HVGA(320x480)サイズの開発機として海外から購入したXperia Mini Pro (SK17i)のOSをIce Cream Sandwich (ICS) 4.0.4に変更しました。
これで手元に実機環境は画面サイズがHVGA, WVGA, WXGA, OSが2.3, 3.2, 4.0と、だいたいメジャー所が揃った事になります。
お金があれば未使用中古品のGalaxy Nexusも欲しいんですけどね。 SC-04Dはちゃんと技適の通った端末ですし、b-mobileの各種SIMカードも使えるはずですし。
twitterやメールの読み書きぐらいはHVGA端末でまったく問題ないですが、PDFビューアーとして使うなら一辺1024ピクセル以上は欲しいです。960x640なiPod Touchの画面は3.5"あって綺麗ですが、PDFファイルを見ようという気にはなりませんから。
さて、今回はICSにアップデートして気がついた点を書いていきます。Xperia固有の事もありますが、ICSの特徴と区別していません。
【2012年6月30日追記】
ここでの対象はソニーが配布しているオフィシャルなICSについてです。
ROMを書き換える方法の方が対応が早いので、検索エンジンにもよくヒットするとは思いますけれど…。
携帯端末についていえば、ROMを書き換えるような方法は一般にお勧めできる方法ではありません。
【2012/6/30追記】アップデートの方法について
設定画面のアップデートの確認をしてもICSへのアップグレードはできません。事前にユーティリティをインストールしたWindowsか、Macに接続する必要があります。
更新情報は自動的に通知されるので、パソコンを使えば特に問題なくICSへのアップグレードできるはずです。
内部ストレージの増加
正確に画面ダンプを持っているわけではないのですが、以前のブログを書いた時には空き容量が170MB程度でした。
ICSを導入した後は、内部ストレージ全体は420MBほどあって、使用領域が200MB、空き領域が220MB程度になっています。
スクリーンショットが標準機能に
電源ボタン長押しでメニューにスクリーンショットを取るためのボタンが表示されましたが、このボタンはなくなっています。 ICSからは標準機能として電源ボタンとボリュームのマイナスボタンの同時長押しでできるようになっています。
撮影したスクリーンショットはSDカード上のPitures/ScreenshotsフォルダにPNGファイルとして保存されています。
標準カメラ機能
購入直後は撮影した画像がサムネイルみたいで残念な感じだったのですが、ICSにアップデートしてからはちゃんと撮影できるようになっています。
開発者向けオプションの充実
ICSは標準で開発者向けオプションがいろいろ提供されているはず…、だと思っていたので不思議でもなんでもなかったのですが、Acer Iconia Tab A100では、この項目が極端に少ないといった情報があって、本当だとすればXperiaの項目はちゃんと揃っている方だと思います。
「アクティビティを保持しない」のオプションを使えば、検索結果をクリックして地図を表示するActivityに移動してから戻ってきたらActivityが再起動して画面がクリアされている、といったメモリが余っている開発機では発生しない現象の確認もできます。
Activityのライフサイクルをちゃんと理解するにも役立ちますし、個人的にはこのオプションが気に入っています。
まとめ
ICSにしたから特に動きが機敏になったという印象はありません。 ランチャーも引き続き使え、使い勝手も特に変化はありません。
とはいえ、タブを使っているアプリケーションではアイコンが消えてしまったり、いろいろ細かい点ではUIが違っています。
ICSになって劣っている点があるとは思えなくて、個人的にはユーザーは積極的にICSにアップデートして、開発者も追随するべきだと思います。これはアプリ開発者としての意見です。
不満がなければアップデートするなというのは、システム屋からの意見として、まっとうだと思いますけどね。
これでICSでの動作確認も実機でできるようになりました。 だからといって特に新しい機能「だけ」を使ったアプリを作るわけじゃないですけどね。
何か参考になるかと思って、本屋さんで「Android SDK 4対応」とか意味不明な売り文句の本を眺めてきたのですが、 フラグメントについてはまったく触れられていませんでした。互換パッケージについても同様です。
まぁ現状のAndroidは安定期とはとてもいえなくて、活発に変化が起こっているおもしろい時期でもあるし、変化に追従しなければいけない時期でもあります。この時期はいろいろな事がおこって楽しいですね。過去に正しかったものが、時間を経て決してベストとは呼べなくなったり、本当に大変ですけれど。
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