2007/12/30

Dell "Inspiron 640m" と帰省

年末なので1年ぶりに帰省してみた。 おそらく家をでて一週間も実家にいるのは初めてだろう。

仕事の都合で12/31-1/3は電話が鳴ってすぐにPCが使えるところにいないといけないので、その日の移動を避けて新幹線のチケットを予約したところ1週間も実家にいることになったのだ。
車ですぐに戻るか、PCとAir H"を持っていけばいいのかもしれないが、田舎のため親戚回りも車で電波の届かないような道を1、2時間走らないといけない。 おかげで、家からほとんど出る事ができないが、本が読めてプログラミングもできそうだ。

さて、そのために仕事用パソコンの他にDellのノートパソコン "Inspiron 640m" も持ってきた。 どうも以前から発色が悪い事が気になっていたけれど、色補正機能で輝度(明るさ)を下げてあげると、満足の行く画面になった。デフォルトで明る過ぎるから白けてしまったのですね。

手持ちの中でCPUは最速なのにメインマシンじゃないからいままで放っておいたけれど、こんな発見もおもしろい。
だらだら動画やニュースをみていないで、何かを生み出す仕事を早くしよう。

2007/12/25

PS3 Linuxが起動しない

システムのアップデート 2.10 でPS3に導入されたLinuxが起動しなくなる問題を知らなかったために、休日にLinuxを立ち上げるところでつまづいてしまった。
新しいAddon-CD 2007/12/20 では対応しているという事なのでさっそく導入してみる。

Linuxを起動しようとしてテレビに何も出力されなくなったところからの流れはだいたい次のとおり。

  1. 電源ボタンを長く押し、電源を切る
  2. 起動時に同じく電源ボタンを5秒以上押し、PS3(GameOS)を起動
  3. Addon-CDを挿入し、「他のシステムのインストール」を実行
  4. Addon-CDを排出!
  5. 起動時の優先順位を「他のシステム」に変更し、直ちにリスタート
Fedora Core 7 (FC7)に付属のkernelを使っている場合は、これで起動するようですが、私の場合は Addon-CD に付属のkernelに入れ替えていたので、さらに一手間必要でした。
  1. Addon-CDを取り出している事を確認し、「他のシステム」の起動
  2. 画面が流れ一呼吸あって「kboot: 」のプロンプトが表示されたタイミングで、タブキーを押す
  3. "2.6.23"以外の"2.6.xx-fc7"などのFC7付属のカーネルイメージを選択して、リターンキーで起動
  4. Addon-CDを挿入し、"sudo mount /dev/cdrom /mnt"などで"/mnt"にマウント
    1. $ cd /mnt/target
    2. $ sudo rpm -Uvh glibc*
    3. $ sudo rpm -ivh --force kernel*
    4. $ sudo rm /boot/initrd-2.6.23.img
    5. $ sudo mkinitrd /boot/initrd-2.6.23.img 2.6.23
  5. $ sudo /sbin/shutdown -h now を実行
  6. 自動で電源は切れないため、システムが停止したメッセージを確認してから、Addon-CDの排出、電源ボタンを長く押し停止→起動
まぁ概ねこれでよさそうですが、mkinitrdで作成するイメージファイル名は、/etc/yaboot.conf, /boot/yaboot/yaboot.conf と同じにする必要があります。

うーん、ここまでで休みが1/3ほどつぶれてしまった。

2007/12/16

ゆとり教育かつめこみ教育か

インターネットの動画サイトやblogなどでも「ゆとり」v.s.「つめこみ」的な議論をよく目にするようになった。 ゆとり教育は施策として最悪だと思うけれど、対比するものとしてつめこみ教育を挙げる二元論的な問題提起は危険だろう。

ゆとり教育はもちろん、過去に行なわれてきたいわゆる「つめこみ教育」両方への反省があるとすれば、知識の運用については教えず個人に任せきりで、知識自身というよりは知識の身に付け方やその応用が将来重要になるといった、大人になってから当たり前と思う程度の事を伝えてこなかった点にあると思う。

教育に満足しているという議論は聞いた事がないので、教育というものは時代の要請を遅く実現するものなのかもしれません。 けれど「ゆとり」か「つめこみ」かなんて意味のない議論は止めなければならないでしょう。
自分自身は小学校の時代にアグレッシブな先生に囲まれていたので、3年生の時は一年がかりで肉牛を育ててみたり、さつまいもを育てて市場で売るところまでを2年生で体験したりしました。その他にも各学年での工夫がありましたが、当番や責任というものは常にあったと思います。
別にそれがすばらしいというつもりはないけれど、何をしたら良いかわからない子供に自由裁量を経験させてしまう事はまったく意味がなく、強制的に押し付けるのであれば、せめてテストで計れない何かしらの経験を積ませる事が重要だと思います。

2007/12/10

SysAdmin紙の廃刊

廃刊になったSysAdmin紙からCD-ROM (vol.13) が届きました。 学生の頃に自分でマシンの中身を理解したくてシステム管理に興味を持ったものの、資料といえば図書館にあったSysAdmin紙ぐらいしかない状態だったけれど、なんか「システム管理」っていう言葉から受ける印象とは記事やスタンスが少し違う気がするんですよね。いい意味で。

いまは実験とかするのに、その「環境」を統治するスキルが軽視されているような気がします。
でも現状OSが複雑すぎるのは間違いないので、LISPやSmalltalkが全てにおいて優れているとはいいませんが、土台からコントロールできるというのは正しいアプローチなんだろうとは思います。

まぁGoogleで検索するのが主流な世の中で、物理的な雑誌はもうちょっとマニアックに話題を絞らないとやっていけないんでしょうか。
いや十分にマニアックだけれど、ちょっと残念です。