5月頃は4台の160GB HDDをRAID-10にしてみたり、RAID-1x2にしてみたりしていたのですが、6月頃にマザーボードとCPUを変更(Phenom II 940 & M4N78 Pro)して、さらにHDDまで500GBx2 Software RAID-1に変更しました。 その時にUbuntu 8.04.3をインストールして、いままで使ってきました。
数ヶ月使った体感としてディスクパフォーマンスが上ったように感じていたのですが、pdumpfsで取っている古い/etcのバックアップを比較した時に/etc/fstabに設定されている"relatime"オプションが以前は設定されていない事に気がつきました。
「おお、これが効いたのか?」と思ってみたものの、設定を外して再起動して、いろいろコンパイルしてみたり、写真をブラウズしてみたりしてみたものの、そんなに違いはないなぁというところに落ち着きました。
交換したHDDのパフォーマンスが良かったっていう事なんだと思います。 atimeを無用に更新する必要はないので、relatimeの設定は戻してそのまま使っています。 "noatime"を設定しても不都合はないけれど、statコマンドはたまに使うし少し過激な設定だと考えて設定していません。
いろいろチューニング
これをきっかけに少しチューニングしてみようか、という事でext3に"journal_data_writeback"オプションを設定してみました。これはジャーナリングをメタデータのみにする設定で、データ領域のジャーナルを省略する事でパフォーマンスを上げようという試みです。
新しいカーネルではext3のデフォルトがwritebackになるようですが、これはext4への移行に備えての準備という側面が強そうですね。パフォーマンスにマイナスになる理由はないのですが、それほどでもないという事でしょうか。
試しに使うにしても'/'に設定するのは少し面倒で、Ubuntuのフォーラムで手順が掲載されているのでそれに従うのが良いでしょう。 menu.lstとfstabに設定を書けば、tune2fsでマウントオプションを設定する必要はないと思うのですが、どれをみても設定する事になっていますね…。なぞだ…。
他のマシンにHDDを持っていってもwritebackモードでmountする必要性はないだろうしなぁ。fstabとtune2fsを使わないと有効にならないとか理由があるのかなぁ。
ちなみに、"mount -o remount,data=writeback"みたいな設定をしようとすると途中からジャーナルの方法は変えられないとエラーになります。'/'の設定を変更する度に再起動が必要になるのは少し面倒かな。
data=writebackの感想
使ってみて速いかというと、気持ち速くなったかもしれない、というのが感想です。 tar-ballの展開なんかも気持ち良く終るけれど、以前と比べてどうかというと、違いがあるかは微妙です。
全体的には改善されているかはともかく快適なのは間違いないですね。 以前ならたまにひっかかるような感じがした写真のサムネイルの更新処理なんかは、いまのところ何ともありません。これはしばらく使ってみないとなんともいえないでしょうね。
仕事用のマシンなら絶対に設定しないけれど、自分用のマシンならこれでも良いかなぁ。
さて、次はCPUのクロックでもいじってみることにしましょう。
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