NHKが2月5日の夜からBS1で、インドの反映と多国籍企業による経済活動についてのドキュメンタリーを放送している。
昨日はBBCで今日はデンマークのテレビ局が作成した番組で、インドの綿花農家とデンマーク企業の綿製品との関係が中心だった。
当然デンマークの企業の名前しか出ていなかったけれど、扱っている商品は普通に日本でもおしゃれな雑貨屋さんで見られるようなタオルやカーペットなどだったから、日本の会社でも同じような会社があっても不思議じゃないよねぇ、と思う。
原料になる綿花をインドの農家がデンマークの企業が現地生産して販売する農薬やその他の農薬をブレンドして使っている事などが放送されていた。農薬を使えば使うほど良いと考える様や健康な体を維持する事が難しい環境をみて、インドは経済的なインセンティブに翻弄されているようだ。
なにしろ農地の5%を占める綿花農家が農薬消費量の50%を担っていうし、インドの綿花を扱う企業全体にネガティブなイメージを持ってしまう。
日本人の基本的なメンタリティは臆病や怖がりといった気がするが、インドはどちらかというと非常におおらかにみえた。
それは番組から病気に侵されていくインドの人々の怒りや憤りが伝わってこなかった事が大きな理由だろう。
尊敬を受ける文化を持っていながら経済的な格差や学歴の差が大きい事は、インド人の生き方の差だと思っていた部分もあったけれど、工場で働く人達をみていると日本もそうだったように(今もそうか)、選択肢がなく貧困から抜け出せない状況にいる人達の様子が伝わってくる。
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