Ubuntu 8.04に付属のfirefoxは3.0.17のままで、3.6の高速なレンダリングと比較すると少し物足りなく感じる場面が少なくありません。
そこで今回はfirefox 3.6が使えないか試してみる事にしました。
apt-get install時の注意
まず私が使っている環境は以前にもfirefox周りで試している事があるので、クリーンインストールした状態とは違うかもしれません。
以前の2つのビルドを試す前に導入したfirefox-3.6パッケージを削除する以外に、次のようにfirefoxパッケージも削除しておかないと問題が起こりました。
$ sudo apt-get remove firefox
Firefox 3.6 Daily-buildを試してみる
ubuntu geekのFirefox 3.6を参考に、家のメイン環境にFirefox 3.6を導入してみました。 記事は英語でも、無視して"For Ubuntu 8.04 (hardy) Users"から下に書かれている設定とコマンドをパチパチ打つだけです。
記事にはfirefox-3.6パッケージを導入していますが、ここではfirefoxパッケージを導入しました。
$ sudo apt-get install firefox
uimとの相性が悪いらしい
これを起動してもエラーメッセージが表示されてしまいます。
$ /usr/bin/firefox
Error: in unbound variable: uim-symbol-value-str
これを回避するためにGTK_IM_MODULE環境変数にscimを設定して起動するようにしています。
$ env GTK_IM_MODULE=scim /usr/bin/firefox
このまま使っても良かったのですが、daily-buildはビルドによって不安定になる可能性があるので少しだけ不安があります。
firefox-stableを導入
他に検索するとkarmic用に使えるリポジトリがあって、どうやらhardy用にもパッケージが準備されているようなので使ってみました。
apt-get用設定ファイルの追加
Ubuntu geekの記事でもそうですが、リポジトリの追加には/etc/apt/sources.listファイルを書き換えるようになっています。 しかし将来のアップグレードを考えると個別のパッケージ用の設定は/etc/apt/sources.list.d/ディレクトリ以下に個別にファイルを作成するのがお勧めです。
deb http://ppa.launchpad.net/mozillateam/firefox-stable/ubuntu hardy main
deb-src http://ppa.launchpad.net/mozillateam/firefox-stable/ubuntu hardy main
$ sudo apt-get update
firefox-3.6パッケージの導入
最初に書いたように前もってfirefoxパッケージを削除してから、firefox-3.6パッケージを導入します。
$ sudo apt-get install firefox-3.6
scimの使い心地
Ubuntu 8.04用のfirefoxは/usr/bin/firefox-3.0に3.0.17が残るので、 3.6を使うには/usr/bin/firefoxを起動するだけです。
SKKを使うためにuimを使っているのですが、freemindなどjavaと連携するところではscimよりも安定しています。uimが直接使えないのは残念ですが、いまのところscimで特に問題はないようです。
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