2009/09/01

「〜できなかったらどうするんですか」という質問が日本をダメにしたと思う

すっかり涼しくなって冬用のフトンをひっぱりだしてきました。仕事がない事を除けば住むには良いところです。

さて民主党が政権を取る事が事実上決まったわけですが、議員のニュース番組への露出も増えています。 さすがに皆さん明るい表情をしつつ謙虚に受け答えしていますが、キャスターの質問で気になるのが、 「(マニフェストの内容を)実現できるんですか?」、「〜できなかったらどうするんですか?」という質問です。

似ていますが「〜はどう実現するんですか」と、まともなビジネス人なら聞くだろうと思うんですよね。 まぁそういう風にちゃんと質問する方もいますが、油断すると「できる?」という形式の質問が次に出てきます。

自分が仕事を受ける時に「〜できない」とは絶対に考えないし、期日などから"できる事"と"できない事'と、このままではできない事を"実現するための条件"を話すでしょう。 実際には言われた事をそのままやってもだめで、真に困っている事や解決したい問題の本質をとらえて、それを解決する事が仕事になるんですけどね。

民主党の政策に全面的に賛成なんてできないけれど、とりあえず日本の統治の構造を変えてほしいと思います。 それよりも、まず「できなかったら」という行動しない言い訳を探す官僚的な大人たちが、この日本の疲弊した状況を作り出したのではないでしょうか。

変らなければいけないのは、自分の都合を優先した理屈を作り出し、不合理な行動をする、そういった態度なのだと思います。

1 件のコメント:

knamtoday さんのコメント...

「できなかったらどうするんですか」ねぇ…、できないってことはない。うまくいかないことはあるだろうケド。

でも、やらないよりは経験積むよね。その後、マダやる価値があるなら、もう一押し。

既に価値が無くなったら、違うことを考えないとね。やるなら徹底的にネ。

失敗したって良いじゃん。失敗積んだ人じゃないと、未曾有の危機を最小の被害で抑えられないもんね。