2009/09/23

実家からの作業用にUbuntu 8.04にvncサーバーを入れてみる

実家に帰省している間に置いてきたUbuntu 8.04にログインする必要があったので、ブロードバンドルーターで22番ポートを許可してきました。

想定外だったX11を使う必要がでてしまったので急遽VNCをセットアップしました。 Ubuntu 8.04にはvncserverとして複数のパッケージが準備されていますが、以前7.10だったかで試した時にうまく動かないものがあって混乱した事がありました。

その時のメモがここに残っていなかったので、念のため導入したパッケージをメモしておきます。

$ sudo apt-get install tightvncserver

TeraTerm Proでローカルポートの5901番をログイン先の127.0.0.1:5901と接続して無事に動きました。

クライアントは…

持ってきたThinkpad x22ではWindows XPが動いているので、とりあえずRealVNCからクライアントをダウンロードしてきました。

サイトの更新がされていない時期があったような気もしますが、なんだかちゃんとメンテナンスされているようですね。

2009/09/21

Xenのdebianでapt-get時にGPG errorになる

いままでうまく動いていたのと思うのですが、XenのVMで動いているdebian etchでapt-get時にエラーがでるようになってしまいました。

W: GPG error: http://ftp.jp.debian.org etch Release: 
The following signatures couldn't be verified because the public key is not available: NO_PUBKEY 9AA38DCD55BE302B

gpgを使って鍵ファイルを/etc/apt/trusted.gpg辺りに入れて上げれば良いのですが、そもそもこのファイルがなかったのでパッケージを追加する事で解決しました。

$ sudo apt-get install debian-keyring debian-archive-keyring

これで標準的に必要な鍵ファイルは手に入って、更新の手間が省けます。

2009/09/18

iMac G5を買取に出してみた

iMac G5で遊ぼうかと思っていたのですが、部屋の整理も兼ねて買取サービスに出してみました。

利用したのはビワコムが運営する「買取オンライン」。 専用フォームで付属品やらの情報を伝えて概算を教えてもらった後で本体を着払いで送りました。

箱とか全部そのまま持っていたのと、本体の外観自体は綺麗だったせいもあってか、ほぼ減額されずに引き取られていきました。 減額されたのはWirelessマウスで、日焼けしていた分が-500円だけ。

オークションで買い手が見つかれば、もっと高く売れたとは思うんですけどね…。 実際のところは買い手がなければ、どんどん価値が下ってしまうので難しいところです。

Mac mini用にDell 2209WAが欲しい気もしますが、しばらくはL567 2台でやっていこうと思います。

2009/09/17

Avast!を導入して気がついた事

ThinkPad x22のアンチウィルスソフトをNOD32からAvast!に入れ替えました。

NOD32はMacBookのVMWareで動くVistaに持っていきました。 今回使ったAvast! Home Editionは家庭での非営利目的に限定して無償で配布されています。

Avast!自体はビジネス向けやMac向けに有償版があるので、 単純に無料のソフトウェアというわけではありません。宣伝広告のためでしょうか。

使ってみた感想

NOD32と比較してAvast!の消費メモリが大きいのが気になります。NOD32は20MB〜40MBの消費量だったのが、Avast!は2つのプロセスが各25MB〜80MBのメモリを消費しています。全体で90MBほど起動時のメモリ消費量が増えています。

ThinkPad x22は最大とはいえ640MBしかないので、特にメモリの消費量は気になってしまいます。 けれど普段使うレスポンスに大きな違いは感じられないですし、お金があればNOD32に戻したいぐらいには思いますが、いまどきのパソコンならAvast!で十分なんではないでしょうか。

Avast!はお勧めか?

お勧めできない製品はいくつか思い浮ぶんですけどね。 電気屋さんで手に入る安価なソフトを使って頻繁に再起動するようになったパソコンを知っています。 そういう点からみても、Avast!はいまのところ大きな問題を起してはいないと思います。

アンチウィルスソフトの目的って何なんでしょうね。いわゆるScript Kiddy程度の、知り合いの嫌がらせやいたずらを防ぐという意味では、どの製品でも大差はないでしょう。この範囲ではAvast!は十分な役割を果すと思います。

けれど仕事で使うかもしれないWindowsにはNOD32を使っています。 これは何かあった時の言い訳としての役割もありますし、価格に対する独自の機能や性能をプラスに評価しているからです。はっきりいえば、単純に自分の持つイメージが良いという事だけが理由です。

他の人にアンチウィルスソフトを勧める時には、その人が使おうとしている製品や、期待するイメージを聞くようにしています。自分がノートンを使わないからといって、相手がノートンに信頼感を持っていれば反論する理由はありません。

もし間違った情報を持って行動しているようなら指摘できますし、+αの情報を伝える事もできます。 どんな製品も不具合を持っていないという事はないですし、有名な製品を使うというのも「赤信号をみんなで渡る」ようなものかもしれません。最終的な決定はパソコンを使う本人がするべきで、これはとても大切な事です。

けれど、大事な事はもっと他にあるような…

アンチウィルスソフトに何を使うかは気にするところだと思いますが、 もっと大切な事は危険そうな怪しいWebサイトやメールには近づかないことです。

定期的にセキュリティ更新を行なう事でレベルの低い愉快犯は防ぐ事ができます。 バックアップを取っておけばファイルを壊されても何とかなるでしょう。

自らの能力の限界を認めて誰かに守ってもらおうという姿勢は、私も同じですし、良い事だと思います。 ただそれに100%依存してしまっては、やはり危険から逃れる事はできないのだとも思います。 人間が作ったコンピュータの世界は、しょせん人間の日常生活の一部を反映しているに過ぎませんから、普段の生活と同じ感覚で考えれば良いのですけどね。

痛みを伴なうわけではないから、ついつい羽目を外したり、不注意になって、危険な目にあってしまうのかもしれません。

2009/09/11

「消費者ホットライン」は必要なのかな。

何かお金がからむ時のよろず相談窓口になっている国民生活センターのメールマガジンは、 いろいろなリコール情報などがメールで受信できて、とても便利、というよりおもしろいです。

今日は普段とちょっと違う「中央省庁からのお知らせ」という項目が掲載されていました。 全てのお知らせは消費者庁を経由するはずだから、窓口は「消費者庁からのお知らせ」で良いはずじゃないかな。 責任は取りたくないという意識の表れでしょうか。

それはそうと福島県も対象に9/14から郵便番号をキーに近くの国民生活センターなどの相談窓口に転送してくれるサービスが開始されたそうです。このホットラインの番号は"0570-064-370"。

まとめ

根本的に相談してもらう機会を増やしたいのに、その解決策が転送電話を開設することって誰が考えたんだろう。語呂の悪い番号まで使ってチャネルを増やす必要はなくて、はっきりいってタウンページにまとまっている情報だけで十分です。

そもそも相談窓口があるって事を知らない人にどうやって知らせるかが問題なのに…。

学校でもちょっとは触れられてきたんでしょうけれど、いまは情報は溢れていて自分から取らないといけないんですよね。 小学校あたりの教育がどうなっているのか、ちょっと不安です。

ここからはナビダイヤルについて

なぜか普及しているナビダイヤル。ホットライン案内のPDFファイルの最後には「PHS, IP電話、ひかり電話の一部」は使えない旨の正し書きがあります。ひかり電話は使えるはずだけど、NTT東西以外のひかり電話が存在するのか…。

このホットラインの趣旨はトラブルに遭遇しているのにセンターに連絡をしなかったケースが、被害者の3割になるという状況を改善するためのもので、便利にならなきゃ意味がありません。

ナビダイヤルは通信の制御もできたり、供給する側にはいろいろ利点はあるんだろうけれど、使う側からすれば使えない全国一律番号。たかだか高機能転送電話なのに供給する側の都合を優先して総務省が提供条件の設定をサボったんじゃなかろうか。

だいたい利用者が料金を負担するのに、事実上一社しか提供していない機能を使うなんて、NTTコミュニケーションズへの利益誘導じゃないか。

基本的に全キャリアが"0570"で始まる番号に対応したゲートウェイを準備すれば、どこも空いている番号を売れるようになって競争が働くでしょう。結局はバックエンドにNTTのIP網を使うしかないとか、いろいろあるだろうけれど、使う側にとっては便利なものになるんじゃなかろうか。

2009/09/08

MacBookのHDDをIntel X25-M 160GBと交換してみた

SSDはまだ本格的に使うものじゃないと感じつつも、X25-Mリテール版が3年保証になっている事もあって試してみる事にしました。 ターゲットはMacBook 13-inch Aluminum (late 2008)です。

以前に交換したPowerBook G4 550MHzと違って、交換はびっくりするぐらいに簡単です。 AppleのサポートページからマニュアルPDFをひっぱってきます。 HDD交換方法が図解されていて、丁寧に行なえば難しい作業ではないでしょう。

今回使った道具は以下の通りです。

  • Intel製 X25-M 160GB
  • 外付けUSB HDDケース
  • SuperDuper!
  • T6トルクスドライバー
  • PH000精密プラスドライバー

注意点1

MacBook 13インチ (late 2008)の内蔵HDDは日立製(5400rpm)でしたが、Mac miniの富士通製とは違って十分に高速でした。今回はSSDに変えて違いを体感するのが目的でしたが、通常の用途であればそのまま使えば良いと思います。

注意点2

単純にSuperDuper!で"Backup - all files"を選択すると起動に失敗します。 これはパーティションの情報がIntel Macで必要としているGPT(GUIDパーティションテーブル)形式ではないのが原因です。

ディスクユーテリティでSSDドライブ本体を選択して「パーティション」タブで”1パーティション”を選択して、オプションからGUIDパーティションを選択されている事を確認してフォーマットを行ないましょう。 後は普通にSuperDuper!を起動して、"Machintosh HD"のバックアップを取れば交換して終りです。

使ってみて

このX25-Mは、仕事で電車など移動中に使う人が嬉しくなると思います。 Thinkpad X41だと起動するまでに2駅過ぎたりしましたし。 関東圏で仕事をしていた以前の自分だったらThinkpad X200sとの組合せで持ち歩きたくなる事は間違いありません。

その反面、机の上で普通にパソコンを起動しっぱなしにする人には向かないでしょう。 確かに速いですけどね。そこまでのメリットはない。 ちょっとパソコンを立ち上げて一仕事する、そんな短時間で起動し、サスペンドさせたい人向けの一品と感じました。

SSDはしばらく様子見。

MLCですがX25-Mは非常に高価です。しかし、ここがスペック上は最低ラインかなと感じます。 他のSSDは使っていませんがスペックや評価をみる限りでは、X25-Mと比較して安価なものはRandom Writeが遅いデメリットが気になります。 Windowsであれば2.5-inch 250GBプラッタ 7200rpm HDDとデフラグソフト(Diskeepr, MyDefrag, etc.)の組合せがバランスの取れた、満足度の高い構成のように思えます。

ノートPCを持ち運ばなければならないなら検討しますが、X25-Mはまだ少し高価です。

SSDを使わなきゃなら、またX25-Mを選ぶかな。 しかしHDDと比べて価格に見合ったバランスが取れる状況は、まだ少ないと思います。

MacBook+VMware+Vistaで遭遇したFlashplayerの不具合

アップルストアで売られていた修理品のMacBook 13インチ アルミニウム (late 2008)を手に入れました。 少し古いですがNVIDIA 9400MGのチップセットが入っていれば、しばらくは問題ないだろうという判断からです。 MacBook Proの方が液晶の色域は向上していますが、普段使う分にはこのLEDバックライトで問題ありません。

さてさて、今回はVMWare FusionでVistaを動かした時に遭遇した、Flashplayerの不具合についてです。

普段使っているInspiron 640mやらMac miniやらでは、VMWare(Player)からVirtualBoxに移りました。 今回はWindows Vistaを割と安定して使いたかたったので、VMWare Fusionを使いました。 VirtualBox + Vistaの組み合せは試していませんが、Ubuntuの経験からはきっと問題なく動くんでしょうね。 スナップショットを活用するつもりはないので、VMWareは安定して動いて欲しい保険の意味が大きいです。

さて、IEのアイコンをDockに入れます。 MacからIE8のアイコンをクリックするだけで全画面モードでVistaが立ち上がり、IEが動き始めます。 最初はIE8が立ち上がらなかったりしましたが、VMWare Toolsを入れたり、ゴチャゴチャしている間に、どうやらいまのところはちゃんと動くようになっています。

しかしYoutubeで全画面に切り替えると画面が固まってしまいます。

症状を改善するには全画面表示に切り替える前に、動画上で右クリックをして設定から「ハードウェアアクセラレーションを有効化」のチェックを外せば良かったのですが、情報が見つけられなくて苦労しました。

分かってしまえば、以前もlinux上のflashplayerで同じような事があったと思うんですよねぇ…。 無意識にキャッシュ設定周りをいじった時に変えちゃったのかなぁ。

2009/09/07

小説「ヨコハマ買い出し紀行」を読んだ

小説版は原作をベースにしながらも、原作にとらわれずに編まれた作品です。 賛否両論ありますが、アルファさんの個性はそのままと感じました。 結局、それが一番大切な事だと思います。

これは、漫画もそうですが、読んだ感想をうまく表現できない作品の一つです。 漫画と同じような感想を持つ事ができたということは、原作の雰囲気を受け継いだ良い小説だという事なのでしょう。

あいかわらず作品の舞台はのっぺりとした平穏な世界観に満ちています。しかし、その奥にある繊細で美しいものに心が引き込まれてしまいます。 そういった描写は丁寧で、小説として楽しめる作品になっていると思いました。

原作の背景にある多くの謎は、そのままで良いのですよ。 受け手がいろいろ考えればいい、日本人が好む作品だと思います。

アルファさんの描写さえブレなければ、まだまだ、謎を別の方法で料理した物語を作る事はできるでしょう。 また違う書き手によるお話しを読んでみたいと思いました。

一気に読んで午後の時間が埋まってしまった。 まだ夕日が見えるあいだに外を歩きに行こうかな。

2009/09/06

録画したNHKの海外ドキュメンタリー「King Corn」をみる

NHKが世界の食をテーマに9月第一週の深夜にドキュメンタリー番組を放映していました。 Wooo用に値下がりした320GB iVDR-S HDDを増設したので、調子に乗って全部録画してしまいました。

テレビ内蔵HDDレコーダーは便利なんですが、見るのが大変なんですよね…。

さてさて、"Pig Business"とかおもしろいものがいくつかありましたが、これは"http://www.pigbusiness.co.uk/"を見た方が早いと思います。 今回は"King Corn"の感想です。

このドキュメンタリーから、アメリカで大規模トウモロコシ農場を運営している農家の考えや、トウモロコシの用途について知る事ができます。まぁ感想は一面的なものですから、それ以外の考えを持っている人もいるはずですが、描かれた真実については興味深いものがあります。

日本の農業について生きる道は大規模化である事は、選挙の前から農業政策についての議論の中で良く言及されています。 大規模化というとアメリカのような形態なのかなぁと漠然と捉えていましたが、今回みた番組はいくつかの点で興味深かったです。

  • アイオワ州で生産される多くのトウモロコシが品種改良され、0.4ヘクタール当りの収量が5トンである事 (タイの米は同面積で2.5トン程度とのこと)
  • 品種改良されたトウモロコシは、加工が必要でそのままでは食べられない事
  • トウモロコシを加工したコーンシロップが作られ、多くの食品に砂糖の代用にされている事
  • 70年代に減反を止め、生産拡大に補助金を支給するよう政策が変更された事
  • ある一農家の感想として、トウモロコシを食料とは捉えておらず、換金のために作るものと考えている事
  • 食肉市場に出す牛はトウモロコシを主食として育てられるが、本来は牛のエサではなく、長期間トウモロコシだけで育てると胃に潰瘍ができてしまう事
  • トウモロコシで育てられた牛肉には脂肪が多く含まれ、自然に放牧された牛と比較して飽和脂肪が7倍程度の9g含まれている事

2008年の石油危機ではバイオエタノールに転用されるトウモロコシに焦点があてられた番組がありましたが、また別の観点から作られた番組もおもしろいものです。

日本も近く減反政策は転換されるでしょうけれど、その先に何があるのか少し心配になりました。 食糧問題全般について市場に任せるというアイデアが良く使われます。 そのすべて悪いとはいいませんが、その結果として淘汰される存在があるという事を忘れてはいけないと思います。

WIndows XPが無線LANに接続できなくなった…

英語キーボードのThinkpad X22(Windows XP)は、キータッチがDellのInspiron 640mとは比べものにならないほど良く、HDDも高性能のものに変更しているので、まだまだ現役で使っています。この投稿もX22のChrome上で書いています。

普段は無線LANカードとしてコレガのWLCB54GSXを使っています。 しかしこの無線LANに接続したままEthernetケーブルを接続してから、再起動をしても無線LANに接続する事ができなくなってしまいました。 Ethernetと無線LANに同じIPアドレスを静的に割り当てた設定がどうやらWindowsの動きをおかしくしたようです。

しかし根本原因の特定まではできず、結局のところは無線LAN用のIPアドレスを変更してドライバを再インストールする事で解決できました。ドライバの再導入が必要だったところから、無線LANのサーバー側は関係なさそうです。

しかし見た目はIPアドレスも割り当てられているし、pingの反応がないのを見るまでは、ネットワークに接続できているものと思っていたので、DNSサーバー側を確認したり、いろいろ時間がかかりました。 重複したIPアドレスを割り当てると、あとあとまで問題があるのはWindowsの問題なのかなぁ。

そういえばLenovoのメーリングリストで流れてきたメールをみて気がついたのですが、週末割引を使ってそこそこなスペックのx200sが10万円ちょっとで入手できそうです。 個人的にはTegraベースのネットブックに興味があるのと、仕事もないしThinkpadが必要な状況ではないので、今回はスルーかなぁ。

もしものためにドライバーが置かれている"C:\corega"フォルダは残しておこう。 Gyaoだけならみれるし、このx22にはもう少し働いてもらいたいところです。

2009/09/02

iMac G5のチューニング for 10.5

Mac miniを導入したために、20インチの汎用作業台として置いているiMac G5。 付属する10.4 Tigerを再導入したままでしたが、最後のOSとなる10.5 Leopardを再度入れてから前回気になったところが改善できないか挑戦してみました。

以前10.5にしたことがありましたが、マウスやウィンドウのひっかかるような動きが気になりました。 今回はパフォーマンスモニタを見続けて、2つのプロセスに注目しました。

  1. Spotlightのインデックスを作るプロセス
  2. Time Machineプロセス

まずSpotlightの停止

インデックスを作らないようにさせるには、ブログ等に説明が多数あります。 参考にしたのは[PC][Leopard] Spotlight を停止する方法などです。

MacOS X 10.4では/etc/hostconfigに設定をいれました。

SPOTLIGHT=-NO-

Mac OS X 10.5では"launchctl"コマンドを使って、バックグラウンドで稼動するデーモンを操作します。 説明には"com.apple.Spotlight.plist"も停止するとありました。$ sudo launchctl listで確認したところ動いていたのは"com.apple.metadata.mds.plist"の1つだけだったので、停止したのはこちらだけです。

$ sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.metadata.mds.plist

Time Machineがレスポンスに与える影響

通常の使用中にどの程度の負荷になるのかは、まだよくわかっていません。

最初はTime Machineを無効にしていて、後から2.5インチHDDをUSB外付けケースに入れて接続してみました。 即座にTime Machineを有効にするか聞かれ、スイッチを入れて"有効"にしましたが、最初の同期にはやはり時間がかかります。

google desktopのようにファイルの更新情報をkernelから貰いつつ、定期的にpdumpfsのような動きをするんだろうけれど、それにしては負荷が掛っているような。

常時オンでは毎時間00分にupdateプロセスが動きだすようですが、仕事をしていないのに意外と重くなる印象を受けました。 しばらくは、使わないときに手動でTime Machineのバックアップを作成する事にして、常時オンにするのは控えようと思います。

しばらく使ってみて

S-IPSとはいえ正面から観る分にはさすがにIPS液晶らしく見やすいです。YouTubeでスタンフォード大学のレクチャーをみたり、QT4のプログラミング環境として使っています。 画面は見やすいし、文句はないですね。HD画質での鑑賞は無理としても、Spotlightの検索をオフにしてからはFlash動画が以前よりはなめらかに再生されるようになり、有効だったと思います。

複数の仕事をさせるとうまく回せない印象ですが、SafariやCamioではタブを高速に開き、移動できます。 軽い作業を選ばないとだけれど、ppc向けのソフトウェアが提供される限りは現役で通用するはずです。

2009/09/01

「〜できなかったらどうするんですか」という質問が日本をダメにしたと思う

すっかり涼しくなって冬用のフトンをひっぱりだしてきました。仕事がない事を除けば住むには良いところです。

さて民主党が政権を取る事が事実上決まったわけですが、議員のニュース番組への露出も増えています。 さすがに皆さん明るい表情をしつつ謙虚に受け答えしていますが、キャスターの質問で気になるのが、 「(マニフェストの内容を)実現できるんですか?」、「〜できなかったらどうするんですか?」という質問です。

似ていますが「〜はどう実現するんですか」と、まともなビジネス人なら聞くだろうと思うんですよね。 まぁそういう風にちゃんと質問する方もいますが、油断すると「できる?」という形式の質問が次に出てきます。

自分が仕事を受ける時に「〜できない」とは絶対に考えないし、期日などから"できる事"と"できない事'と、このままではできない事を"実現するための条件"を話すでしょう。 実際には言われた事をそのままやってもだめで、真に困っている事や解決したい問題の本質をとらえて、それを解決する事が仕事になるんですけどね。

民主党の政策に全面的に賛成なんてできないけれど、とりあえず日本の統治の構造を変えてほしいと思います。 それよりも、まず「できなかったら」という行動しない言い訳を探す官僚的な大人たちが、この日本の疲弊した状況を作り出したのではないでしょうか。

変らなければいけないのは、自分の都合を優先した理屈を作り出し、不合理な行動をする、そういった態度なのだと思います。