前の会社に入社した時に13万円ぐらいで買った英語版キーボードのThinkPad x22。
さすがに古くなり、ハードディスクに空きがなくなってきたので手持ちのIDE HDDの中から大容量の160GB HDDと交換してみました。
今回のテーマは次の2点です。
- 無料で手に入るツールを使う事
- 交換用OSをCD-ROMから起動しない事
CD-ROMで新しいHDDにOSを入れずにHDDを新しくする方法はMicrosoftのサイトでみつける事はできませんでしたが、ツールを購入したり、Knoppixを使うなどの選択肢はいろいろあるようです。
Knoppixが使えればddで起動するだけですが、余ったHDDの領域はDドライブなど他のパーティションになってしまいます。
Googleさんではこれぞという方法が見付からなかったので、Unix系OSでいうところのddコマンドを使った移行と同じ事ができないかいろいろ調べてみると、GUIを持つ"SelfImage"というツールでディスク単位でのコピーができるということがわかりました。
SelfImageのサイトに書かれている説明をみるとWindows版の"dd"コマンドでは、稼働中のディスクのコピーはできないが"SelfImage"はできると書かれています。
linuxでの"dd"コマンドと同様に"selfimage"では移行元のディスクと同容量のCドライブが作成されるという事で、余った部分はDドライブにするなどして使う必要があると調べたサイトに書かれていました。
けれどDドライブはいらないし、余った領域をCドライブに追加できないか調べてみます。
まずはGNU partedでNTFSの拡張ができるか調べたところNG。
ただしWindows XP付属する"diskpart"コマンドでNTFSの拡張操作のみは可能だという事が判明。
単純に、
- 160GB HDDをDドライブとして追加
- "selfimage"でCドライブをDドライブにVolumeコピーし再起動
- DOS窓で"diskpart"を実行しCドライブのVolumeを拡張+再起動
- その後で物理的にDドライブをCドライブに交換
注意点
気をつける事はBIOSを最新にして120GB以上のディスクを認識させる点と、ThinkPadにドッキングベイ+ウルトラベイ2000などを使って2台目のHDDを付けなければいけない点。
またMicrosoft純正の"diskpart"コマンドといえどもCドライブは拡張できないため、"selfimage"でのディスクコピー後にNTFSの拡張操作をしてから、CドライブとDドライブの物理的入れ替えを行なうという手順を守る点。
CD-ROMでKnoppixを起動して、HDD2台の内容をコピーする必要があるかと思って外付けUSB CD-ROMドライブを買わないとかなと躊躇していましたが、Dドライブをマウントするためのウルトラベイ2000を持っていたので、2台目のディスクを接続するだけで可能でした。 もう少し早くやっておけば良かったと少し後悔しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿