態であってほしい。

考えたのは、"mount"コマンドの出力からマウントポイントの"/bk"とデバイスファイルの"/dev/mapper/bkvg-bklv"にマッチした行を見つけた場合にpdumpfsを実行する、次のようなスクリプト。

#!/bin/bash
function test_bk {
  flag=1
  mount | while read line
  do echo $line | grep /bk | grep "bkvg-bklv" >/dev/null
    test "$?" = "0" && flag=0 && echo flag is $flag ## for debug
  done
  echo return flag is $flag ## for debug
  return $flag
}
if test_bk ; then
  ## 以下 pdumpfs コマンドを実行

さて実行結果はあまり楽しくありません。出力結果のflagの値が食い違ってしまいます。 この値が"0"でないと、pdumpfsが呼ばれないのですが、常に1になってしまいます。

$ ./test_bk.sh
flag is 0
return flag is 1
..

いろいろサンプルプログラムを作ってみたところ、シェルのread組み込みコマンドがよくなかったらしい。 簡単な例ではforを使うとちゃんと動きます。

けれど、この場合は単純にwhileをforに書き変えただけではうまくいかないのでした。

#!/bin/bash
function test_bk {
  flag=1
  for line in $(mount)
  do echo $line | grep /bk | grep "bkvg-bklv" >/dev/null
$ ./test_bk.sh
flag is 0
return flag is 1

スクリプトを"bash -x script_name"の様に実行すると、"line"変数に行ではなく、空白で区切ったワードが順番にはいっていることがすぐにわかります。こういう動きをするところはIFS変数しかないかなと思ったので、さっそくもう一手間加えました。

#!/bin/bash
function test_bk {
  flag=1
  IFS=$'\n'
  for line in $(mount)
  do echo $line | grep /bk | grep "bkvg-bklv" >/dev/null

さて、この修正版を実行してみます。

$ ./test_bk.sh
flag is 0
return flag is 0

これで意図した通りにbashでは動くようになりました。

bashの代わりにkshを使った場合もやっぱり問題は起こって、kshでは$''形式は使えないので、IFS変数に改行をいれないといけません。

...
  IFS='
'
  for ... 

標準入力をブロックする副作用があるって何かで読んだ記憶があるけれど、この場合って"read"が該当するのかなぁ…。

bashの中から"help read"を実行して、説明を読みかえしてみると'-u fd'オプションについて書かれていました。 これを使って、標準入力以外に対してreadコマンドが動くようにして、最初のバージョンでちゃんと動くようにしてみます。

#!/bin/bash
function test_bk {
  flag=1
  tmpfile=$(mktemp) ; exec 3>$tmpfile
  mount 1>&3
  exec 3>&- ; exec 3<$tmpfile
  while read -u 3 line
  do echo $line | grep /bk | grep "bkvg-bklv" >/dev/null
    test "$?" = "0" && flag=0 && echo flag is $flag ## for debug
  done
  exec 3>&- ; rm $tmpfile
  echo return flag is $flag ## for debug
  return $flag
}
if test_bk ; then 
$ ./test_bk.sh
flag is 0
return flag is 0
...

なんとかなったけれど、中間ファイルは増えるし、シンプルとは言い難いなぁ。 どうするのが一番いいんだろう。それにこれじゃkshで動かないんだよね…。

さて、これをkshで動かすために必要な修正は単純に空白をひとつ削除するだけ。

** bash版 **

  while read -u 3 line

** ksh版 **

  while read -u3 line

うーん。bashとkshって似ているんだけれど、細かいところで面倒だなぁ。

2009/10/02追記: コンスタントにアクセスがあるので、読み返したところ体裁がいいかげん過ぎたので直しました。
コード部分に手は加えていません。

2007/04/03

感謝するべき仕事…?
- Reference: http://www.asahi.com/national/update/0402/TKY200704020236.html

さいたま知事が新人の公務員に対して、自衛官を踏み台にして、県職員の仕事はすばらしいと説いたらしい。
好意的に読んでも、自衛官は平和を守るためには人を傷付ける方法を学ばなければならない厳しい仕事だ、と言いたかったようだ。

でも仕事にそんなに種類ってないと思うんですよね。
自衛官の仕事の内容にはたしかに銃火器の扱いも含まれるのは間違いないけれど、医者には大規模災害が発生したら助かる怪我人と助からない怪我人を選別してマーキングする役目になる人もいて、仕事の成果が関わった人の笑顔に直結しない仕事もあるわけですよ。

そんなつらい仕事でも救われる人が後にいるはずで、その人達からは感謝されると思うんですよね。 どんな仕事でも、その対価として喜びを手にいれる事ができるはずだと思うんですが…。 そもそも県職員の仕事って、そんなに報われる仕事でしたっけ…。

真意が理解されないままにマスメディアに記事が載ったのかもしれない。 訓示の全文が公開されても、やっぱりこういう残念な思いをするのかなぁ。 いったいどういう比較をしたんだろう。

現時点では、県職員なんて楽な仕事についた人達は好運の持ち主だから感謝するように(誰にだ…)、とでもいいたかったのかと思ってしまう。

中央から来る官僚の接待なんかのために裏金をプールしなきゃいけない仕事なんてものはないですよね…。

2007/03/23

再婚禁止期間の見直しに慎重って、おい…
- Reference: http://www.asahi.com/life/update/0323/010.html?2007

議論の発端になった事を考えると、期間の見直しだけが唯一の解ではないと思う。 けれど、期間見直しを含む再婚に関係する法律の改正についての議論は進めないといけないでしょう。

法相は議論の必要性を認めているようだけれど、法律改正には一貫して否定的な態度のようですね…。 でも柔軟性のない法律なんて必要ないし、変える事を躊躇してもよくないと思うんですが。

これが刑法で柔軟に運用できるような内容なら恐怖政治になりそうで困るんですが…。

2007/03/22

trコマンドの使い道

昨日は仕事でマシンルームに籠っていたけれど、'}'の文字だけがタイプできないキーボードになってしまっていたので、awk でプログラミングをする必要に迫られて困ってしまった。 条件は次の通り。

  1. インターネットを含むあらゆるネットワークに接続不可
  2. OSに組み込みのコマンド(awk, manなど)が使えるのみ
  3. マウスやキーボードを使ったコピー&ペーストは不可。(端末からはviで作成)

sendmail.cf には豊富に '}' があることを思いつくまで時間がかかったけれど、

$ grep '{' sendmail.cf | tail -1 | head -c xx | tail -c 2
などとして適当に'}'を得ることができた。
最終的には ">> script.sh' にコピーし、bashスクリプトからawkのone-linerを作成する事ができた。 viの'yキー'(yank)が使えないと、だめですが…。

けれど、今になって思うとtrコマンドを使う方法があった事に気がついた。 odコマンドで調べれば、'{'のコードはすぐにわかるから、だいたいあたりをつけてしまえば手元では簡単にできる。

echo '0' | tr '0' '\175'

まぁプログラムは無事に完成したので、問題ないでしょう…。 viで2つのファイルを編集しても良かったけれど、自信ないんだよなぁ…。

2007/03/18

確定申告を終えて

今年始めて確定申告の書類を準備し、3/15にかけこみで郵便局に書類を出してから出社した。 理由は株取引であった損失を繰り越すためで、面倒に思ったけれど意外に簡単だった。

おすすめな方法はまず面倒でも手で一度計算する事。 税務署のWebページから申告書を作成する事ができるけれど、どの項目を入力する必要があるのか知るためには、ガイドブックを読むぐらいの予習が必要なので、手で計算するのが早いでしょう。

株式に関連した申告方法は、損失も含めてわかり易いガイドが通常のものとは別に出ていた。 でも、それに辿り着くつく方法は良く覚えていない。

税務署のトップページから辿るとわけのわからない所に行きそうなので、Googleで検索するのが良いと思う。

2007/03/16

ライブドア事件
- Reference: http://www.asahi.com/national/update/0316/TKY200703160052.html

今回の公判では宮内前取締役の証言がキーだったようだけれど、それに横領のケチがついている点で、検察は目的のために手段をちゃんと選ばなかったようにも見えて、まぁ将来いろいろ言われるんでしょうね。

ホリエモンは今だって大株主だろうし、社会的に抹殺しただけっていう点でまぁ失敗だったのでしょう。 あの人が頭下げるんでないと意味ないよねー。

Sylpheedの拡張
- Reference: https://members.fsij.org/trac/soc2007/wiki/Ideas

Google Summer of Code 2007の募集が始まったらしい。
FSIJをみると、"Built-in spam filter for Sylpheed" と "Create a tool using LibSylph" についての記述があった。

内蔵ベイジアンspamフィルタとなれば、ちゃんと動くのはもちろんの事、ユーザーの利便性を考慮した機能も必要だろうし、ISO-2022-JPなメールばかりでもない事への対応なんかも必要なのかもしれない。
クロスプラットフォームだから、今でもEUC-JPをカレントロケールにしている人だっているだろうし、Windowsでも動かなきゃいけないし。

"空白で区切る" っていうベイジアンspamフィルタの常識となっているその点を打破できないかなぁ…。
kakasi や ChaSen はすごいし、これからの発展も必要だけれど、意味を解釈する必要性があるとは思えないspamフィルタで使うっていうのは、過剰に思える。

クロスプラットフォームという点では、libsylph はおもしろそう。
うーん時間がない…。

いやすでに学生でも何でもないし、Google Summerとは関係ないんですが。

2007/03/05

スパムメール再び

ドメインが復活したのはよかったけれど、これでスパムメールも届くようになった。 メールは日曜日からは普通にAmazon.co.jpからも来ていたけれど、今日は帰ってきてPCを立ち上げてメールをチェックすると560通をダウンロードし始めた。

その中でも360通以上はすぐにspamフォルダに移動されていた。 残りの200通のうち、おおよそ150通ぐらいが不要メールフォルダにルール通りに届いていた。

結局フォルダに振り分けられなくてデフォルトの受信箱に届いたのは3通だけだった。 3通ともspamだったけれど…。

とりあえずざっとspamフォルダの件名を確認して、まともなメールがまぎれこんでいない事を確認している間に200通も増えていた…。
他にも気になった事があってメールのヘッダを確認すると、以前のサーバーが復活したために、そのサーバー経由と、新サーバー経由の両方からメールが届いていた。

2007/03/03

メールアドレスがなくなった…

気がついたら共同で使用していたレンタルサーバーにあった自分のドメインが消えていた。 最近更新のお知らせがこなかったから、おかしいなぁとは思っていたんだよね。
放っておきつつ甘えていたのは自分の責任なのでとりあえずドメインをホスティングできるレンタルサーバーを探した。

最近はいろんなところで共用サーバーを提供していて、選択に迷うほどある。 微妙なメニューの違いやカスタマイズできる機能の違いなどなど…。

Dynamic DNSで自分の部屋にサーバーを置いてもいいのかなとは思ったけれど、トップページくらいはちゃんと安心できるところに任せておきたいかな。 PHPやCGIが使えれば、DDNSを併用して家のサーバーへProxyする事もできるし…。

それ以前にコンテンツがないという話しもある…。 会社との契約上のしばりもあるし、面倒なんだよなぁ。

2007/02/28

いまさらfvwm2 on RHEL4

RHEL4を使っていて、Gnomeに相当飽きてきたので、よせば良いのにfvwm 2.4系を導入してみた。
まぁmwmを試したけれど直系のopenmotifベースなので、lesstifにある仮想デスクトップが使えず、Meta+ShiftキーとFunctionキーを駆使してみたのの、仮想デスクトップがない事に挫折した。

lesstifを入れるのは止めて、fvwm-2.4.20のsourceに含まれているspecファイルを元にRPMを手元で作ってから導入したものの、昔使っていた設定ファイルは1.24rだったのでそのまま使えず、作り直すのが大変だった。

「だった」というか今でも作成中だけれど、system.fvwm2rcから不要な個所を削って、自分が使うFvwmPagerやらSCIMやらはNoBoarder,NoHandle、ウィンドウはDeskTop内部のWindowだけでMeta+TabでCirculateしたりする。
Meta+Control+Right-KeyでDesktopを移動できるのは、やはり便利だ。

苦労した割に動き自体はだいたいGnomeのデフォルトと似たような挙動だけれど、画面を最大限使えるところや、細かいところを自分好みにできるところは、時間の浪費という点と、コンピュータを使ってやろうという意欲を刺激する点で、いったいどうなんだろう。

日本語の入力は最近は資料も多いし、自分の使っている範囲なら、

XMODIFIERS=@im=SCIM
GTK_IM_MODULE=scim
ぐらいの設定を~/.xinitrcに入れれば足りてしまう。

近頃は xset やら、xsetroot やら使う事があまりなかったので懐しいかったけれど、たまにはこういうのも良いかな。xclockは適当に置いてから、xwininfoでgeometryを測って.fvwm2rcのInitFunctionに書いたりしている。普通にlinux入れて、gnome使ってという感じだと、こういうX11やcontribに含まれているようなレイヤーのプログラムって使わないんだろうな。
いまデスクトップを飾っているxclockやxeyesをジョーク以外で実用として使う機会はどんどん減るだろう。

NetNewsからゲームのアーカイブをダウンロードしてきて、uudecodeでtarballを作って、コンパイルして、ってそんな事が懐しいな。

でもコンピュータのパワーを自分のものとして活用できているか、何か効率よく処理できるようになったか、これを利用して創造的に生活しているか、そう考えると、コンピュータで遊んでいた頃からそんなに遠くには来ていないのだと思う。
30歳を越えてしばらく経つし、短い人生の中で道具をどう使っていくのかはちゃんと考えないといけないよなぁ。

やっぱりExcelやWordのような形のデータになった時点で何かが死んでいくような気がする。 Googleは埋もれた情報を探し出す事に長けているけれど…、それは問題を解決しているわけではないのだろう。

2007/02/25

sylpheedとbogofilterによるフィルタリング

元々メールはsylpheedを使っていたけれど、年始の休暇に使い始めたbogofilterはなかなかいい感じ。
使っている組み合せ:

  • sylpheed 2.2.10
  • bogofilter 1.1.3
  • prepare.rb 1.7 (kakasiの出力をUTF-8に再変換する修正を加えた)
  • nkf 2.0
  • kakasi 2.3.4
bogofilterは単語を空白で切り出してから頻度をチェックするからkaksiで日本語に空白を追加する例が良く知られている。

いろいろ試したけれど、bogofilterのunicodeサポートを止めてコンパイルしたりしても、

  • nkf -eでEUC_JPに変換
  • さらにkakasiで処理し
  • bogofilterに渡す
という流れだとうまく行かないところがあった。 RHEL4だからLANG=ja_JP.UTF-8だったりしたし、これが原因だろう。

いまの処理はだいたい次のような流れになっている。

  1. nkfでISO-2022-JPやASCIIなメールをEUC_JPに変換
  2. kakasiで分かち書きされた状態に変換
  3. 全体をUTF-8に再変換
  4. bogofilterでチェック、学習
ちなみにbogofilterはUTF-8のサポートを有効にしている。

で、これを行なうシェルスクリプトを作ってsylpheedに追加した。

#!/bin/ksh

PATH=${HOME}/bin:/usr/local/bin:$PATH
export PATH

cat $1 | prepare.rb | bogofilter
prepare.rbは~/binに、bogofilterなどはxstowを使っていて、/usr/local/bin にシンボリックリンクがある。 他にもallow用、deny用にスクリプトが必要なので最後を"bogofilter -n"に書き換えたりしたスクリプトをsylpheedに登録している。

prepare.rb (Kazuto Tominagaさん作)は、いろいろ欲しい機能があったので最後にnkf -wでUTF-8に変換するだけの改造を入れて使わせて頂いています。 どれくらいこの効果があるのか計る事は難しいけれど、base64でエンコードされたスパムメールは確かに来ている。
いま確認したところだと、全体がbase64されていてcatしても内容がわからない日本語メールを、そのままbogofilterに渡してもspamだと判定しちゃうので、すぐに効果があるとか、ないとかはいえないかな。 だけど、spamと判定されない条件もあるように思えて、これをbogofilterの前段で展開してくれる機能は大切だと思う。 bogofilterでbase64を展開して、単語を切り出そうとしても、kakasi使わないと役には立たないだろうし。
スパムメールを十分に学習したいまでは、受信したメールをまずbogofilterで処理するようにすることができて楽になった。

万が一間違ってspamボックスにメールを送り込んだ時のために、定期的にspamボックスをチェックして既読マークをつけているけれど…。 いままでのところは一件だけ間違って家のブロードバンドルーターが定期的に送ってくる通過したポート別のアクセス先、アクセス元のIPアドレスのリストだけがspamボックスに入っていた。

便利だけれど、使い始めからいきなりbogofilterに処理を先にさせてはいけない。 まずはルールベースでメールを振り分けるようにして順番に。
いまのところDBも爆発的な大きさになっていないし、何も考えずに使った最初はbase64のコードをそのまま読み込んでいるようにも見えて、収集つかなくなっちゃったけれど、いまは快適です。


$ du -ks ~/.bogofilter/wordlist.db
6052    /home/yasu/.bogofilter/wordlist.db

2007/02/23

クラスター爆弾の禁止について
- Reference: http://www.asahi.com/international/update/0223/014.html

朝日新聞その他のWebサイトで取り上げられているクラスター爆弾禁止の条約交渉を行なう国際会議で日本を含めた3カ国が宣言に参加しないという。

まぁ平和主義をことさら強調しようとする団体やら、いろいろな主義、思想に裏打ちされた理由を持って日本の姿勢を避難する向きもあるかとは思いますが、どんな理由にしろ日本がこういう取り組みに消極的な姿勢をアピールしたことは悲しいとしか言いようがない。

官僚が国益という名の元に縛りつけられているのか、そういう姿勢の人が会議に加わってしまったのか、一人で判断することではないでしょうから、霞が関全体の無関心さと米国の意向を強く意識した事がこういう結果を招いてしまったのかもしれないと妄想してしまう。

こういった取り組みに対して何でも良しとしてしまうのはレベルが低い事ではあるけれど、納得のいく理由が報道からは読み取れないのでは、米国の意向を(勝手に)考えて行動したというのは説得力があるだろう。

国際会議に参加する国の思惑もいろいろ、日本側の理由もいろいろあるだろうけれど、今回の判断は憲法の精神から乖離している気がする。 憲法はベースライン、このゲームのルール。

作り変えるという動きがあるけれど、憲法を読み直そうとはあまり言っていないようだ。 識者の判断や議論が重要という筋書になっている気がするけれど、国民を巻き込まない方向性は間違っている。

体型の変化に伴なって憲法という服を作り変えるのなら賛成するけれど、いまの自分のセンスと違うという理由で和服を洋服に作り変えてしまうような事は慎重に進めなければいけないし、その自覚がなければいけない。

軍事力以外にも平和や国際貢献で信頼を得る道はあるはずなのに、経済的なインセンティブによってこれからの国の方向性が決まるようにみえるのは悲しい。 最近の情勢からは長期的には国際的な経済における日本の重要性が低下することで、政治的な影響力も失う可能性がそれなりにあるのだから、それを恐れて既得権益の確保に走るよりは、精神的な崇高さを残して欲しいと思う。

2007/02/22

ゆびとま退会
- Reference: http://echoo.yubitoma.or.jp/weblog/publicity/eid/434318/

いろいろ言われていて、広報部も風評とはいうけれど、具体的な説明がなかったのが残念だった。 まぁ言われている内容からすればうかつにコメントできないと思いますが、それって…。

それに体制を変えてコンプライアンス委員長を県警本部長経験者から招いたとメールには書かれていたけれど、この委員長なる人物に対して個人的に信用できない雰囲気を感じてしまったので退会する事にした。

惰性で入ったままだったという事もあるし、いまはSNSがいろいろあってゆびとまじゃないといけない理由はないのかな。

2007/02/18

ubuntuでpostgresql+php

PHPとPostgreSQLの組み合せでubuntuで遊ぼうとしたところうまく動かなかった。 ありふれた組み合せだから自分のコードが原因だと思ってphpgroupwareをapt-getで導入してみたけれど、うまく動かなかった。

次に導入したpostgresql-7.4はPGPORT=5433になるし、再導入すると5434になるし、手で設定は戻せるけれど、apache2, php の設定はいじったし、phpgroupwareのコードもport指定できるように手を加えたりしたので、リセットしたくなった。

ubuntuはdebianベースだから、apt-getをフロントとしてdpkgでパッケージ管理ができる。

$ sudo apt-get --purge remove php4
で削除しつつ、
$ dpkg -l | grep php4
で消されていないパッケージを確認しながら関連するパッケージを全て削除した。

結局はpg_hba.confの中で指定していたTCP接続の際の認証方法"md5"に必要なパスワードが、pg_userテーブルにない事がわかった。 これは

ALTER USER user1 WITH ENCRYPTED PASSWORD 'hogepass'
のように登録しておけばいい。
それにapache2を動かすデフォルトのID 'www-data' のようにハイフンを含むIDは、createuserコマンドで登録できるものの、ALTER USERではパスワードを設定する事ができなかった。

2007/02/17

システム管理と自動化

GNUのcfengineといえば私が大学に入った頃から存在するシステム管理での自動化を推進するツールですが、まともに使われている現場についての情報を聞いた事がありません。
それなりにあるはずですが、システムの自動化というキーワードは本にもなりにくいのか、UNIXでかつ、エンタープライズ環境という切り口では、システム管理の本そのものをあまり見た事がありません。

もちろん製品やソフトウェアのマニュアルというものはありますが、所詮道具なので、それを料理するためのレシピ集というのはあまり見ません。 オライリーからもいくつか本は出ていますが、Unix Power Tools以外はそれほど使えないレシピ集に見えます。
特定の料理が口に合う人には良いと思うんですが、マニアックな人が多いためか、行列のできる料理はあまりないようです。 ハードウェアを見るのか、ソフトウェアだけをみるのか、なんでもかんでも管理者という一人の肩に落ちてくるのか、料理の味などどうでも良くなる状況もありそうです。

さてcfengineなどの自動化はシステム管理に関わる人間には必要な品質改善の方法です。
## いまいちポピュラーではないようですが…。 最近は死活監視などを行なうモニターツールが雑誌で解説されていましたが、製品を含めてこういったツール類はいろいろ使われているはずです。
##「死活」という言葉はその本で始めて知りました

この他にもrsync+sshを使ったファイル配布は、いたるところで行なわれているはずですが、こういった仕事をさせるためにad-hocな方法で設定を変更してはいないでしょうか。 sftpしか使わないのにsftp-serverをcommand=に指定していなければ、セキュリティ上問題があるかもしれません。
問題があるかどうかを判定する、基準すらないかもしれません。 上司やお客様から微妙な場合の判断基準を置く場所が与えられていないかもしれません。

ここでいうシステム管理者はサラリーマンを意図しているので、この仕事に就く道はいくつかあります。

  1. 新入社員として配属された子羊
  2. SIerとしてシステム開発に携わった後、ソフトウェアと供に納品された開発者
  3. 開発に疲れて下流に流れついた元開発者
  4. 効率化を行なう製品開発や研究の一環として運用にもときどき携わる研究者
まぁ皮肉が相当入っているのは自分自身は(1)に該当するからなので気にしないように。

とにかく、システム管理者が突拍子もないスキルを持っていない限り、仕事として始めたシステム管理という仕事について概要を知る方法も教えてくれる人もいないために、自分の仕事がシステム管理なんだと理解しても、それは無理のない事といわざるをえないように思えます。
独学で得た知識が十分に体系化されていなければ、自分のできる範囲だけで仕事を行なってしまい、よりよい方法を模索するなど夢にも思わないかもしれません。 またシステム管理者が将来を危惧し、モチベーションを落とす事があっても仕方がないでしょう。

そういった自分が知っている世界の反面教師として、ほかのシステム管理という仕事について情報を得る機会があっても良いのだろうと思います。
今日は"Principles of Network and System Administration"がAmazonから届いたので、しばらく読んでみようと思います。 有名なシステム管理の教科書ですが、冒頭のcfengineの作者が書いたものです。

2007/02/11

短かい睡眠時間の影響
- Reference: http://journal.mycom.co.jp/news/2007/02/07/382.html

MYCOMジャーナルの記事で勉強時間の短さよりも睡眠時間の短さの方が学力により強く影響する事が指摘されている。

これ自体は昔から感覚的に理解されてきた事のように思うけれど、関連する記事のリストは、PCやインターネットの利用やそれを狙ったテクノロジーがどう影響するのかについてという観点からまとめられているようだ。

自分でも30を過ぎたあたりからは、プレッシャーに弱くなった気がしていたけれど、気になる事があって眠らずに寝不足が続いた事で精神的に弱くなった事が大きな理由だったと思う。
年末の休暇から無理矢理早く眠り、無理矢理好きな本を読むようにしてからは調子が良くなってきた。 散歩もほぼ毎日しているし。

歳を取って物事の優先順位が変ってきたなぁとはしみじみ思う。

2007/02/06

インドの公害

NHKが2月5日の夜からBS1で、インドの反映と多国籍企業による経済活動についてのドキュメンタリーを放送している。
昨日はBBCで今日はデンマークのテレビ局が作成した番組で、インドの綿花農家とデンマーク企業の綿製品との関係が中心だった。 当然デンマークの企業の名前しか出ていなかったけれど、扱っている商品は普通に日本でもおしゃれな雑貨屋さんで見られるようなタオルやカーペットなどだったから、日本の会社でも同じような会社があっても不思議じゃないよねぇ、と思う。

原料になる綿花をインドの農家がデンマークの企業が現地生産して販売する農薬やその他の農薬をブレンドして使っている事などが放送されていた。農薬を使えば使うほど良いと考える様や健康な体を維持する事が難しい環境をみて、インドは経済的なインセンティブに翻弄されているようだ。
なにしろ農地の5%を占める綿花農家が農薬消費量の50%を担っていうし、インドの綿花を扱う企業全体にネガティブなイメージを持ってしまう。

日本人の基本的なメンタリティは臆病や怖がりといった気がするが、インドはどちらかというと非常におおらかにみえた。 それは番組から病気に侵されていくインドの人々の怒りや憤りが伝わってこなかった事が大きな理由だろう。
尊敬を受ける文化を持っていながら経済的な格差や学歴の差が大きい事は、インド人の生き方の差だと思っていた部分もあったけれど、工場で働く人達をみていると日本もそうだったように(今もそうか)、選択肢がなく貧困から抜け出せない状況にいる人達の様子が伝わってくる。

2007/01/16

青空文庫

国家の品格の中で、夏目漱石の「こころ」にでてくる先生と三島由紀夫の自殺に関係があるのかという一文があったので、ひさしぶりに「こころ」を読んでみようと思いました。
実家には小説もあるものの、取りに帰れる距離でもないので青空文庫から読む事にしました。

おもむきはないですが、便利な世の中になったものです。 しかし改めて読んでみて、自分はこの作品を理解できるというより染み入るように入ってくる歳になったのだと思いました。
なんともいえない気になります。

理解するのが難しいとはよく聞きましたが、昔読んだときはそう思わなかった。 けれど昔はどちらかというと読み進むのが苦痛に思えたものの、いまはすっかり魅せられたように読み進んでいます。
まぁ仕事に戻るのが嫌なだけなのかもしれませんが。

今日(?)の歩数 ;カッコ内は10分以上継続して歩いた「しっかり」モードの歩数

  • 01/15(月)の歩数: 12263歩(4253)

2007/01/14

キーワード:インセンティブ

年末年始の休暇を利用して読み進めていた本がだいたい終った。 他にもその前から積んである本はいくつかあるけれど、今年を初めるためにそれなりに必要かなと思ったものを選んで平行して読んだ。
今回のキーワードはインセンティブ。

「ヤバい経済学」とかで利己的な人間の行動原理として述べられている言葉です。 今回読んだ本はだいたいこんな感じ。

  • フラット化する世界(上下巻) - トーマス・フリードマン (原題: The World Is Flat - A Berief History of the Twenty-first Century)
  • 世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す - ジョセフ・E・スティングリッツ (原題: Making Globalization Work)
  • 国家の品格 - 藤原正彦
  • ウサギはなぜ嘘を許せないのか? - マリアン・M・ジェニグス (原題: A BUSINESS TALK: A Story of Ethics, Choices, Success And a Very Large Rabbit)

上から本の厚い方から薄い方に並んでいますが、意図としては読んで内容が薄かったと思う順番に並べています。
満足度を読んだ時間で割ると、さらに差が出るという事ですね。 最初の3つがグローバリゼーションについて触れている点からすると最後の本は仲間外れですが、まぁいいでしょう。

The World Is Flat

トーマス・フリードマンの書いた本で、ビジネス書ですね。 ビジネス環境を変革する使命を持ったビジネスマンが自信を持って仕事ができるように、迷ったり、疑問を持っても走り続けられるように励ましの言葉が書かれている、そんな印象を持ちました。
そんなに悪い本ではないですが、おそらくインタビューを受けた人達の意図が反映されているのか、疑問に持った方がよさそう。 そんなに変な本ではないですが、括弧書きのインタビュー部分は事実として捉えて、その後のフリードマンの解釈は疑ってかかる、そんな読み方がお勧めです。

インタビュー部分は事実で、幅広く情報を集めているので価値はありますが、フリードマンの解釈はまぁ新興宗教の勧誘なみに重要な事実には意図的に触れずに、自分の主張に都合の良い体裁を整えているという印象を受けました。
「〜である」という部分はツッコみどころが満載のおもしろい本です。

でも(いまのところ?)トンデモ本ではないし、それなりに良い本でした。

MAKING GLOBALIZATION WORK

"The World Is Flat"の本のオビにも推薦の一言が載っているノーベル賞を受賞した経験のある経済学者スティングリッツ先生の著書です。
この本の中でフリードマンがいっている「フラット化する世界」は逆フラット化していると述べていて、でもフリードマンを全否定しているわけでもなく、オビに書かれていた推薦文はそれはそれで正しいんだと思います。

率直にまじめに格差是正のために何ができるのか、これから各国の首脳が取れて実効性のある政策について提言がされています。
人が動く動機はたいがい「インセンティブ」にあると見るその視点が徹底されていて、利己的な人間たちをどうやって誘導するか、相互にインセンティブのある提言となるように配慮されている様がみてとれます。

この本に書かれているような事ができるかどうかは、先進国とそのリーダーたちが利己的なインセンティブをある程度は捨てて、世界を正しい方向に導くんだという行動からインセンティブを受けられるかどうかにかかっているのかもしれません。
まぁ世界中の有権者が、スティングリッツ先生のいう通りにしないと投票しないっていう意思表示ができれば、世界がかわるかもしれない、そんな幸せな気持ちにさせてくれる一冊でした。

国家の品格

いうまでもなく日本のベストセラーですが、いま頃読みました。はやりの本は、旬のときにはあまり読まないのです。
スティングリッツ先生が非常に崇高な高みから、世界の情勢を憂いているのに比較すると、酔った日本の親父がうだうだいっている雰囲気が漂っていますが、読み応えはあるし、飾っていない分だけ読み易い本だと思います。

不思議な事に主張の一部はスティングリッツ先生が述べている事と重なっていたりします。 でも日本の田園風景を守るために必要な事は、日本人が武士道を忘れてしまったおかげで、国がどうのこうというのではないような気がします。

日本が正しい道に進むためには、不正を行いたくなるインセンティブを排除する事が必要なんでしょう。 関税を引き上げて国内産業を守った場合にも、賞味期限を切れた牛乳使ってみたり、日付付け替えたりする日本人がいるわけで、とんでもない農薬を使ったり不正な方法で収穫高が上がるような事をしたりするかもしれない。
いろいろな監視は国内、国外を問わず必要なんでしょう。

牛肉の場合は日本で行なえているようなトレーサビリティは米国にはないし、でもそれって日本みたいに高級肉として売れるからなんじゃないのかな。米国の大企業にとってはコストがあわないんじゃないのかな。 報道でも米国の小さな牧場は全頭検査でもいいから出荷させろって政府に言ったことが報道されていたけれど、大企業の意向で動くとすると、とても承諾できないだろうなぁ。全頭検査なんて。

日本では青森あたりで豚肉のトレーサビリィティを行なおうとして、税金を数億円飲み込んで倒産した第三セクターがあったはず。
その気はなかったのかもしれないけれど、ひょっとしてお金を支出する事が目的だったんじゃないの?と勘ぐりたくなるほどなぜ失敗したのかわからず、これだけお金を使って失敗ってことは、計画段階から失敗含みだったんじゃないかと思えるほど。

話しがそれましたが、武士道って素敵な響きですよね。 なんで不正しちゃいけないの?、なんで公金を失敗するとわかっているプロジェクトや無駄とわかっている出版物の購入に使うの? そりゃインセンティブがあるんだからしょうがない。 そんなしょうがいない事も「ならぬことはならぬことです」という一言で済むんですから。 これは武士道ではないか。まぁその頃の言葉という事で。

A Story of Ethics, Choices, Success, And a Very Large Rabbit

この本は一番薄くて、インセンティブに魅かれる人間たちを描いた本です。 日本人には武士道、欧米人にはうさぎというところでしょうか。

日本版監修者の山田真哉さんも書かれていましたが、アメリカでこういう本が書かれたという点がおもしろかったです。
というか勇気づけられました。

結局卑怯な事ってよくないわけなんでしょうね。世界中どこでも。 アメリカの場合は法律やスポーツのルールのように、合意が取れている事に反抗しない限りは卑怯とは呼ばれないんでしょう。
職場の後輩にも書かれていない事をやって「やっていいと思っていました」ってのがいますが、(いきなりレベルが落ちたな…)、自分の頭で考えて、胸に手を当てて、顔を上げて生きていけるような事を毎日しましょう、というわけです。

ただそれって人によって受け止め方が違うし、主観の問題だから、こういう本で啓蒙しないと、私の観点で卑怯だと思うような事をやっている人も胸を張って、顔を上げて、笑顔で毎日過せるモンスターのような人間たちに立ち向かえないわけです。
日本人にもたまにそういう人がいますね。 ほりえもんは卑怯だけれど、それで胸を張っていきていけるような強い心臓しているようにはみえません。 欧米にいるそういう人達のまねをしているような。 家族関係やその生い立ちに興味深い点があるという事では、斎藤学先生の研究対象に最適かなと思われます。

まとめ

どれもこれもおもしろい本でした。 いろいろ書いたけれど、買った事を後悔する本はなかったということは述べておきたいと思います。

さて世界中で武士道とはいわないけれど、こういう観点で合意が取れるのだったら、スティングリッツ先生のいう世界が実現するのかもしれません。
ひょっとすると共産主義も武士道を習得した国家、国民の元ではうまく機能するのかもしれない。

けれど日本人が武士道を忘れてしまったように、人間は簡単にインセンティブをみつけて転びますね。 卑怯だからといってそのインセンティブを見過していたら、誰かが飛び付くでしょう。
残念ですが、そういう事ができないように、卑怯な事を法律として制定していく…。 ああ、結局アメリカと同じように法律に書かれていない事ってやっていいのかなぁ。

いやいや、そういう事を「カッコわるい」と思って自粛するように、面倒な事でも「カッコいい」といって進んでするような人間がこれから必要ってことなんでしょう。
今日(?)の歩数 ;カッコ内は10分以上継続して歩いた「しっかり」モードの歩数

  • 01/14(日)の歩数: 9428歩(7660)
  • 01/13(土)の歩数: 4472歩(3919)

ゼロトレランスって
- Reference: http://www.asahi.com/national/update/0113/TKY200701130332.html

高校でゼロトレランスな生活指導を試みる記事がasahi.comに載っていた。 学校に文句をいう保護者にはつける薬がないというかなんというか…。

反抗的であっても若さ故の正義感みたいなものを持っている人達には割と納得のいく公平なシステムなのかもしれない。
けれど退学までこのルールで決めてしまったら、日本には馴染まないんじゃないのだろうか。

高校生のころに先生に断わらず午後の授業に出ずに家に帰ったり、体育祭は最初と最後だけ参加といった生活態度だった自分としてはなんとも言えないですが。

職員室は伏魔殿とは言わないけれど、割と密室っぽいイメージが先行する日本の教育には、わかりやすいシステムはとってもいいことだと思う。
どうしようもないアメリカのやり方をまねするだけなのはいけませんが、うまく行かないからといって制度そのものを止めてしまう学校にはもうちょっと考えてほしいなぁ。

2007/01/13

ゆとり教育

さいきん調子が良いと思っていたら、いきなり37.3度という微妙な熱を出してしまった。 体がだるいというよりは、肩やら手首やら関節や筋肉が痛いなぁ…。 それほど上昇しないところをみるとインフルエンザではなさそうだ。

さてゆとり教育は失敗したというのが最近よくみられる。
わかりきっていたこととはいえ、このまま昔の状態に戻るべし、という主張が通るのが心配だな。

そもそも教える内容を削るというのが間違っていただけで、詰め込み教育の反省自体はそれなりにゆとり教育を推進してきた理由だったわけだから、元に戻せば良いというものでもないはず。

子供たちに伝えられる内容の多様さを提供したり、勉強をすることの意義や楽しさといった事を伝えられなかったのが、根本的な反省するべき事じゃなかったのかな。 言葉だけが独り歩きして、そもそもの理念がどこかで勘違いされたまま推進された、伝言ゲームのようになった事を反省して次のステップに向かうべきだろう。

単純に「失敗でした」だけでは、子供たちが報われないし、何にもならないな。

まぁ会社で新しい新人研修プログラムにノミネートされていったら研修担当者から「君たちはモルモットだから」と言われたけれど、最近の若い子たちの研修内容はそれなりに妥当になってきているみたいだし、そうなればモルモットだった甲斐もあったというものだ。
世の中納得いかないことばかりだけれど。

今日(?)の歩数 ;カッコ内は10分以上継続して歩いた「しっかり」モードの歩数

  • 01/12(金)の歩数: 5617歩(2443)

2007/01/11

最近の平熱

最近平熱が36.4度程度になっている。 昨年はだいたい36.7度が最低で、36.9度くらいが平熱だったから、ずいぶん最近調子がいい。

年末年始は過去2年と比較するとまったく仕事がなかったし、ちゃんと休めたからよかった。

今日(?)の歩数 ;カッコ内は10分以上継続して歩いた「しっかり」モードの歩数

  • 01/11(木)の歩数: 11823歩(6055)
  • 01/10(水)の歩数: 12432歩(4393)
  • 01/09(火)の歩数: 7401歩(1362)
  • 01/08(月)の歩数: 10373歩(7944)
  • 01/07(日)の歩数: 9757歩(5914)
  • 01/06(土)の歩数: 9603歩(2685)
  • 01/05(金)の歩数: 11054歩(5078)
  • 01/04(木)の歩数: 9904歩(4315)

2007/01/09

scim-skkとfreemindで発生する些細な問題

調子にのってscim-skkを使っていたら、freemindで'F2'を使って既にあるノードのテキストを編集する時に入力が渡らなくなる事がある。
マウスは動くので「保存」やらscimのメニューからAnthyやskkを使わない事で何とかなるけれど、日本語の入力はプロセスを立ち上げ直すまでできない。

Javaのバージョン(Java 5 and 6)とRHEL4とUbuntu 6.06.1の組み合わせで試したところだと完全な再現性はないものの、なにかの条件が整って既存のテキストを再び編集しようとするところで入力ができなくなるようで、scim以外に依存するものはみつからなかった。

別件でscim-1.4.5でフォーカス周りの修正が少し入っているようだったので、FC3のRPMを元にいくつかのrejectされるパッチを適用せずに1.4.5をビルドした。 適用できないパッチは既に適用済みか、必要なさそうにみえたので、いまのところ気にしていない。

とりあえず体感としては頻度が下がったように思う。 しばらく様子をみて、RedHatやSunのバグデータベースもチェックしないとだなぁ…。

2007/01/06

RedHat Enterprise Linux 4 で scim-skk を使う

今日はRHEL4 (RedHat Enterprise Linux 4)でskkを使う方法を試してみました。
既にRHEL5betaではscimが含まれているし、RHEL4でscim+anthyを使う方法は簡単になっている。(SCIM Packages for RHEL4)

この投稿もRHEL4+Firefox+scim-skkの組み合わせで書いています。
カスタマイズしていないiiimf-cannaよりはとんでもない変換をする事もなく、とても快適になりました。 これは慣れの問題ですね。ATOKがない環境では作業にならない人もいますし。

scimの導入はSCIM Packages for RHEL4に従って、scim-anthyを導入した後で、OpenSuseのRPMを元にscim-skk 0.5.2のRPMを作りました。これは多少苦労しましたが、出来たRPMを導入してanthyからscim-skkに切り替えてもまともに動かない…。 gnome-terminalでC-jやEnterで変換が確定できず、その他の挙動もおかしかったのです。

参考にしたvmware上のUbuntu 6.06.1 LTSではちゃんと動いていたので、dpkgでパッケージを確認すると、ubuntuではscim-skkの0.5.1を使っていました。
Googleで検索すると0.5.2で同じような問題を経験した例もあったので、0.5.1のRPMを改めて作り直しました。

scim-skkのRPMを作ろう

編集したspecファイルを元に"rpmbuild -bb"でx86_64をターゲットにビルドしたけれど、"gtk_combo_box_get_active_text" が未定義というエラーがでてうまくいかない。

マニュアルではgtk+-2.0のgtk/gtk.hで定義されているようだったけれど、同じような事で"my_gtk_combo_box_get_active_text" を作っている人がいたので、それをそのままパクって"scim_skk_setup_dictionaries.cpp" 内で static関数として定義して作った。

ちなみに編集した0.5.1用のspecファイルと元のOpenSuse用との差分は以下の通り。
これは新しいスタイルシートのテスト。端末から入力した文字列を表します。

$ diff -u scim-skk.spec.20070105 scim-skk.spec
こちらも新しく作成したコードを表示するためのスタイルシートのテスト。
--- scim-skk.spec.20070105      2006-05-02 20:22:00.000000000 +0900
+++ scim-skk.spec       2007-01-05 12:29:23.000000000 +0900
@@ -8,44 +8,40 @@
 # Please submit bugfixes or comments via http://bugs.opensuse.org/
 #

-# norootforbuild
-# usedforbuild    Mesa Mesa-devel aaa_base acl anthy anthy-devel atk atk-devel attr audit-libs autoconf automake bash bind-libs bind-utils binutils bison bzip2 cairo cairo-devel coreutils cpio cpp cracklib cvs cyrus-sasl db desktop-translations diffutils e2fsprogs expat file filesystem fillup findutils flex fontconfig fontconfig-devel freetype2 freetype2-devel gawk gcc gcc-c++ gconf2 gdbm gdbm-devel gettext gettext-devel glib2 glib2-devel glibc glibc-devel glibc-locale glitz glitz-devel gnome-filesystem gpm grep groff gtk2 gtk2-devel gzip info insserv klogd less libacl libattr libcom_err libdrm libgcc libjpeg libnscd libpng libpng-devel libstdc++ libstdc++-devel libtool libxcrypt libxml2 libzio m4 make man mktemp module-init-tools ncurses ncurses-devel net-tools netcfg openldap2-client openmotif-libs openssl orbit2 pam pam-modules pango pango-devel patch perl permissions pkgconfig popt
procinfo procps psmisc pwdutils rcs readline rpm scim scim-devel sed strace sysvinit tar tcpd texinfo timezone unzip update-desktop-files util-linux vim xorg-x11-devel xorg-x11-libs zlib zlib-devel
-
 Name:           scim-skk
-BuildRequires:  anthy-devel gcc-c++ gtk2-devel scim-devel update-desktop-files
-Version:        0.5.2
-Release:        14
+BuildRequires:  anthy-devel gcc-c++ gtk2-devel scim-devel
+Version:        0.5.1
+Release:        1
 License:        GPL
 Group:          System/I18n/Japanese
 Autoreqprov:    on
 Requires:       skkdic
 Provides:       locale(scim:ja)
 URL:            http://sourceforge.jp/projects/scim-imengine/
-Source0:        http://osdn.dl.sourceforge.jp/scim-imengine/15351/scim-skk-0.5.2.tar.bz2
+Source0:        http://osdn.dl.sourceforge.jp/scim-imengine/15351/scim-skk-0.5.1.tar.gz
 Patch0:         commit-when-focus-out.patch
 Patch1:         libtool-options.patch
+Patch2:                scim-skk-0.5.1.missing_combobox.diff
 BuildRoot:      %{_tmppath}/%{name}-%{version}-build
 Summary:        SKK Input Method Engine for SCIM

 %description
 SKK Input Method Engine for SCIM

-
-
 Authors:
 --------
     Jun Mukai 

-%debug_package
 %prep
 %define build_setup     1
 %setup -q -n %{name}-%{version}
 %patch0 -p0
 %patch1 -p0
+%patch2 -p1

 %build
 libtoolize --force
-autoreconf -I /opt/gnome/share/aclocal --force --install --verbose
+autoreconf -I /usr/share/aclocal --force --install --verbose
 CXXFLAGS="$RPM_OPT_FLAGS"
 ./configure --prefix=/usr              --sysconfdir=%{_sysconfdir} @@ -67,17 +63,21 @@
 %files -f scim-skk.lang
 %defattr(-, root, root)
 %doc AUTHORS COPYING NEWS README* ChangeLog TODO
-%dir %{_libdir}/scim-1.0/
-%dir %{_libdir}/scim-1.0/IMEngine/
-%{_libdir}/scim-1.0/IMEngine/skk.so
+%dir %{_libdir}/scim-1.0/1.4.0
+%dir %{_libdir}/scim-1.0/1.4.0/IMEngine/
+%{_libdir}/scim-1.0/1.4.0/IMEngine/skk.so
+%{_libdir}/scim-1.0/1.4.0/IMEngine/skk.la
 %if %{build_setup}
-%dir %{_libdir}/scim-1.0/SetupUI/
-%{_libdir}/scim-1.0/SetupUI/skk-imengine-setup.so
+%dir %{_libdir}/scim-1.0/1.4.0/SetupUI/
+%{_libdir}/scim-1.0/1.4.0/SetupUI/skk-imengine-setup.so
+%{_libdir}/scim-1.0/1.4.0/SetupUI/skk-imengine-setup.la
 %endif
 %dir %{_datadir}/scim/icons/
 %{_datadir}/scim/icons/scim-skk.png

使い勝手

いまのところscim-skkはだいたいうまく動いている。
少なくともアプリケーションを道づれに異常終了する事はないです。

けれども、JavaベースのFreeMindでは変換ができなくなってプロセスを再起動したり、C-jで変換を確定させようとしてFirefoxで右上の検索ボックスにフォーカスが当る事があります。
このscim-skkもしばらくは学習が必要なので、こういう文章を入力している内に使い易くなることでしょう。 skkが使えない事でRHEL5まで待つか、Ubuntuに乗り換えるか迷っていたので、しばらくメインマシンはRHEL4ベース、周辺のサーバー群はUbuntuという構成になりそうです。

その他

お正月休みを利用して家の環境やらbloggerのスタイルシートに手を加えたりしていました。
今年も家族や友人たちが健康で過せる一年であるように祈るばかりです。