このブログのコンテンツ自身はテキストファイルで、独自にXMLスキーマをRelaxNGを使って定義して、Emacsのnxmlモードでバリデーションしながら書いています。
外部参照用のURLは外部のXML定義ファイルにまとめていて、コアの機能は固まっていますが、ラベル一覧やURL一覧に効率良くアクセスする手段は模索中だったりします。
ブログだけでなく外部に公開する画像ファイルを対象に、効率良くアップロードするためのユーティティを作成しました。
pubimg本体の動き
外部に画像ファイルを公開する時に必要な作業の流れは次のようになっています。
- サイズなどを整えた画像ファイルを作成
- 手元のPCのあるディレクトリにファイルをコピー
- Apache AntのFtpTaskでバッチ的にファイルをアップロード
この時にブログなどの記事を書く方では、最終的なURLの形式が必要になるので、ファイルを登録するとURLを表示するようにしています。 ここら辺はホームディレクトリの~/.pubimg.confプロパティファイルを参照して、コピー先やURLのprefixの情報等をApache AntとRubyの両方で共有しています。
このプログラムで実行している様子は次の通りです。
pubimgスクリプトの特徴
このスクリプトは単純ですが、次のような機能を持っています。
- コピー先のファイル名を別に指定
- 日付情報をprefixに付与
- ファイルサフィックス(いわゆる拡張子)をコピー元から自動的に判別
- sha256チェックサムで同じファイルが存在した場合には、コピーせずに既にアップロードされているURLを表示
たとえば gnome-screenshot を使った場合は、ファイル名が "Screenshot-1.png"のような名前がデフォルトになります。公開用に作成した分けではない画像ファイルであれば、オリジナルから名前を変更することが必要になります。
そこでpubimgは、第2引数にコピー先のファイル名を指定して、次のような使い方ができます。
$ pubimg Screenshot-4.png terminal_exec_pubimg http://www.yasundial.org/images/pubimg/20120415.0.terminal_exec_pubimg.png
内容が異なるファイルを既にあるURLにコピーしようとした場合は、日付後のindexがインクリメントします。
$ pubimg Screenshot-5.png terminal_exec_pubimg http://www.yasundial.org/images/pubimg/20120415.1.terminal_exec_pubimg.png
うっかりヒストリにあるコマンドを実行したり、別の名前で登録しようとしても、重複して登録される事はありません。
$ pubimg Screenshot-4.png hogehgoe http://www.yasundial.org/images/pubimg/20120415.0.terminal_exec_pubimg.png
プロパティファイル
Apache antとRubyで共有しているプロパティファイルの内容は次のようになります。
local.dir = ${user.home}/.pubimg/files
remote.dir = /images/pubimg/.
ant.home = ${user.home}/java/tools/ant
java.home = /usr/java/1.6.0
url.prefix = www.yasundial.org/images/pubimg/
Apache AntのFtpTask用の設定ファイルは別の場所にあり、プロパティで指定する事もできるようになっています。
もし複数のftpアップロード先が必要になれば、読み込むプロパティファイルを切り替える仕組みをpubimg側に入れるだけです。
さいごに
これだけだとライブラリ管理はできていないので、ファイルのリストや削除は別のアプリケーションを作成する事にします。また将来的にはWindowsからファイルをアップロードしたいので、pubimgの機能はRESTアプリケーションとしても動く事になるでしょう。
pubimg自身は複数の小さいrubyクラスから出来ているのでREST側からその機能を呼ぶのは難しくないはずです。どちらかというと権限管理とか、RESTサーバーアプリからファイルを直接コピーさせるわけにもいかないので、そういう手間が増えそうな予感はします。
自宅用のアプリだし、セキュリティの懸念を考慮しなくていいならすぐに動くかな…。
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