2009/12/05

東京散策

今回の旅行ではマイコミジャーナルの記事をみてJohn Squireさんの個展をにいってきました。 というか、原宿という街が自分に合うわけもない…。いたたまれなくなって明治神宮に逃げ込んできました。

さて別にファンっていうわけではないし、以前から注目していた人というわけでもない。 改めてYouTubeでいくつかライブ映像などを見たけれど、自分には合わない音楽だなと思いました。

それでも足を運んだ理由は単純にギターから絵に移っていったという経緯に興味をもったのと、インタビュー記事で率直に発言している様子に魅かれたから。

作品をみてタイトルとイメージが重なったものは多くはなかったけれど、心に残るものも何点かありました。それでも全般的には「やっぱり分からん」って感じでしたけど、好きな雰囲気で良い時間を過ごせました。

作品に付けられた値段はとても高いと思いましたが、好きな人が買えているのかが気になります。

ここからは、また別の話し…

そんなこんなで絵以外で印象に残っていたのが、片隅に置かれた古いiMacでのBBCインタビュー映像の一コマ。音楽を作っていた頃の話しの中で出た"de-construct"と"steal"という言葉。 文脈は関係なくて、この言葉が妙にひっかかっているんですよね。

一般的に音楽を分析的に扱えば似ている点は抽出できるし、 実際に一度コピーしてからメロディーやリズムをいじったのが分かるようなものも世の中には溢れています。

楽曲を分析して批評する人もいるけれど、時々手法が強引で、高次ではまったく違うものを低次に投影して同じといっているような違和感を感じる事があります。

作り手にしたら何がオリジナルなのか、その条件に悩むものなのかもしれません。 経験もなく無から何かを作るっていうのは有り得ない行為ですからね。

絵は有形なもので制約が強いように思えるけれど、無形な音よりも自由な世界なのかもしれない、そんな風に感じました。

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