2006/10/28

2回目

今日は一日のんびりと過ごした。
隔月刊になったJava Worldを買うついでに日経コンピュータを買ってきた。 今月号は富士通、日立、IBMなんかの2010年に向けての戦略が載っていた。

IBMがバンガローに注力する発言をとりあげて、インドへの高額の投資を上げて「日本軽視か?いやフラット化だ」というところがあった。

インドの方が問題解決に当る知識はあるかもしれないけれど、この業界にいると感じるのはIT以外の部分での日本人のもの作りに対する品質って、職人気質の成せる業なのに、そういう人って少ないよねっていうこと。

ITエンジニアとかSEとかって肩書きが付く人って、ITに対する興味もない、本も読まない、Googleで目的に対する回答をみつけて試してみる、っていう職人とは縁遠くて、どちらかというと本来職人に仕事を発注する立場のような物の見方をする人が仕事をしているケースがほとんどなんじゃないかなと思う。
で、開発者は下請けの仕事の品質やまとまっていない仕様の再調整に苦労した上に、自分の能力がアピールできていないってところかな。

まぁSEに限らず若い子たちはゲームと同じ感覚で仕事をしているっていうのかな。 Googleで見つからないと仕事にならないというか、自分で方法を作りだせないというか。
それでもいいんだけれど、プロ意識っていうか、自分の努力に対する自分の評価がプラスになっているっていうか、悔いが残らないようなら。でもそういうメンタリティだと悔いとかって感情がないんだろうな。

仕事自体に対する実体をもった感覚が自分の中にないんだものね。 どこか遠い世界のできごとというか。

まぁITの業界はインドに世界はシフトしていくだろうけれど、日本が復活するポイントがあるとすれば職人気質な仕事を大勢でできるかどうかかな。 世間知らずなSEが増えると「自分の仕事ちゃんとやっています」な自分の仕事のレベルが世界からみてどんなところかわかっていないっていうか、わからないでよしとしているところが痛いのかなぁ。

  • 今日の歩数: 7991歩

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