2007/01/16

青空文庫

国家の品格の中で、夏目漱石の「こころ」にでてくる先生と三島由紀夫の自殺に関係があるのかという一文があったので、ひさしぶりに「こころ」を読んでみようと思いました。
実家には小説もあるものの、取りに帰れる距離でもないので青空文庫から読む事にしました。

おもむきはないですが、便利な世の中になったものです。 しかし改めて読んでみて、自分はこの作品を理解できるというより染み入るように入ってくる歳になったのだと思いました。
なんともいえない気になります。

理解するのが難しいとはよく聞きましたが、昔読んだときはそう思わなかった。 けれど昔はどちらかというと読み進むのが苦痛に思えたものの、いまはすっかり魅せられたように読み進んでいます。
まぁ仕事に戻るのが嫌なだけなのかもしれませんが。

今日(?)の歩数 ;カッコ内は10分以上継続して歩いた「しっかり」モードの歩数

  • 01/15(月)の歩数: 12263歩(4253)

2007/01/14

キーワード:インセンティブ

年末年始の休暇を利用して読み進めていた本がだいたい終った。 他にもその前から積んである本はいくつかあるけれど、今年を初めるためにそれなりに必要かなと思ったものを選んで平行して読んだ。
今回のキーワードはインセンティブ。

「ヤバい経済学」とかで利己的な人間の行動原理として述べられている言葉です。 今回読んだ本はだいたいこんな感じ。

  • フラット化する世界(上下巻) - トーマス・フリードマン (原題: The World Is Flat - A Berief History of the Twenty-first Century)
  • 世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す - ジョセフ・E・スティングリッツ (原題: Making Globalization Work)
  • 国家の品格 - 藤原正彦
  • ウサギはなぜ嘘を許せないのか? - マリアン・M・ジェニグス (原題: A BUSINESS TALK: A Story of Ethics, Choices, Success And a Very Large Rabbit)

上から本の厚い方から薄い方に並んでいますが、意図としては読んで内容が薄かったと思う順番に並べています。
満足度を読んだ時間で割ると、さらに差が出るという事ですね。 最初の3つがグローバリゼーションについて触れている点からすると最後の本は仲間外れですが、まぁいいでしょう。

The World Is Flat

トーマス・フリードマンの書いた本で、ビジネス書ですね。 ビジネス環境を変革する使命を持ったビジネスマンが自信を持って仕事ができるように、迷ったり、疑問を持っても走り続けられるように励ましの言葉が書かれている、そんな印象を持ちました。
そんなに悪い本ではないですが、おそらくインタビューを受けた人達の意図が反映されているのか、疑問に持った方がよさそう。 そんなに変な本ではないですが、括弧書きのインタビュー部分は事実として捉えて、その後のフリードマンの解釈は疑ってかかる、そんな読み方がお勧めです。

インタビュー部分は事実で、幅広く情報を集めているので価値はありますが、フリードマンの解釈はまぁ新興宗教の勧誘なみに重要な事実には意図的に触れずに、自分の主張に都合の良い体裁を整えているという印象を受けました。
「〜である」という部分はツッコみどころが満載のおもしろい本です。

でも(いまのところ?)トンデモ本ではないし、それなりに良い本でした。

MAKING GLOBALIZATION WORK

"The World Is Flat"の本のオビにも推薦の一言が載っているノーベル賞を受賞した経験のある経済学者スティングリッツ先生の著書です。
この本の中でフリードマンがいっている「フラット化する世界」は逆フラット化していると述べていて、でもフリードマンを全否定しているわけでもなく、オビに書かれていた推薦文はそれはそれで正しいんだと思います。

率直にまじめに格差是正のために何ができるのか、これから各国の首脳が取れて実効性のある政策について提言がされています。
人が動く動機はたいがい「インセンティブ」にあると見るその視点が徹底されていて、利己的な人間たちをどうやって誘導するか、相互にインセンティブのある提言となるように配慮されている様がみてとれます。

この本に書かれているような事ができるかどうかは、先進国とそのリーダーたちが利己的なインセンティブをある程度は捨てて、世界を正しい方向に導くんだという行動からインセンティブを受けられるかどうかにかかっているのかもしれません。
まぁ世界中の有権者が、スティングリッツ先生のいう通りにしないと投票しないっていう意思表示ができれば、世界がかわるかもしれない、そんな幸せな気持ちにさせてくれる一冊でした。

国家の品格

いうまでもなく日本のベストセラーですが、いま頃読みました。はやりの本は、旬のときにはあまり読まないのです。
スティングリッツ先生が非常に崇高な高みから、世界の情勢を憂いているのに比較すると、酔った日本の親父がうだうだいっている雰囲気が漂っていますが、読み応えはあるし、飾っていない分だけ読み易い本だと思います。

不思議な事に主張の一部はスティングリッツ先生が述べている事と重なっていたりします。 でも日本の田園風景を守るために必要な事は、日本人が武士道を忘れてしまったおかげで、国がどうのこうというのではないような気がします。

日本が正しい道に進むためには、不正を行いたくなるインセンティブを排除する事が必要なんでしょう。 関税を引き上げて国内産業を守った場合にも、賞味期限を切れた牛乳使ってみたり、日付付け替えたりする日本人がいるわけで、とんでもない農薬を使ったり不正な方法で収穫高が上がるような事をしたりするかもしれない。
いろいろな監視は国内、国外を問わず必要なんでしょう。

牛肉の場合は日本で行なえているようなトレーサビリティは米国にはないし、でもそれって日本みたいに高級肉として売れるからなんじゃないのかな。米国の大企業にとってはコストがあわないんじゃないのかな。 報道でも米国の小さな牧場は全頭検査でもいいから出荷させろって政府に言ったことが報道されていたけれど、大企業の意向で動くとすると、とても承諾できないだろうなぁ。全頭検査なんて。

日本では青森あたりで豚肉のトレーサビリィティを行なおうとして、税金を数億円飲み込んで倒産した第三セクターがあったはず。
その気はなかったのかもしれないけれど、ひょっとしてお金を支出する事が目的だったんじゃないの?と勘ぐりたくなるほどなぜ失敗したのかわからず、これだけお金を使って失敗ってことは、計画段階から失敗含みだったんじゃないかと思えるほど。

話しがそれましたが、武士道って素敵な響きですよね。 なんで不正しちゃいけないの?、なんで公金を失敗するとわかっているプロジェクトや無駄とわかっている出版物の購入に使うの? そりゃインセンティブがあるんだからしょうがない。 そんなしょうがいない事も「ならぬことはならぬことです」という一言で済むんですから。 これは武士道ではないか。まぁその頃の言葉という事で。

A Story of Ethics, Choices, Success, And a Very Large Rabbit

この本は一番薄くて、インセンティブに魅かれる人間たちを描いた本です。 日本人には武士道、欧米人にはうさぎというところでしょうか。

日本版監修者の山田真哉さんも書かれていましたが、アメリカでこういう本が書かれたという点がおもしろかったです。
というか勇気づけられました。

結局卑怯な事ってよくないわけなんでしょうね。世界中どこでも。 アメリカの場合は法律やスポーツのルールのように、合意が取れている事に反抗しない限りは卑怯とは呼ばれないんでしょう。
職場の後輩にも書かれていない事をやって「やっていいと思っていました」ってのがいますが、(いきなりレベルが落ちたな…)、自分の頭で考えて、胸に手を当てて、顔を上げて生きていけるような事を毎日しましょう、というわけです。

ただそれって人によって受け止め方が違うし、主観の問題だから、こういう本で啓蒙しないと、私の観点で卑怯だと思うような事をやっている人も胸を張って、顔を上げて、笑顔で毎日過せるモンスターのような人間たちに立ち向かえないわけです。
日本人にもたまにそういう人がいますね。 ほりえもんは卑怯だけれど、それで胸を張っていきていけるような強い心臓しているようにはみえません。 欧米にいるそういう人達のまねをしているような。 家族関係やその生い立ちに興味深い点があるという事では、斎藤学先生の研究対象に最適かなと思われます。

まとめ

どれもこれもおもしろい本でした。 いろいろ書いたけれど、買った事を後悔する本はなかったということは述べておきたいと思います。

さて世界中で武士道とはいわないけれど、こういう観点で合意が取れるのだったら、スティングリッツ先生のいう世界が実現するのかもしれません。
ひょっとすると共産主義も武士道を習得した国家、国民の元ではうまく機能するのかもしれない。

けれど日本人が武士道を忘れてしまったように、人間は簡単にインセンティブをみつけて転びますね。 卑怯だからといってそのインセンティブを見過していたら、誰かが飛び付くでしょう。
残念ですが、そういう事ができないように、卑怯な事を法律として制定していく…。 ああ、結局アメリカと同じように法律に書かれていない事ってやっていいのかなぁ。

いやいや、そういう事を「カッコわるい」と思って自粛するように、面倒な事でも「カッコいい」といって進んでするような人間がこれから必要ってことなんでしょう。
今日(?)の歩数 ;カッコ内は10分以上継続して歩いた「しっかり」モードの歩数

  • 01/14(日)の歩数: 9428歩(7660)
  • 01/13(土)の歩数: 4472歩(3919)

ゼロトレランスって
- Reference: http://www.asahi.com/national/update/0113/TKY200701130332.html

高校でゼロトレランスな生活指導を試みる記事がasahi.comに載っていた。 学校に文句をいう保護者にはつける薬がないというかなんというか…。

反抗的であっても若さ故の正義感みたいなものを持っている人達には割と納得のいく公平なシステムなのかもしれない。
けれど退学までこのルールで決めてしまったら、日本には馴染まないんじゃないのだろうか。

高校生のころに先生に断わらず午後の授業に出ずに家に帰ったり、体育祭は最初と最後だけ参加といった生活態度だった自分としてはなんとも言えないですが。

職員室は伏魔殿とは言わないけれど、割と密室っぽいイメージが先行する日本の教育には、わかりやすいシステムはとってもいいことだと思う。
どうしようもないアメリカのやり方をまねするだけなのはいけませんが、うまく行かないからといって制度そのものを止めてしまう学校にはもうちょっと考えてほしいなぁ。

2007/01/13

ゆとり教育

さいきん調子が良いと思っていたら、いきなり37.3度という微妙な熱を出してしまった。 体がだるいというよりは、肩やら手首やら関節や筋肉が痛いなぁ…。 それほど上昇しないところをみるとインフルエンザではなさそうだ。

さてゆとり教育は失敗したというのが最近よくみられる。
わかりきっていたこととはいえ、このまま昔の状態に戻るべし、という主張が通るのが心配だな。

そもそも教える内容を削るというのが間違っていただけで、詰め込み教育の反省自体はそれなりにゆとり教育を推進してきた理由だったわけだから、元に戻せば良いというものでもないはず。

子供たちに伝えられる内容の多様さを提供したり、勉強をすることの意義や楽しさといった事を伝えられなかったのが、根本的な反省するべき事じゃなかったのかな。 言葉だけが独り歩きして、そもそもの理念がどこかで勘違いされたまま推進された、伝言ゲームのようになった事を反省して次のステップに向かうべきだろう。

単純に「失敗でした」だけでは、子供たちが報われないし、何にもならないな。

まぁ会社で新しい新人研修プログラムにノミネートされていったら研修担当者から「君たちはモルモットだから」と言われたけれど、最近の若い子たちの研修内容はそれなりに妥当になってきているみたいだし、そうなればモルモットだった甲斐もあったというものだ。
世の中納得いかないことばかりだけれど。

今日(?)の歩数 ;カッコ内は10分以上継続して歩いた「しっかり」モードの歩数

  • 01/12(金)の歩数: 5617歩(2443)

2007/01/11

最近の平熱

最近平熱が36.4度程度になっている。 昨年はだいたい36.7度が最低で、36.9度くらいが平熱だったから、ずいぶん最近調子がいい。

年末年始は過去2年と比較するとまったく仕事がなかったし、ちゃんと休めたからよかった。

今日(?)の歩数 ;カッコ内は10分以上継続して歩いた「しっかり」モードの歩数

  • 01/11(木)の歩数: 11823歩(6055)
  • 01/10(水)の歩数: 12432歩(4393)
  • 01/09(火)の歩数: 7401歩(1362)
  • 01/08(月)の歩数: 10373歩(7944)
  • 01/07(日)の歩数: 9757歩(5914)
  • 01/06(土)の歩数: 9603歩(2685)
  • 01/05(金)の歩数: 11054歩(5078)
  • 01/04(木)の歩数: 9904歩(4315)

2007/01/09

scim-skkとfreemindで発生する些細な問題

調子にのってscim-skkを使っていたら、freemindで'F2'を使って既にあるノードのテキストを編集する時に入力が渡らなくなる事がある。
マウスは動くので「保存」やらscimのメニューからAnthyやskkを使わない事で何とかなるけれど、日本語の入力はプロセスを立ち上げ直すまでできない。

Javaのバージョン(Java 5 and 6)とRHEL4とUbuntu 6.06.1の組み合わせで試したところだと完全な再現性はないものの、なにかの条件が整って既存のテキストを再び編集しようとするところで入力ができなくなるようで、scim以外に依存するものはみつからなかった。

別件でscim-1.4.5でフォーカス周りの修正が少し入っているようだったので、FC3のRPMを元にいくつかのrejectされるパッチを適用せずに1.4.5をビルドした。 適用できないパッチは既に適用済みか、必要なさそうにみえたので、いまのところ気にしていない。

とりあえず体感としては頻度が下がったように思う。 しばらく様子をみて、RedHatやSunのバグデータベースもチェックしないとだなぁ…。

2007/01/06

RedHat Enterprise Linux 4 で scim-skk を使う

今日はRHEL4 (RedHat Enterprise Linux 4)でskkを使う方法を試してみました。
既にRHEL5betaではscimが含まれているし、RHEL4でscim+anthyを使う方法は簡単になっている。(SCIM Packages for RHEL4)

この投稿もRHEL4+Firefox+scim-skkの組み合わせで書いています。
カスタマイズしていないiiimf-cannaよりはとんでもない変換をする事もなく、とても快適になりました。 これは慣れの問題ですね。ATOKがない環境では作業にならない人もいますし。

scimの導入はSCIM Packages for RHEL4に従って、scim-anthyを導入した後で、OpenSuseのRPMを元にscim-skk 0.5.2のRPMを作りました。これは多少苦労しましたが、出来たRPMを導入してanthyからscim-skkに切り替えてもまともに動かない…。 gnome-terminalでC-jやEnterで変換が確定できず、その他の挙動もおかしかったのです。

参考にしたvmware上のUbuntu 6.06.1 LTSではちゃんと動いていたので、dpkgでパッケージを確認すると、ubuntuではscim-skkの0.5.1を使っていました。
Googleで検索すると0.5.2で同じような問題を経験した例もあったので、0.5.1のRPMを改めて作り直しました。

scim-skkのRPMを作ろう

編集したspecファイルを元に"rpmbuild -bb"でx86_64をターゲットにビルドしたけれど、"gtk_combo_box_get_active_text" が未定義というエラーがでてうまくいかない。

マニュアルではgtk+-2.0のgtk/gtk.hで定義されているようだったけれど、同じような事で"my_gtk_combo_box_get_active_text" を作っている人がいたので、それをそのままパクって"scim_skk_setup_dictionaries.cpp" 内で static関数として定義して作った。

ちなみに編集した0.5.1用のspecファイルと元のOpenSuse用との差分は以下の通り。
これは新しいスタイルシートのテスト。端末から入力した文字列を表します。

$ diff -u scim-skk.spec.20070105 scim-skk.spec
こちらも新しく作成したコードを表示するためのスタイルシートのテスト。
--- scim-skk.spec.20070105      2006-05-02 20:22:00.000000000 +0900
+++ scim-skk.spec       2007-01-05 12:29:23.000000000 +0900
@@ -8,44 +8,40 @@
 # Please submit bugfixes or comments via http://bugs.opensuse.org/
 #

-# norootforbuild
-# usedforbuild    Mesa Mesa-devel aaa_base acl anthy anthy-devel atk atk-devel attr audit-libs autoconf automake bash bind-libs bind-utils binutils bison bzip2 cairo cairo-devel coreutils cpio cpp cracklib cvs cyrus-sasl db desktop-translations diffutils e2fsprogs expat file filesystem fillup findutils flex fontconfig fontconfig-devel freetype2 freetype2-devel gawk gcc gcc-c++ gconf2 gdbm gdbm-devel gettext gettext-devel glib2 glib2-devel glibc glibc-devel glibc-locale glitz glitz-devel gnome-filesystem gpm grep groff gtk2 gtk2-devel gzip info insserv klogd less libacl libattr libcom_err libdrm libgcc libjpeg libnscd libpng libpng-devel libstdc++ libstdc++-devel libtool libxcrypt libxml2 libzio m4 make man mktemp module-init-tools ncurses ncurses-devel net-tools netcfg openldap2-client openmotif-libs openssl orbit2 pam pam-modules pango pango-devel patch perl permissions pkgconfig popt
procinfo procps psmisc pwdutils rcs readline rpm scim scim-devel sed strace sysvinit tar tcpd texinfo timezone unzip update-desktop-files util-linux vim xorg-x11-devel xorg-x11-libs zlib zlib-devel
-
 Name:           scim-skk
-BuildRequires:  anthy-devel gcc-c++ gtk2-devel scim-devel update-desktop-files
-Version:        0.5.2
-Release:        14
+BuildRequires:  anthy-devel gcc-c++ gtk2-devel scim-devel
+Version:        0.5.1
+Release:        1
 License:        GPL
 Group:          System/I18n/Japanese
 Autoreqprov:    on
 Requires:       skkdic
 Provides:       locale(scim:ja)
 URL:            http://sourceforge.jp/projects/scim-imengine/
-Source0:        http://osdn.dl.sourceforge.jp/scim-imengine/15351/scim-skk-0.5.2.tar.bz2
+Source0:        http://osdn.dl.sourceforge.jp/scim-imengine/15351/scim-skk-0.5.1.tar.gz
 Patch0:         commit-when-focus-out.patch
 Patch1:         libtool-options.patch
+Patch2:                scim-skk-0.5.1.missing_combobox.diff
 BuildRoot:      %{_tmppath}/%{name}-%{version}-build
 Summary:        SKK Input Method Engine for SCIM

 %description
 SKK Input Method Engine for SCIM

-
-
 Authors:
 --------
     Jun Mukai 

-%debug_package
 %prep
 %define build_setup     1
 %setup -q -n %{name}-%{version}
 %patch0 -p0
 %patch1 -p0
+%patch2 -p1

 %build
 libtoolize --force
-autoreconf -I /opt/gnome/share/aclocal --force --install --verbose
+autoreconf -I /usr/share/aclocal --force --install --verbose
 CXXFLAGS="$RPM_OPT_FLAGS"
 ./configure --prefix=/usr              --sysconfdir=%{_sysconfdir} @@ -67,17 +63,21 @@
 %files -f scim-skk.lang
 %defattr(-, root, root)
 %doc AUTHORS COPYING NEWS README* ChangeLog TODO
-%dir %{_libdir}/scim-1.0/
-%dir %{_libdir}/scim-1.0/IMEngine/
-%{_libdir}/scim-1.0/IMEngine/skk.so
+%dir %{_libdir}/scim-1.0/1.4.0
+%dir %{_libdir}/scim-1.0/1.4.0/IMEngine/
+%{_libdir}/scim-1.0/1.4.0/IMEngine/skk.so
+%{_libdir}/scim-1.0/1.4.0/IMEngine/skk.la
 %if %{build_setup}
-%dir %{_libdir}/scim-1.0/SetupUI/
-%{_libdir}/scim-1.0/SetupUI/skk-imengine-setup.so
+%dir %{_libdir}/scim-1.0/1.4.0/SetupUI/
+%{_libdir}/scim-1.0/1.4.0/SetupUI/skk-imengine-setup.so
+%{_libdir}/scim-1.0/1.4.0/SetupUI/skk-imengine-setup.la
 %endif
 %dir %{_datadir}/scim/icons/
 %{_datadir}/scim/icons/scim-skk.png

使い勝手

いまのところscim-skkはだいたいうまく動いている。
少なくともアプリケーションを道づれに異常終了する事はないです。

けれども、JavaベースのFreeMindでは変換ができなくなってプロセスを再起動したり、C-jで変換を確定させようとしてFirefoxで右上の検索ボックスにフォーカスが当る事があります。
このscim-skkもしばらくは学習が必要なので、こういう文章を入力している内に使い易くなることでしょう。 skkが使えない事でRHEL5まで待つか、Ubuntuに乗り換えるか迷っていたので、しばらくメインマシンはRHEL4ベース、周辺のサーバー群はUbuntuという構成になりそうです。

その他

お正月休みを利用して家の環境やらbloggerのスタイルシートに手を加えたりしていました。
今年も家族や友人たちが健康で過せる一年であるように祈るばかりです。