RHEL4を使っていて、Gnomeに相当飽きてきたので、よせば良いのにfvwm 2.4系を導入してみた。
まぁmwmを試したけれど直系のopenmotifベースなので、lesstifにある仮想デスクトップが使えず、Meta+ShiftキーとFunctionキーを駆使してみたのの、仮想デスクトップがない事に挫折した。
lesstifを入れるのは止めて、fvwm-2.4.20のsourceに含まれているspecファイルを元にRPMを手元で作ってから導入したものの、昔使っていた設定ファイルは1.24rだったのでそのまま使えず、作り直すのが大変だった。
「だった」というか今でも作成中だけれど、system.fvwm2rcから不要な個所を削って、自分が使うFvwmPagerやらSCIMやらはNoBoarder,NoHandle、ウィンドウはDeskTop内部のWindowだけでMeta+TabでCirculateしたりする。
Meta+Control+Right-KeyでDesktopを移動できるのは、やはり便利だ。
苦労した割に動き自体はだいたいGnomeのデフォルトと似たような挙動だけれど、画面を最大限使えるところや、細かいところを自分好みにできるところは、時間の浪費という点と、コンピュータを使ってやろうという意欲を刺激する点で、いったいどうなんだろう。
日本語の入力は最近は資料も多いし、自分の使っている範囲なら、
XMODIFIERS=@im=SCIM
GTK_IM_MODULE=scim
ぐらいの設定を~/.xinitrcに入れれば足りてしまう。
近頃は xset やら、xsetroot やら使う事があまりなかったので懐しいかったけれど、たまにはこういうのも良いかな。xclockは適当に置いてから、xwininfoでgeometryを測って.fvwm2rcのInitFunctionに書いたりしている。普通にlinux入れて、gnome使ってという感じだと、こういうX11やcontribに含まれているようなレイヤーのプログラムって使わないんだろうな。
いまデスクトップを飾っているxclockやxeyesをジョーク以外で実用として使う機会はどんどん減るだろう。
NetNewsからゲームのアーカイブをダウンロードしてきて、uudecodeでtarballを作って、コンパイルして、ってそんな事が懐しいな。
でもコンピュータのパワーを自分のものとして活用できているか、何か効率よく処理できるようになったか、これを利用して創造的に生活しているか、そう考えると、コンピュータで遊んでいた頃からそんなに遠くには来ていないのだと思う。
30歳を越えてしばらく経つし、短い人生の中で道具をどう使っていくのかはちゃんと考えないといけないよなぁ。
やっぱりExcelやWordのような形のデータになった時点で何かが死んでいくような気がする。 Googleは埋もれた情報を探し出す事に長けているけれど…、それは問題を解決しているわけではないのだろう。