SSDはまだ本格的に使うものじゃないと感じつつも、X25-Mリテール版が3年保証になっている事もあって試してみる事にしました。 ターゲットはMacBook 13-inch Aluminum (late 2008)です。
以前に交換したPowerBook G4 550MHzと違って、交換はびっくりするぐらいに簡単です。 AppleのサポートページからマニュアルPDFをひっぱってきます。 HDD交換方法が図解されていて、丁寧に行なえば難しい作業ではないでしょう。
今回使った道具は以下の通りです。
- Intel製 X25-M 160GB
- 外付けUSB HDDケース
- SuperDuper!
- T6トルクスドライバー
- PH000精密プラスドライバー
注意点1
MacBook 13インチ (late 2008)の内蔵HDDは日立製(5400rpm)でしたが、Mac miniの富士通製とは違って十分に高速でした。今回はSSDに変えて違いを体感するのが目的でしたが、通常の用途であればそのまま使えば良いと思います。
注意点2
単純にSuperDuper!で"Backup - all files"を選択すると起動に失敗します。 これはパーティションの情報がIntel Macで必要としているGPT(GUIDパーティションテーブル)形式ではないのが原因です。
ディスクユーテリティでSSDドライブ本体を選択して「パーティション」タブで”1パーティション”を選択して、オプションからGUIDパーティションを選択されている事を確認してフォーマットを行ないましょう。 後は普通にSuperDuper!を起動して、"Machintosh HD"のバックアップを取れば交換して終りです。
使ってみて
このX25-Mは、仕事で電車など移動中に使う人が嬉しくなると思います。 Thinkpad X41だと起動するまでに2駅過ぎたりしましたし。 関東圏で仕事をしていた以前の自分だったらThinkpad X200sとの組合せで持ち歩きたくなる事は間違いありません。
その反面、机の上で普通にパソコンを起動しっぱなしにする人には向かないでしょう。 確かに速いですけどね。そこまでのメリットはない。 ちょっとパソコンを立ち上げて一仕事する、そんな短時間で起動し、サスペンドさせたい人向けの一品と感じました。
SSDはしばらく様子見。
MLCですがX25-Mは非常に高価です。しかし、ここがスペック上は最低ラインかなと感じます。 他のSSDは使っていませんがスペックや評価をみる限りでは、X25-Mと比較して安価なものはRandom Writeが遅いデメリットが気になります。 Windowsであれば2.5-inch 250GBプラッタ 7200rpm HDDとデフラグソフト(Diskeepr, MyDefrag, etc.)の組合せがバランスの取れた、満足度の高い構成のように思えます。
ノートPCを持ち運ばなければならないなら検討しますが、X25-Mはまだ少し高価です。
SSDを使わなきゃなら、またX25-Mを選ぶかな。 しかしHDDと比べて価格に見合ったバランスが取れる状況は、まだ少ないと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿