掃除を親子でするのは微笑ましい事であり、掃除を嫌がるのはいかがなものかと思います。 ただその番組で父親が、あきらかに茶色なサンドペーパーを片手に掃除している姿をみて、違和感を感じました。そういえば以前素手でトイレ掃除をする事で人間性がどうとか、という番組もあったなぁと思い出しました。
問題はサンドペーパー(紙やすり)で、遠目にみた感じでは粗そうなものを使っていました。これは違うかもしれませんが、Googleに聞くと300番以下の荒目のものを準備する団体もあるようです。
掃除業者も紙やすりを使うようですが、これもGoogleで調べた範囲では1000番越えのできるだけ目の細かいもの、かつ耐水性のあるやすりを使うようにしているようです。それでも陶器を傷つける事があるので、一般家庭向けに硬度を調節した「トイレ用消しゴム」なるものもあるようですが、そういう配慮はないようですね。
精神的な修練のために素手で掃除する事は、「トレイは不浄なものである」という前提を打ち崩すところにあると思いますが、目的のためには物理的にトイレを傷つけても構わないという感じと、これに関連したWebページをみると懐疑的な意見を持つ事が否定されかねない雰囲気を感じるので、カルトに近いのものもあるのかなと思います。
テレビ番組自体は、ほんわかする良い作りだったと思いますが、紙ヤスリと素手で掃除 をする姿に全体主義的なものを感じるのは私の心がすさんでいるのでしょうか。
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