2009/07/05

TypingMania 5 Odysseyで曲データを作ってみる

日曜日は早起きをして友達の運転でエバ劇場版をみてきました。無事帰ってきたものの、眠たさのあまり本を読もうにも頭に入ってこないので、放置していたTypingMania用のXMLファイルの作ってみました。お題は現在REMEDIOSとして活動している麗美さんの「Angel」です。

麗美さんの楽曲は1991年前後に深夜番組で「Daydream Fair」を聞いてからCDを買って聞いていますが、最近はアルバムをリリースしなくなり、残念ながら活動している様子を聞かなくなってしまいました。(と書きつつ調べてみると今はUR都市機構のCMで声が聞けるようですね)

XMLファイルを作成するためのTypingMania配布元サイトや付属するマニュアルの説明は文字が多く丁寧なので、少し壁はありますが、PCは操作するだけという方でも曲データの作成は簡単だと思います。

少し引っかかったのは次のような点でしょうか。

とにかく遊びたいがXMLファイルとはなんぞやといった方には、なにか適当なGUI付きのUtilityとか"設定用.xls"からのXMLファイル用イクスポートボタンとかないと、敷居がちょっと高いかもしれないですね。けれどそんなに難しくはないです。慣れの問題だと思います。

MP3ファイルとWAVEファイルの相互変換

「午後のこ~だ」などを使う方法が紹介されていて、この方法自体はいいなぁと思いました。 ただ使用しているOSがVistaだった事もあってMP3とWAVEファイルの変換をするためにwinLAMEを使いました。

普段使っているLinux機であれば$ lame --decode angel.mp3 angel.wavぐらいなので、WindowsでもLAMEを入れてみたというわけです。 "winLAME"は簡単なGUI付きで、MP3からWAVE, WAVEからMP3といった変換はほぼ直感的な操作でできそうです。

SoundEngineの用途

配布元サイトではSoundEngineが紹介されていますが、ボタンが多くて少し引きました。 説明の内容からおそらくフェードインを付けるといった曲データの加工をした上で遊ぶ事を視野に入れているのでしょう。

最初から説明を読もうとせずに、「再生ボタン」、「一時停止ボタン」、「現在時刻表示」がわかれば良いのではないかと思われます。ミリ秒単位で時刻表示できるプレイヤーがあれば簡単そうですが、適当なものは見つけられなかったのでSoundEngineをリッチなプレイヤーとして使いましょう。

"設定用.xls"ファイルに入力するインターバル

SoundEngineに表示される時刻表示は、「x分y.yyy秒」という形式で表示されます。 しかし実際にはミリ秒に変換した数値を"設定用.xls"の赤字箇所に入力しなければなりません。

例えば"1:23.456"と表示されていた場合は、"1分"を"60秒"と変換して、「60(秒)+23.456(秒)」の結果、つまり"83.456(秒)"をミリ秒に変換した、"83456"を赤字箇所に入力するわけです。

説明文にもちゃんと書かれていますけれど、何のことだか動かすまではよくわかりませんでした。

2009/09/26追記:ちなみにExcel(or OpenOffice)を使って変換する事ができます。
A1セルに"1:23.456"の記号を取って"123456"と入力しておいて、他のセルに=A1- ( 100000 - 60000 ) * INT(A1 / 100000)と書けば"83456"と赤字部分に入力するべき数字が得られます。

XMLファイルのUTF-8での保存方法

解説では".xml"の拡張子をつけて保存するべし、と書かれていますが、おそらく使うツールやPCの設定によってUTF-8で保存する事ができないと思われます。

実際に問題があったのでcygwinの環境でnkfを使って直しましたが、一般的ではないですよね…。 普通にWindowsを使っている場合はメモ帳で名前を付けて保存をする時に文字コードの指定ができるので、UTF-8を指定して上書き保存するのが良いと思われます。

既知のバグ

「Angel」の歌詞の中には"Sweet, sweet..."という一節があるのですが、この小文字のカンマを入力すると正しく動きません。 ここら辺は配布サイトの「意見・感想コメントページ」の中で既に触れられています。

今回はスペースに置き換える事で解決としました。

まとめ

実際に作成したファイルで遊んでみましたが、今回の曲はM.M.=72ぐらいだと思いますがかなり難しかったです…。

配布元サイトでは簡単にゲームを楽しむ事もできるようになっていますが、自分の気にいった楽曲で遊ぶのもまた楽しいです。同じデータを元にして競う事はできないですが、それでもこのアプリケーションは魅力的です。 いまは自分で手を加えて遊ぶ必要のない環境がいろいろありますが、こういった手をかけて準備するものにも独特のおもしろさがあると思います。

それにしても配布元サイトの「恋スルVOC@LOID」がClass A以上どうしてもとれないなぁ。もっと歌詞を覚えないとだめか…。しかもアルファベットをみて打つわけじゃないから歌詞が消えるEasyの方が激ムズ…。

ああ、あと気になったのは日本ファルコムが楽曲の使用(主に再生、演奏)をフリー(無償)としましたが、ゲームへの利用は禁じている点でしょうか。ブログでもこの点を踏まえて許諾を得たとはされていなかったので、そのうち取り下げられるかも知れません。

2009/10/19追記:利用規約ではゲームでの楽曲利用は明示的に禁止されていません。
しかし利用例の中で、ゲーム利用については禁止とだけ書かれています。 この根拠が利用規約のいずれに当るものかは、これだけではわかりません。
利用規約は新たな創作活動に使うためであれば無償にするという趣旨に読めるので、明記されていないところからすると、「当社の権限」を行使した場合はおとなしく従ってね、といったところでしょうか。

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