expansys香港から今年に入って、Acer Liquid MT ()とSony Ericsson Xperia Mini Pro (SK17i)の2台を購入しました。
どちらもRAM 512MB, ROM 512MBとスペックには記載されていますが、 導入できるアプリケーションの量には、けっこうな違いがあります。
今回はいわゆるキャリア携帯のお話ではなく、SIMフリーなAndroid端末のお話しです。 キャリア携帯ではプリインストールアプリが多く含まれているとは思いますが、 今回はそういう日本国内の事情は含まれていません。
両製品の印象
購入したのはどちらも1,2000円程度(に値下がりした後)で、2012年2月にLiquidMTを購入し、6月にXperia Liquid MTを購入しています。 どちらの製品も発売当初にいろいろなサイトで取り上げられているので、スペックや印象は他のサイトを参考にしてください。
どちらの製品も液晶の品質や画面サイズについてみれば、同時期のより上位の製品に見劣りするかもしれません。 しかしCPU, GPUのパフォーマンスは他の製品と同等で、アプリケーションの動き自体はキビキビしています。
内蔵ディスク領域の空き容量
アプリケーションをいろいろいれてみようとしたのですが、LiquidMTとXperia Mini Proでは基本的な空き領域に差があります。
正確な数字ではありませんが、設定画面のStorage SettingsからInternal storageをみると、だいたい次のような数字だったと記憶しています。
- Acer Liquid MT: 空き70MB前後
- Xperia Mini Pro: 空き領域200MB前後
ちなみにRAMについては、LiquidMTが常時200MB以上の空き領域があるのに対して、 Xperia Miniは170MB程度となっています。 Androidのアプリケーション1つが消費するメモリ量は多くても30MB前後でしょうから、どちらも足りないというほどではありません。
常駐プロセスを必要とするアプリケーションをいくつも立ち上げるなら別ですが、 メール、スケジュール、Twitter/Facebook, ときどきWeb閲覧というぐらいの自分の使い方の範囲では どちらも問題なく使えています。
Andoird端末が使うStorage領域とSDカードの関係
新規でインストールするアプリケーションは全部SDカード上に入れておきたいのですが、 アプリケーション開発者が意図的にSDカードを使うように作成しておく必要があります。 そういった設定がされていないアプリケーションはInternal Storageを消費する事になります。
また、いろいろ保証もないのでroot化を考えない事にすると、プレインストールされているアプリケーションは削除できないROM部分に配置されています。
プレインストールアプリのアップデートもまたInternal Storageに格納される事になるので、空き領域のサイズは意外と重要です。
データについていえば、タブレットや一部(HoneyComb以降など)の端末を除けば、SDカードは/mnt/sdcardなどの領域にマウントされて、内蔵カメラアプリで撮影した画像などは自動的にSDカード上のDCIM/Cameraなどに保存されるので、 これについては問題になる事はないでしょう。
結局のところ、アプリケーションは導入も更新もInternal Storage領域を使うものがあるので、 この部分の空きが致命的に少ないLiquidMTに導入できるアプリケーションの量や種類は限られてしまいます。
Acer LiquidMTを4ヶ月使ってみて
LiquidMTでもDocs To Goのアップデートやゲームなどのアプリをむやみに入れなければ、問題なく使えています。 とはいえGMailなどのプレインストールアプリが多い分、Internal Storageを消費していて、空きは22MBほどになっています。
また、主にTwitter/Facebook端末として使ってきましたが、短文とはいえソフトウェアキーボードはフィードバックが少なくて使いづらいというのが結論です。
今回は、この方法を推し進めてハードウェアキーボードのあるXperia Mini Proを購入してみました。
いまのところはちょっとしたID/パスワード入力なんかでも便利さを実感しているところです。 まだ目新しくてテンションが高いだけかもしれませんけれど。
さいごに
製品スペックや紹介サイトの記事をみていても、プレインストールアプリの数や量などは使ってみないとはっきり分からないところがあります。
とはいえ現在のフラッグシップはInternal Storageが16GB, 32GBは当たり前で、むしろSDカードが使えない端末もあります。 これから1,2年の内にSDカードを使わないような端末が普及しても不思議ではない状況で、 内蔵ストレージの枯渇問題は一過性のものなのかもしれません。
またroot化を前提にしている方には、あまり関係のない話題なのかなとも思います。
これから求められるアプリケーションのUIや使い方はどんな事になるのか、iPhoneはiCloudとの連携が中心になるでしょうし、とりあえずAndroidはGoogle Driveを前提にしてドキュメント管理や、Audio/Movieが混在したコンテツの活用について考えた方がよさそうです。
いままでは効率化が叫ばれてきましたが、そろそろAndroid版富豪的プログラミングスタイルが流行るのかもしれません。
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