2010/05/16

SDカードにnilfs2領域を作成した、その顛末

beagleboardに差しているSDカードに書き込み不可なブロックが出現したりしてファイルシステムが恐れてしまう現象が何回か発生しました。

そこで試験的にnilfs2な領域を作成して/home, /var, /usrにしたのですが、2週間ほど稼働した後に残念ながら書き込みができなくなりました。 最初はGCプロセスが動いていないのかなと思ったのですが、空きが十分ある状態で論理的な不整合が原因のようです。 使っていたSDカード(Panasonic 2GB Class6)自体には問題はないようで、ext3でフォーマットを再度行なって問題なく動いていました。

最終的には2GBでは空き領域が不足したので、 東芝の海外向けClass6 4GB SDカードを購入しました。 これをext3で60〜90%程度まで使って、データをUSBフラッシュメモリに退避するような使い方をしています。 1週間程度使ってみて特に問題は発生していません。

以前のカード(上海問屋オリジナル150倍速 2GB SDカード)は連続稼働して、おおよそ3週間程度で問題が発生しました。 東芝製の白SDカードはSLC NANDと言われているので、その通りであれば、今回は全体の容量も増えているので当分は様子をみる必要がありそうです。

経験的には Alixに使っているCFカード(ext3フォーマット)で問題が発生したのはMLCタイプのものだけです。 今回はSDカードでしたが、nilfs2に問題があったというよりも使い方に問題があったんだと思いますが、しばらくは無難にext3を使ってみます。

まぁSLC NANDフラッシュメモリを使ったSDカードが欲しいといった時に、明記されているのは トランセンドの150倍速SDカードぐらいですね。 過去にSLCであっても内部でRAID0のようなストライピングを行なうことも可能ですし、パフォーマンスをみてもたぶんSLCなカードとほぼ同じパフォーマンスだからSLCだろう、と判断することしかできないのが残念なところです。

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