2007/09/24

著作権法の改正?
- Reference: http://xtc.bz/index.php?ID=472

次回の著作権法の改正で、基本方針としてインターネット経由で未許諾のモノをダウンロードした人を罪とする方針にきまったらしいです。これから運用については議論するらしいですが、どういう運用にするんでしょう。

まぁ親告罪のままなのかわかりませんが、刑事罰にしてさらに非親告罪にしたら、簡単に逮捕されるか任意同行を求められますね。そうでなくても同人誌サークルが「未許諾」とかいうだけして、検察が被疑者不詳のまま書類送検をし続けるとか。と、これを書いた後でリンク先を読んで対象が「録画・録音」だと理解しました。失礼しました。

しかしダウンロードされた事をどのレベルで証明すれば良いんでしょう。あるIPにデータが送信されたからといって、家宅捜索とかしてくれるならかなり面白い事になりそうです。 これまではカタログの写真が無許可で背景に使われたーとか、関係を客観的に主張できる事が暗黙の内に成立していたように思えます。
改正案に実効性を持たせるなら、Webサイトやプロバイダにある程度の情報の提供を強制したり、送信先IPの情報だけで強制捜査ができるようにしないと運用できないですよね。こわい、こわい。 ぜんぜん関係ない事で警察官が家に入ったら「この音楽どこで手に入れました?」とか聞かれちゃうとか。

そこまではないにしても「知っている人」ではない、「前提や技術を知らない善良な大人」が巻き込まれないような運用って相当難しいんじゃないでしょうか。
アップロードサイトに何回でも上げる人を取り締るための調査方法なんかの強化なら良いと思うんですが、海外のサイト経由だったりしてよくわからないから消費者を取り締まれっていうのは、まぁ悪い事は悪いのですが、酷い、無茶な事するなぁと思います。その前にしなきゃいけない事はいろいろあるでしょうに。

どうせ落とし所は、管理団体が「違法ですからー」と言えるようにするところなんだろうけれど、そんな事のために法律の改正をさせるって事自体が履き違えている。
創作活動をする人達にお金がまわる仕組みは絶対に必要で、そのため必要悪が団体組織だったりするはずなのに、なんか立場を勘違いして力の入れる場所を間違えているよなぁ。
個人でネットラジオ番組作ろうとしたらメディアをそろえる事からして現実的に不可能だし、フェアユースの範囲があまり議論されないままに、私的複製から少しはみ出す事がすごーく難しい現実は絶対に問題で解決しなきゃいけないことなのに。録音ではないけれどちょっと外で演奏するのにあんな難しい文書じゃいくら払えば問題ないのかわからないよ。

はぁ、ばかばかしい。

問題の本質 - システムエンジニアの成果主義

ふらっと散歩中に、成果主義について考えて、無駄に歳を取っても高給だったり人事が順番だったりする不平等感を打破するため、年功序列制度を廃止して移行してるんだよね?、と思いました。
どんな問題があるにせよ、事実上年功序列や終身雇用が破綻しているため、あらゆる面で「成果で評価する事」は必然だと思います。

でも成果主義への移行がうまく進むためには「成果を客観的に評価でき(て順位付けができ)る事」が求められますが、実際には人が判断するため主観が入るし成果の中身があいまいな場合もあるかもしれません。

そのため成果主義により引き起される問題のひとつとして「がんばっても評価されないという閉塞感」が挙げられると思います。結局、主義・制度の周りの「成果をみる環境」に問題があるために、主義・制度を変えても「閉塞感」から逃げられないのだと思います。
「ダメな上司」による評価は、どんな基準でやってもダメになりますし、制度を変更する前提として現状の分析と改善が行なわれなければ、変化によって痛みを生むだけで良くはならないでしょう。

しかし前述の通り成果を評価するという事自体はもはや避け難く感じます。 本当に?「終身雇用が崩壊したから、年功序列制度が不適当」なの? 「年功序列がだめだから、成果主義の導入」なの?

経営者はドラスティックな変化の方が即効性がありそうだと思うのかどうかわかりませんが、会社は生きものだとして考えて、癌のような病気の治療が必要だと捉えれば、直感的には変化は少なく、問題の特定と必要最低限の解決策がベストな処方箋という事になるように思えます。
まんま置き換えのようなドラスティックな変化が効果的なのは機械のような規則的な動きをするモノに対する対応策のように思えます。

年功序列が問題なのではなくて、会社からすれば必要な時にリストラができなかったり、給与原資を低く抑えたかったり、働き手からすれば不安定な事に対する見返りを求めたり、という ことなんじゃないかなと思うんですよね。
で、その解決策がいま言われているような成果主義なのかと。

システムエンジニアって、事務方から開発、技術者、単純労働者的ないろんな仕事があって、それぞれチームプレイなのに、そういう職種の括りなので同じ土俵で評価されるんですよね。
いろんな仕事があるのは良い事で、誰でもできそうな仕事であっても、誰かがやらないと周らないですから。そういう仕事をちゃんとやるというところでプライドを持つ事だってわるいわけではないですし、必要なことです。 そうはいっても仕事を理解して進めるためには広い意味で技術が必要で、そういう仕事をちゃんとやっている人と、そういう仕事をちゃんとしないで自分の仕事の中にいる人の間に線が引けない事が問題なんじゃないかなと思います。

結局仕事の内容によって給与が決まって能力に応じて仕事が変化していく、 同じ仕事を続けていく事自体がマイナスに評価されかねない現状を変化させないとだなぁ。
健全じゃないですよ。やっぱり。

2007/09/19

asahi.com:東急田園都市線が1時間半不通 三軒茶屋駅で煙 - 社会
- Reference: http://www.asahi.com/national/update/0919/TKY200709180412.html

asahi.com:東急田園都市線が1時間半不通 三軒茶屋駅で煙 - 社会 これに巻き込まれて、ようやく家に到着した。まぁ電車が止まった事自体はしょうがない。でもね…。
渋谷駅についてからの、流れはだいたいこんな感じ。

  1. 電車復旧しないので、東横線を使ってください、とアナウンス
  2. 東横線では改札前で、田園都市線動きますから、とアナウンス
  3. 戻ってみると、いやいや東横線でお願いします、とアナウンス
  4. 途中で、やっぱり田園都市線動きます、しかも終点行き出ます、とアナウンス
  5. 乗ってみたら、現場検証終わっていないため次の駅で1時間10分ほど停車… orz.

まぁ現場検証終る見込みないなら、終点までの行き先出して運転再開して欲しくなかったな。 迂回路になった方で追い返すかのように「復旧しました」ってアナウンスしてたのも気になる。 これとは違ったガイドを受けた人もいたかもしれないけれど、情報が正確に伝わらなかったのはちょっと問題じゃないかな。

まぁとりあえず「9月19日 02:45現在」の東急線遅延証明一覧曰く、「9月18日 東急線では5分以上の遅れはございません。」ということらしい。 当日24時以降の遅延は反映されないみたいだけれど、24時前の電車は渋谷駅を通過できたのかなぁ…なぞだ…。

それにお金は後で立て替えるから、タクシー勝手に拾って帰ってください、ってのも、現金が手持ちにない身の上には応えたね…。それでもめてた人もいたみたいだし…。

2007/09/17

Ubuntu 7.04 UTF-8なファイルを開き直すと文字化けしている
- Reference: https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Application/EmacsJapaneseSetup

mule-ucsを導入したemacsで、UTF-8なテキストファイルを作成して、再び開くと文字化けしている現象がなかなか回避できていませんでした。Ubuntu 6.06では問題ないのになぁ…。 日本チームのサイトからWikiを辿って、「Emacsで日本語を使えるよう設定するには」を参考に、~/.emacsに記述のなかった次の記述を追加しました。

(prefer-coding-system 'utf-8)
無事にUTF-8で保存されているテキストを開いて、文字化けする事なく表示されました。

2007/09/15

Ubuntu 7.04 loopデバイスを増やしてみる

"max_loop"をキーワードにBlogやhowtoforgeを検索してみると、カーネルパラメーターとして定義していたり、modules.conf に書いていたり、いくつかの方法があるようです。

$ ls /dev/loop*
で確認して、loop0からloop7までの8つしか表示されなければ、デフォルトのままです。 Ubuntu 7.04 (Feisty Fawn)でいくつかの方法を試したところでは、/etc/modules に "loop max_loop=255" と追加した後で再起動すると/dev/loop*が増えていました。
~$ cat /etc/modules
## 
## 他は省略
loop max_loop=255
##
$ echo /dev/loop*
/dev/loop0 /dev/loop1 /dev/loop10 /dev/loop100 ...
この状態で新しいdomUを追加しても、ちゃんとディスクイメージも作成できるし、そのまま起動も問題なくできる。vifデバイスが追加できなかったのもloopデバイス不足が関係していたようにみえます。 これでしばらく遊んでいきましょう。

2007/09/13

ひさしぶりにお気に入りなCD

先日、近くの電気屋さんのCDコーナーで天野清継さんのニューアルバム"In the air"をみつけました。天野さんは昔にJTのCMで演奏している姿をみて知ったギタリストですが、国府弘子さんと共演したアルバムの"Heaven","Heaven and beyond..."は今でも良く聞いています。田舎に居た頃、近くのCD屋さんに"Azure"が置かれていて「テレビで見た事あるかも」と思って買ったのが最初でしたね…。 ギターだけのアルバムで、普段スローテンポでよく知っている曲がアップテンポなのはかなりビックリしましたが、どの曲も聞いていると自然と微笑んでしまいます。聞いているとリズミカルな曲でも心が落ちつくというか、昔からじっくりと聞きたい、大好きなギタリストの一人です。

2007/09/11

引き続き…CentOS on Xen

先日のUbuntu 7.04 XenでCentOS 4.3を導入した件は、その後、xm create -c /etc/xen/xen113.cfg を実行してみるものの、「Device 0 (vif) could not be connected. Hotplug scripts not working.」というエラーを出し続けたのでした。

その後で順調に動いていた他のdomUも停止後、同じメッセージを表示して起動しなくなった事がわかったので、dom0含めてマシンの再起動をかけて回復しました。

その後、.cfgファイルの"arch=i386"をコメントアウトして"arch=x86_64"な状態で"xen-create-image"を実行した直後も同じ状態になり、いまのところ原因がわからず対処療法的にCentOSなイメージを作成した後にマシンの再起動をしています。

"arch=i386"で作成したdomUは、起動してログインできるものの、"yum update"を実行した際に /usr/lib/python2.3/site-packages/rpmmodule.so を探しにいって見つからないとエラーになってしまいました。ログをみると、最初はi386なRPMファイルを導入して作ったイメージに最後でx86_64なアップデートを適用してしまったらしく、i386とx86_64のファイルが混在するという結果になってしまったようです。今回はCentOSを起動する事を優先して、i386はあきらめて、"arch=x86_64"で進めてみます。

前回までと同じように作成したarch=x86_64なイメージは、起動してログインできますが、"yum"コマンドすらみつからず、"rpm -qa"を実行しても何も表示されない動きをしていて、挙動がi386の時と少し違います。

うーん、これはどう理解すればいいのだろう。arch=x86_64で作ったイメージについて/var/log/xen-tools/のログをみると、RPMの導入で"failed"と表示されているところがあります。

....
        python-elementtree is needed by yum-2.4.2-2.centos4.noarch
        python-sqlite is needed by yum-2.4.2-2.centos4.noarch
        urlgrabber is needed by yum-2.4.2-2.centos4.noarch
+ die 'command "rpm --install   --root /tmp/rqcJeEXkQO --dbpath /tmp/rqcJeEXkQO/var/lib/rpm centos-yumconf-4-4.5
.noarch.rpm yum-2.4.2-2.centos4.noarch.rpm"' failed
+ echo 'rpmstrap: critical error: command "rpm --install   --root /tmp/rqcJeEXkQO --dbpath /tmp/rqcJeEXkQO/var/l
ib/rpm centos-yumconf-4-4.5.noarch.rpm yum-2.4.2-2.centos4.noarch.rpm" failed'
rpmstrap: critical error: command "rpm --install   --root /tmp/rqcJeEXkQO --dbpath /tmp/rqcJeEXkQO/var/lib/rpm c
entos-yumconf-4-4.5.noarch.rpm yum-2.4.2-2.centos4.noarch.rpm" failed
....
これは依存関係に少し問題がありそうです。
/usr/lib/rpmstrap/scripts/centos4 を少し編集して、依存関係のあるモジュールを追加しました。さらに"vault.centos.org"は遅いので、理研のミラーサイトに古い4.3のイメージをみつけたので、このURLを追加して、依存関係のあるRPMの情報を追加しています。
$ diff centos4.20070910 centos4
37a38,39
> http://ftp.riken.jp/Linux/centos/4.3/os/i386/CentOS/RPMS/
> http://vault.centos.org/4.3/os/i386/CentOS/RPMS/
46a49,50
> http://ftp.riken.jp/Linux/centos/4.3/os/x86_64/CentOS/RPMS/
> http://vault.centos.org/4.3/os/x86_64/CentOS/RPMS/
262a267,271
> 52:sqlite-3.2.2-1.x86_64.rpm
> 52:expat-1.95.7-4.x86_64.rpm
> 52:python-urlgrabber-2.9.6-2.noarch.rpm
> 52:python-elementtree-1.2.6-4.x86_64.rpm
> 52:python-sqlite-1.1.6-1.x86_64.rpm
さて何とか起動しましたが、やっぱりうまく起動しない。 何かがエラーだと思ったら、/home/xen/domains 以下にある disk.img のサイズがおかしい。 "ls -l"でみると4GBの設定どおり表示されるのは良いとして、du -ks disk.img の結果が 0KBになっていました。うーん、これはわからない。"xen-delete-image"コマンドを実行してから同じ名前で作り直しているから、古いdisk.imgをXenがつかんだままだったりとかしたのか…。いまとなっては状況証拠しかみつからないので、"xen-delete-image"で作成したイメージを消してからマシンを再起動して、再びイメージの作成をやりました。

結果は…、無事にdomUでCentOSが起動して、yumコマンドも存在するし、"rpm -qa"の結果も正しそうです。"yum install gcc"でgccが導入できました。

vif周りのHotplugがちゃんと動かなくてイメージ作る度に、再起動が必要になるし、何かする前にちゃんと"xm destory "でdomUを停止したり、面倒な事が多いから、まだまだ実用には気をつける事が多いかな。…、だからXenSourcesがXen v4.0を売るのか…。うまく使いこなさないとだなぁ。

2007/09/10

Ubuntu 7.04 XenのゲストOS(domU)にCentOSを

どうやら/dev/hdaをCFディスクにした構成では、/dev/hdaが/dev/sdbとして認識されてしまい、dom0がうまく起動しなくなってしまいました。
いろいろ試してみたものの、おとなしく/dev/hdaを外して、/dev/sdaなSATAディスクと/dev/hd{c,d}にCD-RW, DVD-ROMドライブをつけた構成に戻して、Ubuntu 7.04を入れ直す事にしました。

以前試した時と同じ構成になっているので、当然Xenは無事に動き、etchをdomUとして動かす事ができたので、/etc/xen-tools/xen-tools.confの中で dist = centos4 を指定してCentOS 4.1のイメージを動かしています。

単純に/etc/xen-tools/xen-tools.confの中で、"dist = centos4" と変更しただけでは途中でエラーになってしまいます。そこでrpmstrapを導入して、xen-create-imageの引数を少し変更したり、いろいろ試してみました。

現状のxen-tools.confの中身は、次のようになっています。

dir = /home/xen
rpmstrap = 1
size   = 4Gb      # Disk image size.
memory = 128Mb    # Memory size
swap   = 128Mb    # Swap size
fs     = ext3     # use the EXT3 filesystem for the disk image.
dist   = centos4     # Default distribution to install.
image  = sparse   # Specify sparse vs. full disk images.
gateway   = 192.168.1.1
netmask   = 255.255.255.0
kernel = /boot/vmlinuz-2.6.19-4-generic-amd64
initrd = /boot/initrd.img-2.6.19-4-generic-amd64
arch=i386
ここでrpmstrapが必要なので、apt-getで導入してしまいます。
$ sudo apt-get install rpmstrap
xen-create-imageの引数は次のようにしています。
$ xen-create-image --verbose --hostname xen113 --ip 192.168.1.113
さらにwgetでRPMファイルを取得するところで、"-e"というパッケージを取得しようとしてエラーになっていたので、/usr/bin/rpmstrapの1行目を少し変更しています。 変更前
#!/bin/sh
変更後
#!/bin/bash
あとは…、xen-tools.confで"dist = "の後ろに指定した文字列をキーにして/usr/lib/rpmstrap/scripts/の"centos4"ファイルを編集してURLが並んでいるところの先頭にCentOS 4.3のRPMファイルが存在する場所を指定します。
$ diff /usr/lib/rpmstrap/scripts/centos4.20070910 /usr/lib/rpmstrap/scripts/centos4
37a38
> http://vault.centos.org/4.3/os/i386/CentOS/RPMS/
46a48
> http://vault.centos.org/4.3/os/x86_64/CentOS/RPMS/
既存のURLはCentOS 4.1のイメージを指しているようになっているけれど、アクセスするとエラーになってしまったり、ちゃんとRPMファイルにアクセスできない。
その中で指定されているRPMファイルのバージョンを比較すると、どうやら .../4.1/... ディレクトリ以下にあったのは、CentOS 4.3のイメージだったらしい。 時間が経ってポリシーが変更したのか、4.1以下からみつけたREADMEファイルには、4.1が欲しければ http://vault.centos.org/ いいけとあったので、そこの4.3ディレクトリに変更した。

何回か"xen-create-image"を実行して、ようやく順調に流れたけれど、"Executing : xt-customize-image ..."と表示されたところで、進まなくなってしまった。
とりあえず放置して、今日はこのまま寝よう。

2007/09/09

再びUbuntu 7.04でXenを試す

以前Xenを試したPCをCFカード+SATAな構成に変更した上にUbuntu 7.04を入れ直しました。
自分で書いたBlogを見ながら作業をしてみて、最初うまく行かなかったので、元のblogを少し変更しています。

変更のポイントは次のとおりです。

  1. "xen-tools"と"bridge-utils"を"apt-get install"する必要があった
  2. "/etc/xen-tools/xen-tools.conf"の中で"dir = "の指定がないためエラーになった
これからdebian以外のディストリビューションを導入する方法の模索とXenとVMWare Server 1.03を比較してみようと思っています。

2007/09/08

The file /boot/boot/grub/stage1 not read correctly.

以前メインマシンで/dev/hdaにCFカードを、/dev/sdaにSATAディスクをつけてUbuntu 7.04を入れたけれど、なぜかインストーラーが中断してgrubが使えず、手動でliloを選択するしかありませんでした。

このままliloでも困らないけれどgrubが入らない理由がわからなかったので、検証用に元々Ubuntu 7.04なPCにCFカードとアダプターSD-IDE2CF-B1 を追加して、Ubuntu 7.04を再導入しました。

やはりメインマシンと同じように導入時には、grubの実行時にインストーラーがエラーを表示して手動でliloを選択しました。導入後に grub-install を実行すると /boot/grub/stage1 が正しく読めないというメッセージが表示されてしまいます。

調べていく中で、"fdisk /dev/hda" でみたところパーティションのIdがFATのままでした。 ファイルシステムはext3になっているし、インストーラーでもext3を選択したのだけれど、インストーラーで失敗したのはこれが関係していそうです。

デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/hda1   *           1         695      250176    6  FAT16
とりあえずインスーラーの問題なのかどうか調べるのは後にして、手動でIdを"83"に変更して、grub-install を実行すると、エラーなく実行できました。

ここまでの結果を元にメインマシンをgrubに対応させてみました。

$ sudo /sbin/fdisk /dev/hda

コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/hda: 256 MB, 256204800 bytes
15 heads, 48 sectors/track, 695 cylinders
Units = シリンダ数 of 720 * 512 = 368640 bytes

デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/hda1   *           1         695      250176    6  FAT16

コマンド (m でヘルプ): t
Selected partition 1
16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): 83
領域のシステムタイプを 1 から 83 (Linux) に変更しました

コマンド (m でヘルプ): w
領域テーブルは交換されました!

ioctl() を呼び出して領域テーブルを再読込みします。

警告: 領域テーブルの再読込みがエラー 16 で失敗しました: Device or resource busy。
カーネルはまだ古いテーブルを使っています。
新しいテーブルは次回リブート時に使えるようになるでしょう。

警告: DOS 6.x 領域を作成、または変更してしまった場合は、
fdisk マニュアルの追加情報ページを参照してください。

$ cat device.map 
(hd0)   /dev/hda
(hd1)   /dev/sda
(hd2)   /dev/sdb
(hd3)   /dev/sdc
(hd4)   /dev/sdd

$ cat /boot/boot/grub/menu.lst
default         0
timeout         10

title           Ubuntu, kernel 2.6.20-16-generic
root            (hd0,0)
kernel          /vmlinuz-2.6.20-16-generic  root=/dev/md0 ro quiet splash
initrd          /initrd.img-2.6.20-16-generic
savedefault

$ sudo grub-install --root-directory=/boot /dev/hda
Installation finished. No error reported.
This is the contents of the device map /boot/boot/grub/device.map.
Check if this is correct or not. If any of the lines is incorrect,
fix it and re-run the script `grub-install'.

(hd0)   /dev/hda
(hd1)   /dev/sda
(hd2)   /dev/sdb
(hd3)   /dev/sdc
(hd4)   /dev/sdd
hd1からhd4はRAID5で全部md0として動くけど、md0とかっていう表記はないんだよねぇ。 大丈夫かなぁ、と不安になったけれど、ここで再起動して無事にCFカード(hda)のMBRから起動しました。

2007/09/06

CentOSからUbuntuへ - メインマシンのRAID5化

仕事が忙しくなってきて、現実逃避の勢いも増して、 /boot = RAID-1, / = RAID-0 だったメインマシンにディスクを追加して、ディスク合計4台でSoftware RAID-5 を構成してみた。
体感速度は案外早く、ストレスを感じる機会が随分減った。まだVMWareのイメージはUSBディスクに置いたりしているものもありますが。

PATAなディスクでIDEのプライマリー、セカンダリーをフルに使った構成では遅いと聞いていたので、SATAなディスクを4台を、2台はマザーボードに、2台はPCIカードを追加しています。 いまどき3.0GbpsなSATA-II + NCQ だけれど、メインマシンはAGPx8 + PCIなちょっと古いマシンなので、Ratoc Systems製のREX-PCI15Sを買いました。

これは1.5Gbpsな内蔵SATAインタフェースが2つ付いているものだけれど、4つインタフェースが付いた方ではブートディスクにできないのでこれにしました。

/bootを格納する起動領域をどこに取るか迷って、各ディスクに512MBのswap領域は確保していますが、/bootの領域を取っても適当な使い方がわからない。
RAID-5ではMBRのliloからmdデバイス上にある/boot領域を認識できないので、いろいろ迷った挙句に、/boot 領域はCFカード→PATAインタフェースカードを買って、IDEポートに接続して起動ディスクとして使っています。

同容量のCFカードを買ってきて、現行の起動ディスクイメージをddコマンドで吸い出して、交換したCFカードにリストア+起動できるか、まったく同じカードならできるだろうけれど、今度 テストしてみましょう。

ついでにOSをCentOS 4.5から、Ubuntu 7.04に入れ替えてしまい、VMWareやMyEclipseなどの環境を移行してテストしています。
一部うまく動かないものもあるけれど、アドホックに楽しめれば良いという考えなら、Ubuntuがいまの流行りなのかなぁ。

CentOSはRHELを勉強するためだと割り切っていたけれど、Ubuntuに乗り換えたのには満足。

2007/09/04

「韓日」という漢字から受ける変な印象について

電車の中で「韓日○×」という表現をみて、以前、韓国出身の同僚の送別会で、日本人の先輩が色紙に書かれた「日韓友好」という言葉を見つけて、私の顔を見ながら「なんで"韓・日"じゃないんだよ」と、語順にツッコミを入れていたのを思い出した。

私は「なんで仲良いのに"友好"とか、そんな言葉わざわざ書くかなぁ」と思ったけれど、語順自体には違和感なかったんですよね。
語順は自国を先に書くのが自然な印象があって、もちろん韓国出身だから「韓日」って書くならわかるんだけど、日本人が「韓日」って書くと、なんか上からみているような気がする。慇懃無礼というか…。

大切なのは、書いた人の気持ちと受け取った側の気持ちなんですが、「韓日」って書くのは自然にみえなくて、相手に合わせようとしているような何かしらの意図があるように思えてしまいます。なんというか相手個人を見ずに、その先にある国を見ているというか、国に配慮しているというか。

けっきょく、なんとか「友好」なんてわざわざ書く必要があるっていう事が問題なんですよね。