RAID5構成を使ってきましたが書き込み時の体感速度に満足できなかったので、RAID1を構成する事にしました。
理屈ではRAID5の方が早いはずなんですけれど、PCIカード経由のSATAと、オンボードとはいってもRAID用チップのSATAを全部足してRAID5を構成していたので、どっかでボトルネックがあるんじゃないのかなぁと思います。
hdparmではそこそこの結果を出していたんですけどね。
普通のUbuntu 8.04 amd64版 DVDから起動したものの、GUIではRAIDは構成できないので text modeで作業を進めたりしたものの、どうしてもRAIDディスク/dev/md0を削除できなくなりました。
そこで再起動してLiveモードでUbuntuを起動するとX11が動き出します。
"Install"アイコンを選ばなければ、普通のUbuntuなので"Terminal"を起動し手動でRAIDを再度構成します。
まずmdadmコマンドが入っていないので、これを導入します。
$ sudo apt-get install mdadm
続いてfdiskを使ってパーティションを確認します。
$ sudo /sbin/fdisk /dev/sda
....
Command (m for help): p
/dev/sdbについても同様にどのパーティションのIdが"fd Linux raid autodetect"になっているか確認します。
この環境では/dev/sda2 /dev/sdb2のIdが"fd"でした。
もしこれまでRAIDを構成していなければ、こんな面倒なことはせずに最悪でもalternate CDからの導入で済んだんだろうなぁ。
DVDではなくて普通のCD-ROM版ではテキストモードがないので、"alternalte"版のCD-ROMを用意する必要があります。
次はUbuntu 6.06の時と同じようにmdadmを使ってRAIDを構成していきます。
$ sudo mdadm --create --verbose /dev/md0 --level=raid1 --raid-devices=2 /dev/sda2 /dev/sdb2
これで/dev/md0が構成されるのでファイルシステムを作成していきます。
$ sudo mke2fs -j /dev/md0
$ sudo tune2fs -c 0 -i 0 /dev/md0
ここで再起動を行ないテキストモードで/dev/md0を/にマウントして導入を進めました。
古いマザーボードでいまだにAGPなビデオカードを使っていたりするし、SATAは1.5Gbしかサポートされないので、良い環境ではないですが、とりあえず大きな違いではありませんが満足するパフォーマンスは出せそうです。
Software RAID5を構成した時のチャンクサイズが64kだったりしたので、こういったところも体感速度に影響を与えたのかもしれません。
今回、RAID1を構成する前にRAID0を試してみましたが、"apt-get update"を実行中にリセットボタンを押したところ、あっという間に/homeにマウントしていた/dev/md1が不整合を起してしまいました。
RAID0を使うならRAID1+0じゃないとだめかなぁといったところです。
ああ、でもRAIDコントローラーが違うからRAID0+1で構成しないとあぶないかなぁ
RAID1+0にしておくとそれぞれのRAID1に1台づつ計2台が壊れても大丈夫だけれど、
RAID0+1だと1台までの冗長化しか取れないんだよなぁ。それでもコントローラーが壊れたりカードが不調になったりする可能性を考えればましかなぁ。
いやいや新しいマザーボードの購入を真剣に検討しましょう。