2010/05/22

VMWare 7.0でUbuntu 10.04 Lucidを使う

背景

VMWare 7.0.1の30日間使える試用版を試してきたけれど、だいたいうまく動いているし、IPv6が使えるVMは思った以上に便利でした。

ここにきて問題が起ったのはNagiosを入れているUbuntu 09.10 Karmicを10.04 Lucidにバージョンアップした直後でした。

問題点

GDMが起動してグラフィカルなログイン画面が表示されてから、マウスを認識するものの、キーボードの入力をまるで受け付けない状態になりました。

sshdはNATネットワーク上で動いていたので、ネットワーク経由でログインし、vmware toolsが最新版にアップグレードされている事は確認しました。

sshdが動いているIPアドレスの調べ方

IPアドレスが分からなくてもVMWareのNATネットワークが172.16.73.1/24なのは構成ツールやらvmnet8デバイスのIPアドレスなんかから判っていたのでnmapを使ってIPアドレスを調べることができました。

$ sudo nmap -p22 172.16.73.1/24

nmapコマンドの出力結果

Starting Nmap 5.00 ( http://nmap.org ) at 2010-05-22 02:26 JST
Interesting ports on 172.16.73.1:
PORT   STATE SERVICE
22/tcp open  ssh

Interesting ports on 172.16.73.132:
PORT   STATE SERVICE
22/tcp open  ssh
MAC Address: 00:0C:29:xx:xx:xx (VMware)

Interesting ports on 172.16.73.254:
PORT   STATE    SERVICE
22/tcp filtered ssh
MAC Address: 00:50:56:xx:xx:xx (VMWare)

Nmap done: 256 IP addresses (3 hosts up) scanned in 4.67 seconds

172.16.73.254の方はVMWareのマニュアルにもありますが、"DHCP server"なので探していたのは172.16.73.132の方でした。

解決策

キーボードの入力が取れない問題はポピュラーらしく、googleで簡単に 解決策がみつかりました。

リンク先にあるように/etc/default/console-setupを編集するだけです。

編集前

...
XKBMODEL="SKIP"
XKBLAYOUT="us"
XKBVARIANT="U.S. English"
XKBOPTIONS=""
...

編集後

...
XKBMODEL="pc105"
XKBLAYOUT="us"
XKBVARIANT=""
XKBOPTIONS=""
...

オリジナルのページはUTF-8ですが、ヨーロッパ系言語にありがちな ""”" と微妙に違う文字になっています。

普通はviで開いて文字を打つと思いますが、もしそのままコピー・ペーストするのであれば気をつける必要があります。

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